県古代吉備文化財センターでは、百間川分流部の改修工事に伴って「一の荒手」と呼ばれる治水遺構の発掘調査を行っています。
12月6日には発掘現場の現地公開が行われました。一の荒手は増水時に旭川から百間川に放水するために造られた堤防です。やや低く造られた部分と、その両端に造られた巻石部からなります。上流側の巻石部は、石で敷き詰められた長さ22m、高さ4.5mの巨大な建造物です。
訪れた130名の参加者は職員の説明を熱心に聞きながら、写真を撮ったり、質問をするなどして、歴史的な岡山の防災設備に引きつけられていました。


▲上流側の巻石部についての説明を熱心に聞く参加者
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