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在外公館での勤務

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海外勤務を志望した動機

 平成18年から21年までの3年間、警察庁に出向し、国際捜査部門で勤務しました。その間、頻繁に海外出張の機会があり、その際には、外務省に出向して現地大使館で勤務されている警察出身者と会う機会も多くありました。その方々から色々な話を聞くうちに、大使館での仕事に興味を持つようになり、また、もともと「学生時代に学んだ英語を仕事で生かしたい」という思いを持っていたこともあって、海外勤務を志望しました。

在外公館での具体的な活動内容

 警察庁への出向の後、平成21年から24年までの3年間、外務省に出向し、海外の日本大使館で勤務しました。

 大使館では、関係機関とのやりとりや現地報道を通して情勢を把握し、それらを踏まえて現地で生活されている日本人や大使館の安全対策を講じるといった業務に従事していました。

 現地では従来から、日本人観光客がスリの被害に遭うケースが非常に多かったのですが、加えて私の在任中には、日本人観光客が偽の警察官に声を掛けられ、所持品検査と称して財布の中身を見せるよう要求されてクレジットカードを抜き取られ、巧みにクレジットカードの暗証番号を聞き出されて現金を引き出されるという被害が多発しました。このような被害を防止すべく、現地の警察と協力して注意を呼び掛けるチラシを作成するといった業務にも当たりました。

 

今後の目標

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 海外勤務を通じて得た貴重な財産は、日本という国を外から見ることで、日本という国の素晴らしさを実感できたこと、そして、その素晴らしさの一要素である「世界に誇る治安の良さ」を担う警察組織の一員としての矜持を強く持つことができたということだと思っています。

 今後は、日本の良好な治安水準の維持に全力を傾ける警察官という職の使命や素晴らしさを、次代を担う方々に語り継いでいきたいと思っていますし、若い方々には、臆することなく海外に出ていってほしいと思います。