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【笠岡高校】小学校PTA&サイエンス部コラボ企画 夏休み科学教室!

印刷ページ表示 ページ番号:0870027 2023年8月18日更新教育政策課

 笠岡高校では、地域社会やグローバル社会の発展に貢献する生徒及び社会の中で役割を果たしながら自分らしい生き方を実現できる生徒の育成を目指した教育実践を行っています。地域社会への貢献のため、小学生を対象とした夏休み科学教室を開き、サイエンス部の生徒たちが講師を務めました。

 

 8月4日に行われた夏休み科学教室には、笠岡市立中央小学校の希望者14名が参加しました。サイエンス部の生徒が自ら企画し、環境をテーマとして科学の面白さが体験できるワークショップを実施しました。「新しい怪獣の出現!怪獣からミライを守ろう!」と題し、プログラムは次の3つです。

 1 カブトガニと干潟調査

 2 マイクロプラスチック

 3 河川調査

 机の上に置かれている顕微鏡を見て、小学生は早くもワクワクしている様子です。

①

 

 「カブトガニと干潟調査」は、小学生にとってもなじみのあるカブトガニについての講義から始まります。カブトエビとカブトガニの違い、「生きた化石」と呼ばれている、といったことから、カブトガニは社会の役に立っているけど数が減少傾向にある。それは干拓による住処の減少と汚染が一因である、ということまで、生徒が作成した資料をスクリーンに映しながら説明をしていきます。生徒たちが日ごろ行っている干潟調査の様子も、写真とともに紹介しました。

 その後はカブトガニに関する〇×クイズで大盛り上がり!楽しくカブトガニと環境について学ぶことができました。

 

2

 

 「マイクロプラスチック」では、マイクロプラスチックがあると何がいけないのか?ということを高校生の講義をもとに、小学生が高校生と相談しながら考えを表現していきました。

 

3

 

 マイクロプラスチック探しにも挑戦!生徒が干潟調査で取ってきた砂から、マイクロプラスチックを見つけます。とても小さいので、なかなか見つからない様子でしたが・・・しばらくすると、「あった!」「見つけた!」の歓声が!さっそく顕微鏡にセットし、それをタブレットやスクリーンに映し出します。自分たちが見つけたものが映し出されて、小学生はとても嬉しそう!

 

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 最後は「河川調査」です。高校生の活動紹介の後、pH試験紙を使って、3種類の水のpH値を測るという実験を行いました。小学生は高校生の指示をよく聞き、手順よく実験を進めていきます。「この色に近いんじゃない?」「いやでもやっぱりこっちのほうが・・・」意見を交わしながら実験を進めていくことができました。

 

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 閉会式では、「テーマにある新しい怪獣とは、マイクロプラスチックのことである。でもプラスチックは悪いばかりのものではないし、上手に捨てたり再利用したりすることをちゃんとやっていくと、10年後、20年後のミライはきっとよいものになるはず。だから小学生のみんなも気を付けてがんばってね!」と、高校生から小学生にメッセージを贈りました。小学生に感想を聞くと、「楽しかったー!」と一斉に答えてくれ、高校生もホッとした様子でした。

 「サイエンス小川」と自己紹介し、すっかり小学生の人気者になった部長の小川竜輝さんは、「環境問題を小学生にもわかる言葉で伝えるのは難しかった。でも、うなずいてくれたり笑顔になってくれたり、伝わったかなと手ごたえがあった。がんばって準備してよかった。」と、満面の笑顔でこの日の活動を振り返ってくれました。高校生のがんばりのおかげで小学生も楽しみながら学ぶことができました。素敵な夏休みの1日になりました。

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県教育庁教育政策課
Tel 086-226-7569