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PM2.5について

印刷ページ表示 ページ番号:0039729 2017年10月12日更新環境保健センター

PM2.5とは?

 大気中に存在する浮遊粒子状物質(SPM)のうち、直径が2.5マイクロメートル以下のもののことです。石油などが燃える過程で生成されることが多く、自動車や工場から排出され、さまざまな化学物質を含んでいます。直径の大きい粒子に比べて大気中に漂っている時間が長く、肺の奥や血管中にまで入り込んで沈着しやすいため、呼吸器や循環器への悪影響が大きく、発ガン性も懸念されています。
 日本では1972年以降SPMのみの基準を設けていましたが、2009年9月から新たにPM2.5に関する環境基準も告示されました。

PM2.5の測定は?

 試料採取にあたって、空気中に浮いている様々な大きさの粒子から直径2.5マイクロメートル以下の粒子のみを分離し、フィルターにより空気中のPM2.5を採取します。
 採取した粒子は、フィルターを天秤に載せ質量を求め、質量とフィルターを通した空気の量から大気中のPM2.5質量濃度を求めます。
 次の写真はPM2.5採取装置と、採取前(左)と採取後(右)のフィルターを示しています。
採取前(左)と採取後(右)のフィルター  

PM2.5採取装置とフィルター

PM2.5採取用ローボリュームサンプラー

PM2.5採取用ローボリュームサンプラー

採取前(左)と採取後(右)のフィルター