県立博物館では、10月11日から11月10日まで、特別展「岡山の日蓮法華」を開催しています。鎌倉時代に日蓮が関東で開宗した法華の教えは、弟子の日像(にちぞう)によって京都へ、さらにその弟子である大覚妙実(だいかくみょうじつ)によって山陽地方へ伝えられました。本展覧会では、大覚による岡山への日蓮法華の布教、中世期の各流派の広がり、不受不施派の禁止から再開といった、岡山ならではの日蓮法華の歴史と、曼荼羅や絵画に見られる美と特徴を紹介しています。
開催初日となった10月11日には開会式が行われ、主催者を代表して、髙見英樹県教育次長が「ぜひ、多くの皆様に本展を御覧いただき、日蓮法華の歴史と書画彫刻に見られる法華ならではの美術について御堪能いただきたい」と挨拶しました。その後、企画を担当した学芸員と展覧会を監修していただいた中尾堯立正大学名誉教授による展示解説が行われ、来場者は西日本では史上初めての公開となる宗祖日蓮の真筆四点などの貴重な作品を眺めながら解説に聞き入っていました。
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http://www.pref.okayama.jp/site/kenhaku/
▲あいさつをする髙見県教育次長
▲関係者によるテープカット
▲展示解説の様子
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