ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップ 新着情報 > 新着情報 > 令和5年度企画展2「岡山県の刀剣-刀剣が語る古墳時代-」展示替えのお知らせ!

本文

令和5年度企画展2「岡山県の刀剣-刀剣が語る古墳時代-」展示替えのお知らせ!

更新日:2024年2月2日更新

鹿角装担当の写真です。 

 岡山県古代吉備文化財センターでは、現在企画展「岡山県の刀剣―刀剣が語る古墳時代―」を開催しています。本展は、14県共同調査研究事業「古墳時代の刀剣類」の成果を紹介し、刀剣から分かる岡山県の歴史について紹介するものです。この度、資料保護のため写真パネルで展示している桑山(くわやま)3号墳出土鹿角装短刀(ろっかくそうたんとう)について、期間限定で実物を展示いたします。​

 桑山3号墳は当センターが令和元年度に発掘調査を行った古墳時代後期(6世紀中頃)の直径約10mの古墳です。この古墳では2回の埋葬が確認され、鹿角装短刀は古墳の築造と同時に造られた箱式石棺(はこしきせっかん)で見つかりました。石棺内には2~4歳の子どもの人骨が見つかり、鹿角装短刀2点や鉄鏃(てつぞく)束、たくさんの玉類(たまるい)など豪華な品々が納められていました。鹿角装短刀は岡山県内では珍しく、子どもの埋葬に多くの副葬品(ふくそうひん)が伴う例は全国的にも極めて少ないため、古墳時代の子どもの地位や集団のあり方を考える上でとても重要な発見といえます。

展示期間

​令和6年2月10日(土曜日)~2月25日(日曜日)
 午前9時~午後5時
 (土日祝も開館)
 ※資料保護のため、展示期間が短縮される場合があります。

展示場所

岡山県古代吉備文化財センター1階展示室(企画展コーナー)
岡山市北区西花尻1325-3​

※企画展のについての詳細はこちらのページからご覧ください。