国際電話番号が犯行に使用される特殊詐欺被害が急増!
国際電話番号が犯行に使用される特殊詐欺
令和5年6月以降、全国では、国際電話番号が犯行に使用される特殊詐欺被害が急増しています。
国際電話番号は、例えば、アメリカ「+1」、イギリス「+44」、マレーシア「+60」、オーストラリア「+61」、中国「+86」などが電話番号の頭に付されて表示される電話番号ですが、被害には国際電話番号から掛かってくる手口やサポート詐欺のようにパソコン画面に表示させて電話を架けさせる手口など様々な手口が確認されています。
今後、岡山県においても国際電話番号による手口が発生する可能性があるので注意が必要です。
被害に遭わないための対策
電話表示に国際電話番号が表示された場合、安易に出ない、架けないようにしましょう。
また、以下の対策も有効ですので、検討してください。
【ナンバー・ディスプレイ(発信者番号通知サービス)の活用】
携帯電話あれば電話番号が表示されるため、国際電話番号であることが明確に判断できますが、自宅の固定電話については、ナンバー・ディスプレイ機能が働いていなければ、国際電話番号から掛かってきた番号であることがわかりません。
そこで、 NTT西日本では令和5年5月1日から70歳以上の契約者又は70歳以上の方と同居の契約者の回線を対象にナンバー・ディスプレイ(発信者番号通知サービス)等の月額利用料・工事費の無償化(申請が必要)の取組を行っていますので、活用を検討してください。
【国際電話の発信・着信休止申し込みの活用】
「国際電話不取扱受付センター」では、海外との電話が不要な方に対し、国際電話番号への発信・着信を無償で休止できることを案内していますので、同申し込みについて活用を検討してください。
被害防止広報チラシ
キャッシュカード等をだまし取る手口が多発!
今、岡山県では、警察官等を装ってキャッシュカード等をだまし取る手口(預貯金詐欺、キャッシュカード詐欺盗)が多発しています!
預貯金詐欺とは・・・
警察官や銀行協会の職員等を装い、「あなたの口座が犯罪に利用されており、キャッシュカードの交換手続が必要である」などとだまして、キャッシュカード、クレジットカード、預貯金通帳等をだまし取る(脅し取る)ものです。
預貯金詐欺の一般的な流れ
- 自宅の固定電話に、警察官や銀行協会職員を名乗る電話があり、「キャッシュカードが不正に使用されている。」などと言われる。
- 「交換のためにカードを預かる必要がある。これからすぐに職員を派遣する。」などと言われ、すぐにニセ職員が自宅に訪ねて来る。
- ニセ職員にカード等を渡すとニセ職員は「カードの交換には暗証番号が必要」などと言って暗証番号を聞き出し、さらに「秘密を守る義務があるので、このことは誰にも言ってはいけない」などと言ってカードを持ち帰る。
- その後、渡してしまったカードで現金を引き出される。
キャッシュカード詐欺盗とは・・・
警察官や銀行協会、大手百貨店等の職員を装って被害者に電話をかけ、「キャッシュカードが不正に使用されている」等とだまして、キャッシュカード等を準備させた上で、隙を見てキャッシュカード等をすり替えて盗み取るものです。
キャッシュカード詐欺盗の一般的な流れ
- 自宅の固定電話に、警察官や銀行協会職員を名乗る電話があり、「キャッシュカードが不正に使用されている。」などと言われる。
- 職員を自宅に派遣して確認すると言われ、すぐにニセ職員が自宅に訪ねて来る。
- 自宅に来たニセ職員が「カードを封印する必要がある」などと言って、カードを封筒に入れるように指示する。
- カードを入れた封筒を封印するために「印鑑が必要」と言って、印鑑を取りに行かされる。
- 印鑑を取りに行った隙に、ニセカードが入った封筒と本物のカードが入った封筒をすり替えられる。
- ニセ職員は「封筒は絶対に開けてはいけない。」と伝えて帰る。
- その後、すり替えて盗んだカードで現金を引き出される。
- 封筒を開けて被害に遭ったことに気付く。
被害に遭わないための対策
- キャッシュカードをだまし取る手口のほぼ全てが自宅の固定電話にかかってきた電話から始まりますので、在宅中も留守番電話に設定し、知らない番号や非通知の電話には出ないようにしましょう。
- 電話に出てしまっても、慌てずに「おかしい」と思ったらすぐに電話を切りましょう。