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7月6日、瀬戸南高校で、(株)ケイワイノベーション・みのる産業(株)のご協力により、自動操舵(そうだ)で水田の除草を行う機械の実演体験会が行われました。
この日は、生物生産科3年栽培類型の15人が参加。
また、農業高校教員の研修会も兼ねており、県内各地の農業高校の教員も見学・体験に訪れました。
除草機には、田植えの際に蓄積した田植機の走行データを、除草機にも活用することで、植えた苗を残しながら自動で除草をすることができるシステムを搭載しています。
運転者が手を放しても自動で軌道を細かく修正しながら、進んでいきます。
企業の方や担当教員によるシステムの説明に、参加者は興味深々。質疑も活発に行われました。
実際に除草機に乗車した生徒は、「自動でまっすぐ進んでくれるので、運転も怖くないし、細かな作業が不要でとっても楽」と感動した様子。
また研修会に参加した他校の教員も乗車体験。「思っていたよりもスピードが出るので、収量アップが期待できるのでは」などと感想を語っていました。
なお、この日の午後には、農業高校の教員の研修会として山形大学名誉教授の粕渕辰昭先生から「江戸時代に学ぶ古くて新しい農法『多数回中耕除草』のすすめ」と題して講演が行われたほか、農業機械教育・機械実習における安全教育について、研究協議を行いました。
企業との連携のもと、最新のスマート農業の体験ができ、瀬戸南高校の生徒にとっても、岡山県の農業教育の未来を担う教員にとっても、充実した1日となりました。