昨年行われた全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会において文部科学大臣賞を受賞した高梁市立宇治高等学校3年見尾緩菜さんが、1月25日に鍵本芳明県教育長を表敬訪問しました。この大会は、全国の定時制・通信制高等学校に学ぶ生徒が、学校生活を通して感じ、学んだ貴重な体験を発表し、多くの人々に感動と励ましを与えることを目的に開催されているもので、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、今年度は全国大会・県予選会ともに作文審査で行われました。
見尾さんは、幼い頃から吃音に悩み、自分の思いを言葉にすることを避けていた自分自身が、宇治高校に進学し、そこで出会った友人や教員、そして家族の支えでそれを克服した体験を「話すことを『封印』していた私が」と題した作文にして、発表しました。各都道府県・ブロックの代表となった57名が出場する中、見事文部科学大臣賞を受賞しました。
歓談の中で、見尾さんが「宇治高校での一番の思い出は、文化祭での劇でたくさんの人に褒めてもらえたこと。後輩たちには、宇治高校という一人一人が自分のペースで勉強できる学校で、苦手なことにも積極的に挑戦してほしい」と述べたのに対し、鍵本県教育長は「見尾さんの作文の『勇気を持って挑戦することが大切だ』という力強いメッセージには強く訴える力があった。この結果を自信にしてこれからの進路を切り開いていってほしい」とお祝いの言葉を述べました。

▲作文の発表

▲お祝いの言葉を述べる鍵本県教育長

▲記念品の贈呈

▲記念撮影
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