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開所40周年記念 夏休み企画☆ワクワク古代体験!を開催しました!

更新日:2024年8月28日更新

 7月30日(火曜日)から8月2日(金曜日)に、人と科学の未来館サイピアで開所40周年記念夏休み企画☆ワクワク古代体験!を開催しました。鏡づくり・勾玉づくり体験や、弥生土器の立体パズルのほか、会場周辺にある伊福定国前(いふくさだくにまえ)遺跡の土器の展示と、倉敷市の南山城跡(みなみやまじょうあと)に関する展示を行いました。

 古代体験では、センター職員による勾玉や鏡の解説の後、体験に取り掛かりました。勾玉づくりでは見本を参考にしながら石を削り、紙やすりや新聞紙で表面を磨いてピカピカの勾玉を作りました。鏡づくりでは実際に溶かした金属を鋳型に流して鋳造し、鏡の表面を磨きました。鋳型から取り外す瞬間や鏡面を磨いて自分の顔が映った瞬間に参加者から歓声が上がりました。

 弥生土器立体パズルは子どもから大人まで幅広い年齢層の皆さまに楽しんでいただきました。この立体パズルは実際の弥生土器と同じ大きさで、参加者の方からは「組み立てると意外と大きくて驚いた」というような感想もいただきました。

 また、今年度は当センター開所40周年を記念して、実際に勾玉で使われた石材の標本の展示を特別に行いました。石材を観察した皆さんからは、「色々な種類の石が勾玉に使われているということを知ることができてよかった」といった感想をいただきました。また、ワクワク古代体験!の勾玉づくりでは滑石(かっせき)という石を使用していますが、勾玉石材の中でも軟らかく削りやすいものであることに、「あんなに削るのが大変だったのに…」と驚いている方が多くおられました。

 期間中は大変暑い中でしたが、多くの方に足を運んでいただきました。ありがとうございました。

鋳型に注ぐ様子      鏡に顔が映るかな?
溶かした金属をこぼさないように鋳型に注ぎます       鏡に顔が映るかな?(鏡づくり)
(鏡づくり)

しっかり勾玉を削っている様子      形を確認しながら勾玉の形を整える
石を削って綺麗な勾玉の形にしていきます           しっかり形を確認!(勾玉づくり)
(勾玉づくり)

弥生土器立体パズル      勾玉標本展示の様子
どの破片が組み合うのかドキドキ!             ヒスイ・碧玉(へきぎょく)・メノウ・
(弥生土器立体パズル)                  水晶・滑石なども展示しました