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超微量化学物質分析施設(C3)

印刷ページ表示 ページ番号:0714043 2021年5月10日更新環境保健センター

 私たちの身の回りでは、様々な化学物質が使用されており、中には人の健康や生態系への影響が懸念されているものもあります。特に有害化学物質は、極微量でも生体や環境に大きな影響を及ぼすことが示唆されており、従来のppm(100万分の1)レベルを超えるppb(10億分の1)からppt(1兆分の1)レベルの分析技術が求められています。 
 超微量の化学物質を精度よく分析するためには、施設外からの妨害物質の混入防止と施設内で取り扱う有害な化学物質の外部への漏洩防止が求められるため、施設は気密性の高い構造とし、給排気は高性能フィルターを通して行い、清浄で安定した分析環境を確保しています。施設内の試験室で検体を前処理した後、高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計や高速液体クロマトグラフ質量分析計を用いて微量分析を行っています。
 本施設では、内分泌かく乱物質、残留性有機汚染物質、残留農薬、PCB、ダイオキシン類などの検査を行い、化学物質対策や食の安全の推進に役立てています、また、分析法の確立されていない化学物質を迅速に分析できる方法を開発し、魚のへい死、化学物質の流出事故、廃棄物の不法投棄などの緊急時に対応しています。

C3施設全景の画像です。高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計の画像です。高速液体クロマトグラフ質量分析計

(写真 左からC3施設全景、高分解能ガスクロマトグラフ質量分析計、高速液体クロマトグラフ質量分析計)