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倉敷工業高校テキスタイル工学科は、毎年羊毛のひざ掛けを製作し地域の高齢者施設に寄贈しています。
この取組は「羊の毛刈り」、「毛の染色」、「カーディング」、「糸紡ぎ」、「織り」の一連の工程を全て自分たちで行い、羊毛の加工技術を学びながら、羊毛のひざ掛けを製作するというものです。
新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、高校生が自分たちの手で行う毛刈りは3年間中止していましたが、5月10日渋川動物公園で久しぶりに高校生が自分たちの手で羊の毛刈りに挑戦しました。
羊の毛刈りを終えた感想は?「バリカンが思ったより重くてびっくりしました。羊の肌を傷つけないか心配でしたが、うまく刈れて良かった」や「これから羊の毛を使ってひざ掛けを製作していく最初の部分を知ることができ、貴重な体験ができました」と充実の表情で話してくれました。
刈り取った羊毛は約3キロあるそうです。みんな握りしめたり、伸ばしてみたりしています。「ふわふわしてそうだったけど、思ったより固くてびっくりしました。でも肌に優しそう」と刈りたての羊毛から発見もあったようです
このあと羊毛の染色などの加工を自分たちで行い、ひざ掛けを製作していきます。生徒が持っているのは過去に製作したものです。これからどのような羊毛ひざ掛けが出来るか楽しみです!