本文
※注意事項
ここでは取組例の概要を掲載しています。詳細については、「 岡山県における気候変動の影響と適応への取組 [PDFファイル/908KB]」を御覧ください。
問い合わせ先については、ページ下部の「関連リンク」を御覧ください。
気候変動の影響とは言い切れないものの、全国で熱中症搬送者数の増加が確認されています。
(岡山県は平成27年以降、熱中症搬送者数が毎年1,000人を超え、また、都道府県別人口10万人当たりの熱中症搬送者数が全国上位であることが多い。)
参考:総務省消防庁 熱中症情報
熱ストレスによる死亡リスクの増加が予測されています。
熱中症搬送者数は、21世紀末において、ほぼ全県で20世紀末に比べ2倍以上になるという予測があります。
熱中症予防についてのホームページ等を通じた普及啓発、注意喚起を実施しています。
熱中症にご注意ください!(健康推進課)
また、各学校等に対し、熱中症予防の取組の推進や教員研修への組込等を行っています。
農林作業従事者に対しては、作業中の熱中症対策の呼びかけを行っているほか、林業労働の安全・安心を確保するために熱中症予防用品の導入を支援しています。
〇 全国的な取組
熱中症警戒アラート(環境省 熱中症予防情報サイト)
「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。
みんなの適応 A-PLAT+(国立環境研究所(気候変動適応センター)
暑さ指数(WBGT)や、気候変動適応に関する情報などを、スマホで 手軽に確認することができるアプリです。
暑さ指数(WBGT)に関するデータは、暑さが気になる季節、「環境省 熱中症予防情報サイト」データ提供期間中(毎年4月下旬から10月末頃まで)、最寄りの地域の数値が表示できます。
また、イラスト入りのわかりやすい解説で熱中症対策や、気候変動適応に関する基礎知識が楽しく学べます。
(画像出典 気候変動適応情報プラットフォーム)
デング熱等を媒介する蚊(ヒトスジシマカ)の生息域は東北地方北部にまで拡大しています。
デング熱:急激な発熱で発症し、発しん、頭痛、骨関節痛、嘔吐などの症状が見られる。通常、発症後2~7日で解熱し、発しんは解熱時期に出現する。
(画像出典 気候変動適応情報プラットフォーム)
今後、気候変動の影響により、ヒトスジシマカの生息域がさらに北上するおそれがあります。
ただし、生息域の拡大が直ちに、デング熱等の疾患の発生数の拡大につながるわけではありません。
・蚊の防除の方法を示した蚊防除対策ガイドラインを作成し提供しています。
蚊防除対策ガイドライン(健康推進課)
・蚊が媒介する感染症に関する注意喚起やその他の感染症に関する情報を発信しています。
蚊が媒介する感染症に注意しましょう(感染症情報センター)
(画像出典 気候変動適応情報プラットフォーム)
・気温上昇による生成反応の促進等により、粒子状物質を含む様々な大気汚染物質の濃度が変化しているという報告があります。
・全国的に、光化学オキシダントの濃度は上昇傾向にあります。
全国の光化学オキシダント(昼間の日最高1時間値)の年平均値の推移
気温上昇による粒子状物質や、光化学オキシダントの濃度上昇に伴う健康被害の増加が想定されます(ただし、今後の大気汚染レベルに大きく左右されるため予測は困難です。)
・光化学オキシダントや粒子状物質の濃度の常時監視を行っています。
岡山県の大気環境の状況(環境管理課・環境保健センター)
・濃度レベルに応じた光化学オキシダント注意報等の発令を行っています。
大気汚染防止夏期対策(光化学オキシダントについて)(環境管理課)
・協力工場への光化学オキシダント原因物質の削減要請を行っています。
気候変動の影響への適応全般に関すること 気候変動の影響への適応(脱炭素社会推進課)
熱中症及び感染症対策に関すること 健康推進課
学校安全に関すること 保健体育課
農作業安全に関すること 農産課
林業労働に関すること 林政課
熱中症による救急搬送者数に関すること 消防保安課
感染症の発生動向調査に関すること 感染症情報センター
大気の環境保全対策に関すること 環境管理課