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令和7年度講演会「考古と民族からみた“ものづくり”」を開催しました!

更新日:2026年3月10日更新

 2月28日(土曜日)に岡山県立美術館で、深澤芳樹先生(元奈良文化財研究所副所長)、上羽陽子先生(国立民族学博物館教授)をお招きし、令和7年度講演会「考古と民族からみた“ものづくり”」を開催しました。
 深澤先生からは「弥生人のものづくり」と題し、翡翠勾玉、糸と機織り、盾、そして稲作について、幅広い考古学的な視点から御講演を賜りました。日本列島や中国各地の発掘調査成果や文献資料の解説しながら、その特徴や弥生時代の色彩、植物利用のほか、ものづくりからみえる自然環境と人間との関係性についても話題にあげられました。
 上羽先生からは「人類と線状的道具-編み材と結束材に注目してー」と題して御講演を賜りました。インド北東部アッサム地域でのタケ利用やインドネシアの西ティモールでの植物利用を紹介しつつ、現地で収集された民族資料を用いながら民族学からものづくりへのアプローチについて明快にお話いただきました。また、身近な植物から生み出される道具を研究する上での難しさについても触れられました。
 座談会では、考古学と民族学の視点からものづくりについて意見交換していただきました。和やかな雰囲気のなか、両先生ともにユーモアに富んだお話をされ、会場内からは笑いが起こる場面もありました。参加者の皆さんからは「考古学だけでなく、民族学という新しい視点からものづくりについて考えるきっかけになった」などの感想をいただきました。

深澤芳樹先生ご講演の様子
深澤芳樹先生

上羽陽子先生
上羽陽子先生

座談会の様子
座談会の様子