7月25日、倉敷南高校で、地元倉敷の企業・施設機関の方と生徒たちが対話をする「ラーニングカフェ」が開催されました。対象は1年生321名。総合的な探究の時間「Minamix」の一環で、1年次には地域を知ることで、社会とのつながりや進路について考える「マチプロ」の活動を行っています。
この日は、16の企業・施設機関から19名の講師を招き、対話を行いました。生徒たちは10人程度のグループに分かれて講師を囲み、和やかな雰囲気の中で様々な話を伺いました。仕事のやりがいや楽しさ、働く意義などについて、生徒たちは事前の準備をもとに、積極的に質問をしていました。地域、社会で働く大人と話すことで、社会とのつながりを考え、自分の進路選択へとつなげていきます。
参加した生徒は、「知識だけでなく、人生の様々な場面での知恵の使い方を学んだ。失敗の捉え方など、社会で生きていくための根本的なことを学ぶことができた」と語ってくれました。また、「失敗を、次に成功するために生かす考え方などは、勉強面や部活動などとも共通していると思った」と、社会で働くことと、自分たちの学校での活動とのつながりにも気付いたようでした。
今後、生徒たちは地域や社会の諸課題を掘り下げて考えていきます。1年次の後半にはさらに視野を広げ、SDGsに関連した探究テーマを設定し、2年次に本格的に取り組む課題研究「Minamixゼミ」へとつなげます。地域から学んだことをもとに、グローバルな視点から問題を捉える課題研究を通じ、自らの進路を探究していく倉敷南高校の生徒たちに、これからも注目です。

▲探究学習などを行うワークショップエリア「Learning Studio」

▲ラーニング・コモンズの核となる図書館のアクティブラーニングエリア

▲壁一面がホワイトボードとして使えるプレゼンテーションエリア「Creative Square」

▲セミナー教室
この記事に関するお問い合わせ
県教育庁教育政策課
Tel 086-226-7569