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県立高校の更なる魅力化・特色化のために 連絡協議会を開催しました

印刷ページ表示 ページ番号:0874322 2023年8月30日更新教育政策課

 県教育委員会では、地元自治体と県立高校の連携強化により高校の魅力化・特色化を推進する「高校と地域で創る未来の学びプロジェクト」事業に取り組んでいます。この事業に取り組む中で得られた知見や抱えている課題等を共有し、今後の取組に生かすため、また横のつながりづくりのため、8月25日に今年度第2回の連絡協議会を開催しました。

 この事業の指定校やその他の高校から魅力化・地域連携の担当者が、また自治体からも担当者が集まり、総勢約50名が参加しました。この協議会の様子をプログラム順に紹介します。

 

1 行政説明等

 会の冒頭には、事業を担当する高校魅力化推進室から、室長のあいさつや行政説明がありました。

 改めて、本事業の説明や今回の協議会の意義などについて共有することができました。

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2 講演

 委託業者が持つ知見や全国の事例等を共有することを狙いとし、高校魅力化において実績のある委託業者から「高校を核とした地方創生に向けた高校の魅力化」と題した講演をしていただきました。

 講師を務めた株式会社Prima Pinguinoの藤岡慎二氏からは、データをもとに「高校が存続した未来と廃校になった未来を比較してみると、高校の存在が人口動態に大きな影響を与えていることがわかる。」「とはいえ、高校の存続そのものが目的になってはいけない。存続を目指す高校には、誰も行きたがらない。」「あくまで生徒が行きたい、通いたいと思う魅力化を進めるのが先である。」「生徒の学校生活が充実し、地域からも認められる高校を目指していくことが重要である。」といった話がありました。講演後の感想を共有する時間には、多くのヒントを与えられた参加者による意見交換が交わされました。

 

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3 ワークショップ

 講演の内容も踏まえ、この場で話し合いたい「問い」について募集し、深めたい問いごとにグループに分かれて意見交換を行いました。

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 高校の担当者、コーディネーター、自治体の担当者それぞれの立場から意見を出し合います。「充実した活動を展開していきたいが、生徒に主体性をもって活動させるための仕掛けが難しい」「自治体として~ということはできないか」「学校としてはどうか」など、活発な議論がなされました。立場は違えど、「地元の子どもたちが選んでくれる高校をつくっていきたい」という共通の願いをもったグループもありました。学校だけ、自治体だけではできない「未来の学び」の創造に向け、真剣に思いを交わし合いました。

 

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4 閉会行事

 会の最後には、再度藤岡氏から「『高校の魅力化』という動きは、他国での事例はなく、日本が頑張って取り組んでいることである。岡山県としても、初めて取り組んでいるような状況である。先行実践がないのだから、うまくいかないことを嘆く必要はない。答えがないことにまさに自分たちがチャレンジしているんだ、という前向きな思いで取り組んでいただきたい。」と激励の言葉をいただきました。

 今回の会を契機に、県立高校、コーディネーターと自治体の連携を更に強化し、魅力化・特色化を推進に取り組んでいきます。

 

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この記事に関するお問い合わせ

県教育庁教育政策課
Tel 086-226-7569