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中津<なかつ>遺跡 倉敷市玉島黒崎

更新日:2025年7月25日更新

その1(令和7年7月25日更新)

 昨年度に引き続き、今年も6月から水島港唐船線改築工事に伴い、倉敷市玉島黒崎にある中津遺跡の発掘調査が始まりました。調査地は、縄文時代の貝塚<かいづか>である中津貝塚の北側にあたります。これまでの周辺の調査では、土器や石器の他、屈葬<くっそう>された人骨も出土しており、この付近では縄文時代から人々が生活を営んでいたことが分かっています。

 昨年度の調査区では、縄文時代の貝層や中世の掘立柱建物<ほったてばしらたてもの>の跡が見つかりました。今年度の調査区は、昨年度の調査区の西側に位置しており、現在掘削中の地表から70cm下の面では、縄文時代から中世の土器片が多く出土しています。今後の調査で何が見つかるのか、次回の報告をご期待ください。

中津遺跡の調査風景
<写真>調査風景(北西から)

中津遺跡_土器検出状況
<写真>土器検出状況(西から)