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酒津<さかづ>遺跡 倉敷市水江・酒津

更新日:2025年5月22日更新

その1(令和7年5月22日更新)

 令和4年12月から開始した高梁川河川整備事業に伴う酒津遺跡の発掘調査は、今年で4年目に突入します。

 昨年度までの調査で、酒津遺跡が縄文時代草創期(約1万6千~1万1千年前)まで遡ることが明らかになり、長きにわたってこの場所で人々の暮らしが営まれていたことがわかってきました。酒津遺跡は縄文時代から江戸時代に至るまで各時期の遺構・遺物が順に堆積している状況が確認できる非常に重要な遺跡です。

 現在の調査は5月で終了し、出水期が明けた10月から調査を再開する予定となっています。この4・5月は遺跡の広がりの正確な把握と縄文時代の掘り下げを進めました。年々その全貌が明らかになる酒津遺跡。岡山県の歴史を塗り替えうる新たな発見の数々に、調査員一同、期待に胸を膨らませています。新たな調査区ではどんな発見があるのか!皆さまも次回の報告をお楽しみに!

高梁川中州の調査風景
​中州の調査風景と笠井堰(南東から)

酒津八幡山を望む調査風景
​酒津八幡山を望む調査風景(南から)