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貝塚

更新日:2019年9月25日更新

遺跡紹介コーナー

遺跡紹介コーナー 〈貝塚〉

彦崎(ひこざき)貝塚 岡山市南区灘崎町彦崎

 彦崎貝塚では発掘調査が何度もおこなわれ、縄文(じょうもん)時代前期<約6,000年前>には約100mの大きさに広がる西日本最大の貝塚がつくられ、縄文時代晩期<約3,000年前>まで続いていることがわかりました。  
 彦崎貝塚では、貝がらや動物の骨などといっしょに、縄文土器や石器、貝や骨でつくった腕輪(うでわ)やペンダントなどいろいろなものが見つかっています。また、たくさんのお墓から人の骨も多く見つかっています。

上から見た彦崎貝塚
現在の彦崎貝塚を上から見たところ。彦崎貝塚は写真中央あたりにあります。(岡山市教育委員会提供)

縄文時代の墓
縄文時代中期<約5000年前>の丸く掘られたお墓。葬(ほうむ)られていたのは女性でした。(岡山市教育委会提供)

イノシシの牙でできたペンダント
イノシシの牙(きば)でつくられたペンダント
(岡山市教育委員会提供)

いってみよう

  • JR宇野線彦崎駅から徒歩5分

津雲(つくも)貝塚 笠岡市西大島

 津雲貝塚は、笠岡市西大島にある縄文(じょうもん)時代終わりごろ<約3,500年前>の貝塚です。貝塚とは当時の人々が食べた貝や動物の骨、こわれた土器や石器などを捨てた場所のことをいいます。
 この貝塚からは貝や縄文土器以外にも、たくさんの人の骨が見つかっています。このうち大人の骨では、前歯が何本かぬけていることがわかりました。当時は成人式など、特別な時に歯をぬくならわしがあったようです。

津雲貝塚の様子
津雲貝塚の様子

見つかった人骨
見つかった人の骨(笠岡市教育委員会提供)

いってみよう

  • JR笠岡駅から井笠バス「大島小学校前」バス停で下車、徒歩5分。

門田(かどた)貝塚 瀬戸内市邑久町尾張

 門田貝塚は弥生時代前期<約2,300年前>の貝塚です。これまでに何度も発掘調査がおこなわれていて、ハイガイ・カキ・シジミなどのたくさんの貝がらが見つかりました。いずれも弥生時代の人たちが貝を食べた後に捨てたものです。他にもイノシシやシカなどの骨、多くの土器や石の道具も見つかりました。  
 また、貝塚のまわりでは弥生時代後期<約1,900年前>の塩づくり用の土器なども見つかっています。  

門田貝塚の様子
現在の門田貝塚の様子。貝塚のほか、竪穴住居(たてあなじゅうきょ)も復元されています。

復元された貝塚
復元された貝塚のアップ。白く見えるのが貝がらです。

いってみよう

  • JR赤穂線邑久駅から南東へ約300m、徒歩約5分。岡山ブルーライン邑久ICから車で約10分。
  • 現在、門田貝塚は国の史跡に指定され、「門田貝塚史跡公園」として整備されています。公園では貝塚や竪穴住居が復元されています。

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