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【総社南高校】工芸の魅力に触れる「ミニ畳」を制作しました

印刷ページ表示 ページ番号:0861966 2023年6月22日更新教育政策課

 総社南高校は、県立高校の普通科で唯一の美術工芸系があり、豊かな伝統と文化が息づく総社地域の魅力を活かし、地域社会と交流する授業、地域に開かれ地域で学ぶ学校を目指しています。

 今回は工芸の授業で、初めて「ミニ畳制作」を学びました。畳制作の体験や学校外の人と触れ合うことで、生活の営みを支える工芸の魅力に触れるとともに、学校の学びを地域に結び付ける意識を育みます。
 講師は総社市にある株式会社赤木製畳から赤木功取締役会長と総社南高校のOGでもある原仁美さんです。

 制作に入る前に、講師の原さんから「畳に関連する素材で岡山県が全国のシェアNo.1のものがあります、分かる人はいるかな」とクイズが出題されました。

 答えは・・・「畳縁(たたみべり)」です。岡山県が全国一のシェアだそうです。「実は知らない人も多いけど、これから出会う人に岡山県のことを聞かれたら、話題として話してほしい」と話されました。

 ミニ畳の作り方は動画を映しながら説明するとともに、赤木さんが実演して見せてくれました。生徒は作り方のコツや注意点を頷きながら聞いていました。

 生徒は用意された鮮やかな畳縁の中から自分が好きな柄を楽しそうに選んでいきます。

 

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▲講師の赤木さん(画像左)と原さん(画像右) ▲自分が好きな柄を選びます


 それでは制作スタートです。畳縁を固定する位置を定規で測って決め、タッカーを使い、畳に固定していきます。張りながら固定していかないときれいな見た目にはならないとのことで、生徒たちは真剣な表情で作業をしていきます。
 タッカーを使うのには思っていたより力がいるようで、うまく固定できなかった生徒や畳縁が斜めになってしまった生徒などは講師の先生にアドバイスを受けて、上手に対応していきました。

 

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▲慎重に作業を進めていきます

 

 45分ほどで参加した生徒全員が見事に完成させていました。​

 生徒に話を聞くと「畳縁が均一になるよう張ることを意識しました。角を織り込んで作るところは苦労しました。」、「柄が多くて驚いた、かわいい柄で作りました。家のどこかよく見えるところに飾りたい」と話してくれました。

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▲色々な柄の素敵なミニ畳が出来上がりました

 

 講師の赤木さんや原さんは「今の子どもたちは、地域の伝統などを体験する機会が少ないと思う。実際に経験して、自分で作ることに意味がある。今日はミニ畳の制作を通して、畳縁が岡山県ではシェアNo.1ということを知ってもらえたと思う。こういった取組で地域の特産品を知るきっかけにしてもらいたい。」と話してくれました。

 このミニ畳は生徒たちが授業で製作したランプシェイドの台になるということです。

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▲今日参加した生徒の作品です        ▲ランプシェイドを置くとこのようになります 

 

 

この記事に関するお問い合わせ

県教育庁教育政策課
Tel 086-226-7569