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岡山県における気候変動の影響と適応への取組(農業、森林・林業、水産業)

印刷ページ表示 ページ番号:0767974 2022年4月1日更新/気候変動適応センター

※注意事項

 ここでは取組例の概要を掲載しています。詳細については、新エネルギー・温暖化対策室が作成した「岡山県における気候変動の影響と適応への取組 [PDFファイル/908KB]」を御覧ください。

 問い合わせ先については、ページ下部の「関連リンク」を御覧ください。

 農林水産総合センターでは、気候変動に関する様々な情報を共有し、効果的に対策の検討を進めるため、岡山県農林水産業温暖化対策研究チームを設置しています。

 チームがこれまでに取り組んだ主な調査や研究成果については、下記の農林水産総合センターのページを御覧ください。

農林水産分野における温暖化対策研究の取組について

農業

気候変動影響の現状

 農業では、夏期の高温により、水稲の白未熟粒発生、ももやトマトの果肉障害、ブドウの着色不良など、農産物の品質が低下することがあります。また、暖冬の年には、作物の生育が進みすぎ、春先に晩霜害が発生することもあります。

 畜産業では、暑熱により、飼料摂取量が減少し、家畜の生産量が低下するなどの影響がみられます。

影響の将来予測

 農業で異常気象による品質低下や生産量減少などの発生頻度が高まることが懸念されます。

 畜産業で、暑熱により、生産量が低下する地域が拡大し、低下の程度も大きくなると予想されています。

 適応に係る取組

 水稲、トマトでは高温に強い品種の選定や栽培法の開発・普及、ももでは寒さに強い苗や品質低下を抑制できる果実袋の普及、ブドウでは安定して着色する技術の開発などに取り組んでいます。

水稲の画像です。ももの画像です。ブドウの画像です。
(左から 水稲、もも、ブドウ) 

 また、肉用牛では、気化式冷却装置、ヒートポンプ、遮熱塗料など、新たな技術を用いた暑熱対策を推進しています。

肉牛の暑熱対策のイラストです。

(画像出典 気候変動適応情報プラットフォーム)

森林・林業

気候変動影響の現状

 短時間豪雨等の発生頻度が増加傾向にあることに伴い、山地災害の発生リスクが顕在化しています。

影響の将来予測

 地球温暖化による森林の植生の変化などが懸念されます。

適応に係る取組

 「伐って・使って・植えて・育てる」林業サイクルを循環させるため、再造林に適した早生樹の選抜や、花粉症対策品種の種子生産に及ぼす影響について調査・研究を進めています。

水産業

気候変動影響の現状

 海水温の上昇等により、水産動植物の分布の変化やノリの生育不良等がみられます。

影響の将来予測

 魚種組成の変化やノリ養殖の生産不調等が長期にわたり継続するおそれがあります。

適応に係る取組

 ICT技術を活用した海域環境の予測技術の開発に取り組んでいます。

 また、漁場環境と漁獲量、ノリの生育状況等を把握するモニタリング調査を行っています。

関連リンク

気候変動の影響への適応全般に関すること 気候変動の影響への適応(新エネルギー・温暖化対策室)

農産物の生産振興や農業普及指導に関すること 農産課

農産物の栽培技術開発に関すること 農林水産総合センター農業研究所

酪農及び肉用牛の生産振興施策、改良増殖に関すること 畜産課

家畜及び家畜排泄物の管理技術に関すること 農林水産総合センター畜産研究所

林業経営や林業技術に関すること 林政課

森林の整備に関すること 治山課

育林育種技術に関すること 農林水産総合センター森林研究所

海面及び内水面漁業の振興に関すること 水産課

水産資源の持続的利用と健全な増養殖の振興に関すること 農林水産総合センター水産研究所