10月23日、日本最古の庶民の学校として知られる特別史跡旧閑谷学校において「釈菜(せきさい)」が行われました。釈菜とは、孔子の徳を称え祀る伝統行事で、「慎ましやかにて厳粛」と称されているものです。貞享3年(1686年)から始まり、明治初期に一時途絶えましたが、大正4年(1915年)に復活して現在に至っています。
この日は、県内の教育関係者や事前に参加申込した方、高校生等約30名が参加し、太鼓や笙などの音が鳴り響く中、県立和気閑谷高等学校の教職員が祭官を務め、「大成殿の儀」が執り行われました。また、「講堂の儀」では、岡山大学名誉教授の森熊男氏を講師に迎え、国宝の講堂内で、論語の一説を朗誦しました。
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