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航空隊の操縦士として

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ヘリコプター操縦士を志望した動機

 私は、発生後間もない東日本大震災の被災地で、行方不明者のご遺体を発見するたびに、生きているうちに救助できなかったという無念さがこみ上げ、無力感がつのる日々を送っていました。

 そんな折、航空隊が操縦士を募集しているという話を聞き、「ヘリコプターであれば、その機動力を生かして、初動対応に必須の情報収集や地上からでは困難な被災者の救助などを行うことで、多くの人命を救うことができる。」と考え、操縦士の道を選びました。

現在の具体的な仕事内容

ヘリ2ハンドシグナルを送る様子

 航空隊の任務は、大別して三つあります。

 第一に、山や海等で遭難したり災害等に巻き込まれて行方不明になっている人を捜索、救助することです。

 第二に、空から県内全域のパトロールを行い、事件が発生した時は地上の捜査員と連携して、逃走被疑者を追跡・検挙などに当たることです。

 第三に、捜査に必要な事件現場の映像を写真やビデオで撮影したり、災害等が発生した時に、現場の状況を高性能のテレビカメラで撮影し、警察本部や各警察署にリアルタイムの映像を送信したりするなど情報収集を行うことです。

仕事のやりがい及び今後の目標

ヘリ3

◇やりがい

 この仕事の魅力は、自分の持っている技術を活かして、岡山の安心・安全に貢献できるという点です。

 犯罪や事故が発生した時に、上空からの支援が成果につながることも多く、災害発生時の情報収集、救助活動などでも、ヘリコプターは欠かすことのできないツールとなっています。県警ヘリコプターの活躍する場は今後ますます増えていくことが想定されており、その最前線に身を置けることはこの上ない喜びです。

◇今後の目標

 最近では、過去に類を見ないような大規模な災害が毎年のように発生しています。
 災害発生時に、ヘリコプターの性能を最大限に発揮し、被害を最小限に止め、一人でも多くの人を救助することを目標に、現在訓練に励んでいます。