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倉敷鷲羽高校ビジネス科では、児島地域の産品同士をマッチングし、地域活性化の一役を担うプロジェクトを「こじまっちんぐ」と名付け、実施してきました。さらに昨年度から、児島を飛び出し、地方と地方を「まっちんぐ」する取組を進めています。その第1弾として、高梁城南高校環境科学科と連携し、吉備中央町産のブルーベリーを使った商品開発を行ってきました。吉備中央町のブルーベリー農家と倉敷市下津井の牧場を「まっちんぐ」し、ブルーベリーのジェラートの開発、販売を行い、好評を得ました。このプロジェクトは、全国の高校生が地域活性化策を競う「田舎力甲子園」で優秀賞にも輝きました。
▲昨年度開発したブルーベリーのジェラートです
一過性のものではなく、その後もメニューとして出していただいています
今年度も引き続き、学校間連携を行っています。これまでオンライン授業等での交流を重ねてきており、7月14日には、吉備中央町の農園を2校の生徒が訪れ、協働してブルーベリーの収穫作業を行いました。
高梁城南高校では、校内のビニールハウスでブルーベリーを栽培しています。そこでのノウハウを生かし、オンライン交流の中で高梁城南高校の教員や生徒から倉敷鷲羽高校の生徒に、ブルーベリーの特徴や収穫に適した実の見分け方を説明していました。その学びを生かしながら、2校の生徒が収穫作業を行います。作業の間にも、学校を越えたの生徒の交流や、生徒と教員の交流が見られました。
▲高梁城南高の生徒から、倉敷鷲羽高の生徒に熟した実の見分け方をレクチャー
倉敷鷲羽高の生徒が、高梁城南高の教員に質問する姿もありました
交流を深めながら収穫作業を進めることができました
この日は2校で合わせて3kgのブルーベリーを収穫。鮮度が命とのことで、さっそく倉敷市の牧場にブルーベリーを届け、商品化の依頼をしました。また、この日は岡山駅近くに店を構えるジューススタンドの方も訪れており、生徒が収穫したブルーベリーを使って商品を試作してもらうことになりました。このプロジェクトでは、商品開発、販売だけでなく、農家の「販路の拡大」も狙いとしています。昨年度は吉備中央町のブルーベリー農家と倉敷市の牧場を、今年度は新たに岡山市のジューススタンドとの新たなつながりを、倉敷鷲羽高校ビジネス科の生徒が創造します。「こじまっちんぐ」から、児島を飛び出し地方と地方を「まっちんぐ」していけるよう取組を深めています。
▲ジューススタンドの方も交えて作業をしました
今後の活動の展開にも注目です!