6月28日、玉野光南高校で「健康ゲーム指導士」養成講座が開催されました。参加したのは情報科3年の生徒36名。普段はデータの集計やプログラミングなど、情報の専門科目を主に学ぶ生徒たちですが、この日は日本アクティビティ協会の川崎陽一氏を講師に迎え、高齢者とのコミュニケーションスキルや、ゲームを通じた高齢者施設等での実践のスキルや理論を学びました。
ゴールは、「1人で20人の高齢者に、60分間楽しんでもらうこと」。講師の川崎氏は、研究結果を交えながらゲームの健康への効果を示し、人と交わるためのツールとして、また年齢をこえて楽しむことができるゲームの有用性について述べました。
実践した生徒たちは、高齢者にゲームを教えるということの難しさを実感するとともに、普段学んでいる情報の知識や、ゲームの体験が高齢者の健康や福祉につながることに感心している様子でした。今日の講座を受講し、レポートを提出した後、生徒たちは「健康ゲーム指導士」の認定を受けます。
今後、校内の地域開放型STEAM施設「ぷろぐ☆ラボこうなん」や、地域の高齢者施設などでイベントの開催も企画している同校。7月16日には「ぷろぐ☆ラボこうなん」でオープニング記念講演会と施設体験会を開催します。玉野光南高校情報科の生徒たちは、情報の専門知識だけでなく、企画力や、コミュニケーション能力など様々なスキルを学び、地域の福祉にも貢献できる力を身につけていきます。

▲高齢者にゲームを楽しんでもらう方法を実践!

▲ギャラリーにも参加してもらう「外部効果」演出が重要

▲「ゲームがコミュニケーションツールとなる」と講師の川崎氏

▲地域開放型STEAM施設「ぷろぐ☆ラボこうなん」
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