6月2日、玉野高校でクライミングを通じてSDGsを考える体育の授業が行われました。3年生の「スポーツI」の授業選択者13名が、玉野スポーツセンター体育館内のクライミングウォールに挑みました。この取組は、授業者の戸田教諭が企画し、クライミングを通じたSDGsの啓発活動を行っているリコージャパン(株)岡山支社に協力を依頼して実現したものです。到達点を見据え、たどる道筋を考えるクライミングの考え方から、ゴールを見据え、解決策を考えるSDGsの考え方を学ぶことを目的としました。
玉野高校では、地域のよさを知り、同時に地域の課題解決に向けて探究する活動に力を入れており、「スポーツI」の授業にもその要素を取り入れました。玉野ならではのスポーツであるクライミングや競輪(自転車競技)の体験を通じ、地域のよさを感じられる授業内容となっています。
生徒たちはまずSDGsの考え方について学び、「旅行」「乗り物」などのテーマが書かれたカードを引きました。次に、SDGsの17のゴールが掛けられた壁に挑み、到達して獲得したゴールと、カードのテーマを掛け合わせてアイデアを出しました。どうすれば玉野の魅力が増えるか、など、生徒たちは考えたことを自分の言葉で次々に発表していました。「旅行」のカードを引いた生徒は、SDGsのゴールの1つ「海の豊かさを守ろう」とを掛け合わせ、海ゴミを拾うことで旅行に使えるポイントを獲得できる制度の導入を考えました。
スポーツを楽しみながら、同時に地域のよさも学べる探究活動をおこなう玉野高校の取組にこれからも注目です。

▲クライミングに挑戦

▲みんなで応援し、アドバイスを送ります

▲相談しながら解決策を考え中

▲キーワードとSDGsの課題をもとに、解決策を考えました
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