県内唯一の特別史跡であり、講堂が国宝にも指定されている閑谷学校は、江戸時代前期の寛文10(1670)年に、岡山藩主池田光政公が庶民の子弟の教育のために創建した、日本最初の藩営の郷学です。今年閑谷学校は創学350年を迎え、さまざまな関連行事が行われています。10月3日、県青少年教育センター閑谷学校にて、記念式典と記念講演を開催しました。
開会に当たり鍵本芳明県教育長が、「本県教育の原点とも言える閑谷学校の教えを大切にし、子どもたちの自立心や社会性、郷土岡山への愛情と誇りを育むことは益々重要になってくる。350年を迎えた閑谷学校を次世代に確実に継承すべく、県と関係の皆様が一体となり、保護及び魅力のさらなる向上に努めてまいりたい」とあいさつしました。式典終了後には、記念講演として、東京大学大学院人文社会系研究科教授小島毅氏を講師に迎え、「現代社会における儒教の意義」と題した講演を開催しました。

▲式典の様子

▲あいさつをする鍵本県教育長

▲記念講演
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