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「吉備の考古学講座 第1回」を開催しました!
8月30日(土曜日)に岡山県立図書館において、令和7年度第1回目の「吉備の考古学講座」を開催しました!
岡山県立図書館と古代吉備文化財センターが連携し、年に2回開講しているこの講座。今年度の第1回は、“弥生時代の糸づくりと祈り”をテーマとして、「糸を紡<つむ>ぐ-県内の出土品からわかること-」・「※諸説あります!分銅形土製品」の2本の講演を行いました。
具体的な用途や使用方法があまり知られていない紡錘車や分銅形土製品。團奈歩総括副参事は、紡錘車を使った糸紡ぎの実演動画で古代の糸の作り方を分かりやすく説明し、実用品と祭祀用の材質による使い分け方についても解説しました。また、柴田英樹次長は、分銅形土製品の用途や施されている顔面表現について、諸説や持論を分かりやすく説きました。受講者の皆さんは、それぞれの講演に理解や関心を深め、今後の研究に期待してくださっているようでした。
9月3日(水曜日)からは、連携展示「発掘された注目の埋蔵文化財」と題して、「吉備の考古学講座」に関連する出土資料を県立図書館2階閲覧室にて展示しています。講座について一層の理解を深めていただける展示となっております。展示期間は9月28日(日曜日)までです。
関連図書とともに、ぜひ御観覧ください!
岡山県立図書館の連携展示ホームページは下記リンクからどうぞ。
→岡山県立図書館連携展示「吉備の考古学講座 関連展示『発掘された注目の埋蔵文化財』」
<写真>團総括副参事の講演の様子
<写真>柴田次長の講演の様子
<写真>展示準備の様子
<写真>ここで連携展示「発掘された注目の埋蔵文化財」、やってます!(図書館2階閲覧室)