オレオレ詐欺 ~警察官かたり~
県内では、主に他都道府県警察の警察官をかたるオレオレ詐欺を多く確認しています。
※中には、当県警察の警察官をかたる手口もあるので注意してください。
手口の紹介(一例)
某都道府県警察の警察官を名乗る者から電話があり、「あなたを事件で捜査していますので出頭してください。」と言われ、遠方のため出頭できないことを伝えると「通話アプリでも事情聴取が可能です。」などと言われ、SNSに誘導されます。
そして、SNSトークで逮捕状の画像を見せられ、さらには、ビデオ通話で警察官の制服を着た者が登場したり、警察手帳を見せられ、通話相手が警察官であることを信じさせられます。(※全て偽物です)
最終的に「あなたの口座にお金が振り込まれ、あなたがお金を受け取ったことになっています。」「口座にあるお金を調査します。」「調査後にお金を返還するので一旦警察の口座にお金を振り込んでください。」などと言われ、指定の口座に金銭を振り込まされます。
被害に遭わないための対策
● 相手の身元を必ず確認!
電話の相手が警察官を名乗った場合、所属(警察署名)、担当課・係名、氏名を必ず確認し、自ら相手が名乗った所属の電話番号を調べてから電話を掛けて問い合わせるなどして事実を確認してください。
● SNSでの事情聴取は注意!
警察がSNSで事情聴取すること、逮捕状や警察手帳等を提示することはありません。これらが行われた場合、SNSの相手は詐欺犯人です。
還付金詐欺
県内では、市役所職員、年金事務所職員などをかたる還付金詐欺を多く確認しています。
手口の紹介(一例)
市役所健康保険課の職員を名乗る者から「介護保険料の還付金が○万○千円あります。」「手続きをするので利用口座の金融機関を教えてください。」などと電話が掛かってきます。
続いて、市役所健康保険課の職員を名乗る者に答えた金融機関の職員を名乗る者から電話が掛かってきて「還付金の手続きを行いますのでATMに行ってください。」「到着したら手続き方法を教えるので×××-××××-××××に電話をしてください。」などと言われます。
被害者がATMコーナーに赴き、教えられた電話番号に電話を掛けると、金融機関の職員を名乗る者が電話に出てATMの操作方法を指示され、指示に従ってATMを操作すると、いつの間にか犯人の口座に預金を振り込まされます。
被害に遭わないための対策
● ATMコーナーでは電話をしない!
犯人は、被害者に携帯電話で通話させながらATMの操作方法を指示します。ATMコーナーでは携帯電話を使用しないことが被害防止に繋がります!
● 自宅の固定電話対策!
還付金詐欺のほとんどが自宅の固定電話に掛かってきた電話から始まっています。防犯機能付き電話の導入、留守番電話機能の活用で被害防止に努めてください!
◇ 警察へ相談を!
不審な電話を受けた場合、電話の相手からお金などの話が出た場合、「これって本当かな?」と疑問に思う場合は迷うことなく警察へ相談・確認をしてください。
(警察への相談は#9110又は最寄りの警察署)