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クリーニングの基礎知識

印刷ページ表示 ページ番号:0328181 2013年4月1日更新消費生活センター

  大切な衣料を、清潔で、良い状態で、長く着るために欠かせないのがクリーニングです。
 一方で、衣類が、縮んだ、変色した、破損した、紛失したなどといったトラブルも数多く発生しています。そうしたトラブルを避けるために、クリーニングの基礎知識を身につけて、上手に利用しましょう。

☆クリーニングの種類 

ドライクリーニング

 揮発性の有機溶剤で、油溶性の汚れを取り除くもので、水洗いすると風合いが落ちるデリケートな衣料(毛・シルク など)を洗うのに適しています。

ウェットクリーニング

 ドライクリーニングでは除去しきれない水溶性汚れやシミを落とすために、本来ならドライクリーニングすべき衣類を、型崩れや縮みをできるだけ起こさないように、40℃以下のぬるま湯で機械の力を小さくして水洗いする方法

ランドリー

 水洗いのことですが、クリーニング店では、洗浄力を高めるために、衣類素材に適した温度で洗っています。

☆クリーニングに出すときの注意点

 ○クリーニング店にどうしてもらいたいのか、汚れ具合、素材の情報などを正確に伝えましょう。クリーニング店が衣料を見て、分かる情報は限られています。
例えば、汗をたくさんかいたとか、シミの箇所や原因などを伝えることで、衣類の素材や汚れに適した処理をしてもらうことができます。

 ○上下揃いや組合せの衣類は、いつも一緒にクリーニングに出しましょう。色合いがチグハグになる恐れがあります。

 ○ポケットの中に何か入っていないか確認しましょう。ものによっては、シミの原因になります。

 ○破れやほつれは直してから出しましょう。クリーニング処理で大きくなる恐れがあります。

 ○高価な装飾ボタンなどは、クリーニングに出す前に取り外しておきましょう。変色や破損の恐れがあります。

 ○預かり伝票を必ず受け取りましょう。

☆受け取るときの注意点

 ○クリーニング店で預かり伝票を見て、数量、仕上がり具合を確認しましょう。

 ○ボタン、ベルト、リボンなどの付属品は全部そろっているか、シミや損傷はないか確認しましょう。

 ○出来上がったら、早めに取りに行きましょう。

 ○万一、苦情などがある場合は、その場で申し出ましょう。後日では、その原因を明らかにすることが難しくなります。

☆家庭で保管するときの注意点

 ○クリーニングから戻ってきたら、ビニール袋から出して保管しましょう。袋のままだと、カビやシミ、変色の原因となります。

 ○汚れた服とクリーニングした服は、分けて保管しましょう。虫やカビなどが移ってしまう恐れがあります。

 ○防虫剤を使用する場合は、一種類だけにしましょう。混ぜて使用すると化学反応を起こし、溶けてシミになる恐れがあります。

☆トラブルが起きてしまったら

 ○クリーニングした衣料に異常があったら、速やかにクリーニング店に申し出て、その状態を確認してもらい、説明を求めましょう。必ずしもクリーニングの処理に問題があるとは限らず、衣料そのものに原因があったり、消費者の取扱い方に問題があることもあるので、冷静に話し合い、原因を確認しましょう。

 ○クリーニング店に責任がある場合は、「L.Dマーク」加盟店と「Sマーク」登録店であれば、「クリーニング事故賠償基準」に基づいて損害を賠償してもらうことができます。それ以外の店の場合にも、この基準を参考にして解決を目指しましょう。

L.DマークとSマークについて
L.Dマーク
L.Dマーク
クリーニング生活衛生同業組合の加盟店
Sマーク
Sマーク
「クリーニング業に関する標準営業約款」の登録店

 

<参考>

  *消費のアドバイス 「クリーニングの「テカリ」弁償は?