10月27日、旧閑谷学校で、儒学の祖、孔子の徳を称える伝統行事である釈菜(せきさい)が行われました。この行事は明治時代に一時途絶えましたが、江戸時代から続く、旧閑谷学校の最も重要な行事で、全国の釈菜の中でも「最も慎ましく、最も厳粛」と言われている伝統行事です。
この日は、県内の教育関係者や公募での参加希望者など約120名が参加し、孔子を祀る大成殿の儀、『論語』の朗誦と講義を行う講堂の儀、孔子にお供えした食べ物を参加者で分かちいただくこととして、昼食を共にする分胙(ぶんそ)の儀が滞りなく、厳粛な雰囲気の中で行われました。

▲大成殿の儀では県立和気閑谷高等学校の教員らが祭官を務めました
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