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平成27年度研究テーマ

戦略的基盤技術高度化支援事業

金属・加工グループ

極短パルスレーザーとめっきによるパワー半導体ガラス基板のマスクレス配線工法開発

ガラス表面にめっき皮膜が形成でき、一定の密着力が得られるレーザ加工条件およびめっき条件を確立した。また、レーザ加工条件およびめっき条件の最適化により、目標である温度サイクル試験100サイクルをクリアできた。

化学・新素材グループ

バイオマス分解酵素の大量生産を可能とする固体培養技術の実用化開発

無通風式箱培養を採用した撹拌可能とする固体培養装置小型試験機を考案・開発した。また、野生株を用いた試験培養において、無通風式箱培養を採用することで均一な品温と水分状態を実現できた。

地域イノベーション協創プログラム補助金(ものづくりネットワーク形成支援事業)

金属・加工グループ

直接通電加熱式ホットプレス技術の高度化による高強度な自動車衝突安全部品の省エネ・低コスト実現

高いエネルギー効率と生産速度を特徴とする直接通電加熱式ホットプレス技術の適用部品拡大を目的に、鋼板の形状に依存しない自動車用高強度部品の加熱・加工技術を検討した。その結果、湾曲した弓状鋼板を使用した均一加熱・高精度プレス成形技術を確立し、材料特性(強度および金属組織)について目標値を達成することが確認出来た。

きらめき岡山創成ファンド支援事業

化学・新素材グループ

微生物変換による未利用資源オリーブ葉からの高機能性素材の開発

大量の変換反応には変換活性を有する菌体を調製する必要がある。そのために必要となる黒色酵母の基本的な培養条件とその菌体の調製条件を明らかにした。

金属・加工グループ

コバルト-クロム合金の熱間型打ち鍛造における加工率と再結晶の高精度制御による高信頼性人工股関節製造技術の開発

コバルト-クロム合金製人工股関節 (ステム) の製造に必要な鍛造プロセスの開発にあたり、熱間型打ち鍛造における変形挙動ならびに微細構造の変化について調査した。丸棒試料の鍛伸を対象に、鍛造予備加熱温度ならびに1打撃あたりの加工率を制御する事で、欠陥の発生ならびに結晶粒の粗大化を抑制する事が可能となり、ステムの製造に必要とされる基礎的知見が得られた。

岡山バイオマスイノベーション創出補助事業

化学・新素材グループ

真庭ヒノキから製造したリグノセルロースナノファイバーの工業利用技術の開発

真庭ヒノキからリグノセルロースナノファイバーを生産するための超微粉砕機の改良を行い、生産効率を向上させた新型超微粉砕機を作製した。真庭産ヒノキから製造したリグノセルロースナノファイバーの工業利用を検討した。

岡山バイオマスイノベーション創出補助事業

高分子グループ

セルロースナノファイバー添加ゴム製品の多用途展開の開発

バイオマス素材であるセルロースナノファイバー(CNF)をゴムに添加して均一に分散・複合化する技術の開発に取り組むとともに、CNFを複合化したゴムの多用途展開に向けた各種成形品の試作を行い、その可能性といくつかの課題を見い出した。

特別電源所在県科学技術振興事業

高分子グループ

洗浄・殺菌用薬剤に対する耐久性に優れた高分子材料の開発

食品・医療分野の殺菌・洗浄操作で汎用される次亜塩素酸ナトリウム水溶液による高分子材料の劣化について、寿命予測手法を確立するとともに、耐塩素性EPDMの材料設計における従来の知見の誤りを修正し、効果的な劣化対策や材料開発に道筋をつけた。さらに、高分子材料のDLC被覆に取り組み、DLC皮膜がNaOCl水溶液に対する材料の耐久性を高めることを明らかにした。

基盤技術形成事業

高分子グループ

ゴム材料の断面作製方法に関する研究

ミクロトームおよびCPによりゴム材料の断面を作製し、原子間力顕微鏡(AFM)のフォースマッピング測定を行った。JKR理論による解析を行うためのプログラムを汎用性の高いEXCELで作成し、弾性率を算出した。その結果、CP加工によって作製したゴム材料断面は平滑性は高いものの、硬化劣化により高弾性率化し、ゴムととカーボンブラックの界面情報は消失した。AFM測定にはミクロトームによる断面作製が適していることが明らかとなった。

企業支援グループ

テキストマイニングを用いた特許情報の有効活用に関する研究

特許情報を企業の競争力強化に利用するための方法として、公開されている特許情報の文字データをテキストマイニング技術で分析するための、「データ抽出・変換ツール」を試作した。このツールを使用し、特許分析の手法として、「マクロ~ミクロ分析連携モデル」を提案し、セラミックス系企業の特許分析を対象として検証実験を行い、良好な結果を得た。

連携推進グループ

シールド評価技術の確立に向けた電磁界シミュレーション技術の習得

新規に導入した3次元電磁界シミュレーションシステムの基礎的性能評価を行った。シールド性能性能の評価において、解析解の存在する問題において計算精度が十分であることを確認した。また、想定される範囲の極端な形状での計算においても計算結果の破綻は見られなかった。

連携推進グループ

Unix互換小型ワンボード・マイコンを使用したLA支援ツールの構築

Processing(Java)を使用して、Raspberry Piのデバイスを直接コントロールするモジュールと、その操作や表示に必要なGUIモジュールの作成し、それらを用いてテストプログラムを作成した。これらの評価のために作成したGUIを含むテストプログラムは、簡易な記述で、比較的短時間に開発ができた。

連携推進グループ

水素および二次電池を用いた地産地消型エネルギーシステムの利活用に関する調査研究

県内の地域振興につながる地産地消型エネルギーシステムを形成するために、事業として継続可能なシステムの構築を模索した。持続性のある水素関連プロジェクトを推進するには、水素の利用と同時にエネルギーの有効活用を進めることが重要であると考えられる。

応用技術開発事業

計測制御グループ

振動特性計測技術の開発

モーメント印加装置によって構造物に印加する並進力についても、動特性を考慮したキャリブレーションを行い、本装置によって印加する並進力およびモーメントを正しく計測できる周波数帯域を確認した。本装置を用いて構造物の加振実験を行い、この周波数帯域において計測した構造物の振動伝達特性は信頼性があることを確認した。

実用化技術開発事業

化学・新素材グループ

食品製造環境の清浄化技術の高度化に関する研究開発

最も単純な形状である直管を評価対象に、EHEDG Doc.2に基づく洗浄性評価試験を実施し、以下のような要注意点を抽出した。

  • Oリングとこれに接するパイプ部は汚れの残留場所となるため、目的に応じた分解方法で検査する必要がある。
  • 付着汚れの不均一性が洗浄結果および検査結果に影響を与え得るため、汚染手順を規定すべきである。
  • 適正な評価を行うためには、適切な培養時間を設定し厳守することが不可欠である。

化学・新素材グループ

固体発酵技術の高度化と応用展開に関する研究開発

バッチごとに米粒上での生育の数値化を行い、製麹プロファイルとする評価技術を確立した。製造現場での製麹工程において、麹菌の生育を適切に管理制御するための客観的な作業指標とすることができる

粒子材料の高機能化・高精密化に関する研究開発

マイクロ空間反応場を利用して、ナノサイズの導電性粒子の合成条件を検討した。出発原料の種類、濃度、反応温度、pHを制御することにより、平均粒子径が約6nmで粒度均一性に優れた導電性酸化物粒子を合成することに成功した。

高分子グループ

複合化技術を用いた高分子材料の開発

異種材料の混入によるリサイクル製品の特性低下を防ぐ目的で、相溶化材の添加効果や加工条件を検討した。廃プラスチックとして排出されたポリエチレンとポリエステルとの複合化では、相溶化材の添加と加工条件の最適化により材料中の微細な相構造が変化して耐衝撃性が向上した。

セルロース系素材を活用した環境対応型繊維製品の開発

インテリア用途として家具等に使用されているアバカ(マニラ麻)の染色技術に取り組み、染色浸透性の改良について検討した。その結果、アバカ前処理が染料浸透性を大きく向上させることを明かとし、環境への影響が少ない染色技術を確立できた。

金属・加工グループ

ドライプロセスの複合化によるトライボロジー特性の向上に関する研究

水素含有ダイヤモンドライクカーボン膜の膜質および成膜性の安定化,新たなプラズマ計測技術を開発した。レーザとPVDとの複合化処理により,金属基材上にトライボ特性を向上させた新規の表面構造を創製した。

表面制御技術を応用した金属加工製品の高付加価値化に関する研究開発

アルミニウム合金基板への電解すずめっきについて、めっき前処理に用いる亜鉛置換液の組成を調整する事により、低コストかつめっき膜の密着性に優れたプロセスを確立した。この技術は、銅製バスバーをアルミニウム合金に置き換え、省資源・軽量化を推進する際に有効である。

計測制御グループ

数値解析技術を用いた熱・振動・騒音対策技術の開発

エンジンなどの発熱源を含む機器の低騒音化と熱対策を両立する防音カバーについて検討した。カバー上部に設置する排熱を促進するための煙突構造を試作し、排熱性能や防音性能について実験的に効果を確認した。また、排熱のための空気取り入れ口を確保しつつ、音は通さない消音構造を組み込んだ防音カバーを試作し、高周波数で防音性能が向上することを確認した。

グリーンバイオプロジェクト推進事業

化学・新素材グループ

セルロース系バイオマスの微粉砕処理による繊維状粉体の開発

プラスチック・ゴム用のフィラー材としての応用を目指し、リグノセルロースナノファイバーの表面処理を行った。その結果、表面処理により疎水化されたリグノセルロースナノ繊維を試作することができた。

その他

企業支援グループ

備前焼を活用した新製品及び耐熱製品の開発

給食用食器備前強化陶土は、電気窯炉内酸化焼成緋襷であるため(緋襷の発色限度)1250℃(SK8)焼成した。発色には多少注意が必要になるが、肌触りは良いものができた。正確な強度試験ができていないため、大型の食洗機使用には多少不安があるが、従来の備前陶土よりは強度が増したと思われる。