10月19日、岡山大学を会場として、物理に興味・関心を持ち、物理チャレンジや国際物理オリンピックへの出場を目指す中学・高校生(中等教育学校を含む)を対象に、「岡山物理コンテスト2019」を開催しました。参加した約160人の生徒は、身近な物理現象に関する基礎的な問題から、思考力・判断力を必要とする問題まで、幅広い分野から出題された問題に挑戦しました。また、午後には物理オリンピック日本委員会の理事長も務められている東京大学大学院理学系研究科長谷川修司教授が「物理チャレンジから始まる主体的な学び・生き方」と題した講演を行いました。講演の前半では、日本代表として物理オリンピックに参加するまでの各ステップについて具体的に説明され、後半ではご自身の専門分野である物性物理学・ナノサイエンスについて、歴代のノーベル賞受賞者の発明がいかに私たちの日常生活を変化させたのかを身近な例を挙げながらわかりやすく説明され、さらに研究の面白さや研究者としてのやりがい等についてもお話をされました。参加者は日本の物理学研究の最先端に触れる喜びに目を輝かせ、メモを取りながら熱心に聞いていました。
なお、この大会の成績優秀者は、12月25日、26日に岡山大学で行われる「科学オリンピックへの道 セミナー」に参加することになっています。
▲真剣に問題に取り組む参加者
▲長谷川教授による講演
▲成績優秀者の表彰
▲記念撮影
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