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古代吉備を探る3

更新日:2019年10月15日更新

「古代吉備を探る3」のご案内

  

 自然を切り拓いて造営した居住地や耕地、墓地などが埋没して地中に残された遺跡。各時代の人々の営みを伝えるこれらの遺跡は、過去の歴史を理解する上で欠かすことのできない存在です。こうした遺跡では時として自然災害の痕跡が見つかることもあり、現代を生きる私たちへの重要なメッセージとなっています。

 「古代吉備を探る3 自然環境と考古学」は2012年から2014年にかけて連載しました。恵みを受ける一方で災害をもたらす自然との関わりについて、センター職員が埋蔵文化財や文献史料をもとに紹介しています。

 

目次

 
タイトル 時代 著者

鉄穴流しによる地形改変

近世・近代

上栫 武

治水 百間川と二の荒手

近世 團 奈歩

洪水の復旧作業 「天地返し」

近世

氏平 昭則

大地に刻まれた原風景

古代 松尾 佳子

馬とまつり

古代 渡邉 恵里子

山をひらき「山」をつくる

古墳時代 中原 香織

弥生・古墳時代の洪水痕跡が
語りかけるもの

弥生・古墳時代 河合 忍

土への挑戦

弥生・古墳時代 金田 善敬

焼け落ちた住居からわかること

弥生・古墳時代 澤山孝之

「晴れの国」の塩作り

弥生・古墳時代 小林 利晴

人と生き物たちの水田

弥生時代 岡本泰典

平原から海へ-瀬戸内海の形成

旧石器・縄文時代 杉山 一雄

空から「灰」が降ってくる

旧石器時代

小嶋 善邦

自然への挑戦の武器
-治水遺構からの雑感-

柴田 英樹

噴砂〈ふんさ〉の記憶

物部 茂樹