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岡山県感染症情報メールマガジン(2025年7月25日発行)

メルマガ 発行日時
岡山県感染症情報メールマガジン 2025年07月25日 15時00分

 

岡山県感染症情報メールマガジン(2025年7月25日発行)

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    岡山県感染症情報メールマガジン ( 2025年7月25日 )
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■標題
 感染症発生動向調査 週報・急性呼吸器感染症(ARI)情報 について
■概要
 感染症発生動向調査 2025年  第29週 の 週報・急性呼吸器感染症(ARI)情報 をホームページに掲載しましたのでお知らせします。

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◆◆ 夏休みに海外へ渡航される方へ ◆◆
 海外には、日本国内に存在しない感染症が多くあります。
 渡航される場合には、渡航先の感染症に対する予防対策が必要です。
【出発前の注意】
 ・感染症に対する正しい知識と予防方法を身に付けましょう。
 ・渡航先の感染症の発生状況に関する最新の情報や注意事項を確認しましょう。
 ・これまで受けた予防接種について確認し、予防対策が不十分なものがあれば、予防接種を検討しましょう。
 【旅行中の注意点】
 ・生水、氷、カットフルーツ、サラダ、生乳など、火が通っていないものを飲食することは避けましょう。
 ・肌の露出を少なくする、こまめに虫よけ剤を使用するなど、蚊やダニに刺されないように注意しましょう。
 ・動物には、むやみに近づいたり、触らないようにしましょう。
 (狂犬病や鳥インフルエンザなどのウイルスをもっていることがあります。)
 ・外出後、トイレの後、食事前には、しっかり手洗いをしましょう。
 【帰国した後に】
 ・帰国時に発熱や下痢などの症状がある方は、空港または海港の検疫所に相談してください。
 ・帰国時に症状がなくても、その後体調が悪くなったときは、早めに医療機関を受診し、その際は必ず渡航先も伝えてください。
 ○海外へ渡航される皆様へ(厚生労働省ホームページ)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index_00003.html
 〇海外渡航者・帰国者向けの啓発ツール(厚生労働省)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou18/index_00003_keihatsu-tools.html
 ○海外へ渡航される皆さまへ!(厚生労働省検疫所FORTH ホームページ)
 https://www.forth.go.jp/news/20220722_00001.html

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       岡山県感染症週報 第29週 
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◆2025年 第29週( 7 / 14 ~ 7 / 20 )の感染症発生動向(届出数)
■全数把握感染症の発生状況(第29 週届出分)
 第 27 週 5類感染症 梅毒 1名(50代 男)
 第 28週 2類感染症 結核 1名(80代 女)
       5類感染症 劇症型溶血性レンサ球菌感染症 1名(50代 男)
            梅毒 1名(50代 男)
            百日咳 8名(小学生 男1・女3、中学生 男1、50代 女1、60代 女1、80代 女1)
 第 29週 2類感染症 結核 1名(80代 男)
       3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症 3名(O8:50代 女1、O26:50代 女1、O103:小学生 男1)
       4類感染症 重症熱性血小板減少症候群 1名(80代 女)
            レジオネラ症 2名(50代 男1、80代 男1)
       5類感染症 侵襲性インフルエンザ菌感染症 1名(幼児 女)
            水痘(入院例) 1名(30代 男)
            梅毒 3名(20代 男1・女1、30代 女1)
            百日咳 73名(乳児 女2、幼児 女7、小学生 男18・女14、
            中学生 男4・女9、高校生 男2、10代 男1、20代 男1、30代 男2・女1、
            40代 男2・女4、50代 男1・女2、60代 女1、70代 男1、80代 女1)
■定点把握感染症の発生状況
 ○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で85名(定点あたり1.70人)の報告がありました。
 ○急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で2,585名(定点あたり51.70人)の報告がありました。
 ○伝染性紅斑、ヘルパンギーナおよびマイコプラズマ肺炎の報告数が多くなっています。
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1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で85名の報告があり、前週から増加しました(定点あたり1.06 → 1.70人)。
 地域別では、備北地域(3.50人)、倉敷市(2.33人)、備中地域(2.00人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
 年代別では、30代を除く年代で前週から増加しました。基本的な感染防止策(効果的な場面でのマスク着用、手洗い等の手指衛生、換気、3密(密閉・密集・密接)の回避、
 健康的な日常生活、体調不良時の備え)に留意し、自主的な判断により実施しましょう。
 詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』をご覧ください。
2 急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で2,585名の報告があり、前週とほぼ同数でした(定点あたり52.22 → 51.70人)。
 詳しくは、「☆急性呼吸器感染症(ARI)情報」および岡山県感染症情報センターホームページ
 『急性呼吸器感染症(ARI)情報』をご覧ください。
3 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、2025年第29週に1名の報告があり、2025年の累計報告数は6名となりました。
 ダニが媒介する感染症として、他に日本紅斑熱やつつが虫病などがあります。
 これらは、病原体を保有するツツガムシまたはマダニに刺咬されることで感染します。
 また、SFTSに関してはイヌやネコからの感染も報告されています。
 ダニに刺咬されないための予防対策等についてはコラム「ダニが媒介する感染症に注意しましょう!」をご覧ください。
4 梅毒は、2025年第29週に3名の報告があり、2025年の累計報告数は149名となりました(2024年の同時期:209名)。
 詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『梅毒について』をご覧ください。
5 百日咳は、2025年第29週に73名の報告があり、2025年の累計報告数は全数把握による
 統計を開始した2018年以降最多の1,479名となりました。
 詳しくは「今週の注目感染症(1)」をご覧ください。
6 伝染性紅斑は、県全体で21名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり0.93 → 0.75人)。
 詳しくは「今週の注目感染症(2)」をご覧ください。
7 ヘルパンギーナは、県全体で125名の報告があり、前週から増加しました(定点あたり3.75 → 4.46人)。
 この感染症は、夏かぜの一種であり、例年7~8月頃が流行のピークとなります。
 特異的な治療法はなく、対症療法が行われます。
 病気の特徴、予防法は次をご覧ください。
 → 『ヘルパンギーナ』(国立健康危機管理研究機構)
   https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/herpangina/010/herpangina.html

☆急性呼吸器感染症(ARI)情報
 急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で2,585名の報告があり、前週とほぼ同数でした(定点あたり52.22→ 51.70人)。
 地域別では、備中地域(91.80人)、岡山市(59.17人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
 基本的な感染防止策(換気や手洗い・手指消毒、マスクの着用を含めた咳エチケットなど)に留意し、感染対策に努めましょう。
 → 『急性呼吸器感染症(ARI)情報』(岡山県感染症情報センター)
    https://www.pref.okayama.jp/page/971468.html

<今週の注目感染症(1)>
☆百日咳
●発生状況
 全国では第28週に3,682名の報告があり、2025年の累計報告数は48,073名となっています(2025年7月16日時点)。
 年齢別では、5~14歳で多く発生しています。
 岡山県では第29週に73名の報告があり、2025年の累計報告数は1,479名となっています(2025年7月23日時点)。
 年齢別では、全国と同様に5~14歳で多く発生しています。
 病気の特徴予防法など詳しくはこちら
 ⇒百日咳(厚生労働省)
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/whooping_cough.html
  百日咳にご注意下さい(厚生労働省)  
  https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001488889.pdf
  百日咳(国立健康危機管理研究機構)
  https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/pertussis/010/pertussis.html

<今週の注目感染症(2)>
☆伝染性紅斑
●発生状況
 全国の第28週の定点あたり報告数は第27週から減少しました(2.32→2.06人)。
 都道府県別では、山形県(5.76人)、島根県(4.64人)、栃木県(4.41人)の順に定点あたり報告数が多く、
 25道府県で警報レベルの2.00人を超えています。
 岡山県の第29週の定点あたり報告数は前週から減少しました(0.93→0.75人)。
 地域別では、備前地域(2.50人)、岡山市(1.10人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
 病気の特徴予防法など詳しくはこちら
⇒伝染性紅斑(厚生労働省)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/fifth_disease.html
 伝染性紅斑(国立健康危機管理研究機構)
 https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/5th-disease/010/5th-disease.html

その他コラムは・・・
 『ダニが媒介する感染症に注意しましょう!』
 『食中毒予防の3原則 岡山県は食中毒注意報を発令中です!』
 を掲載しています。

◆関連リンク◆
〇新型コロナウイルス感染症について(岡山県)
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/site/1185/
〇新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
〇インフルエンザに関する報道発表資料(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00018.html
〇性感染症(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/route/std/index.html
〇梅毒対策(岡山県疾病感染症対策課)
https://www.pref.okayama.jp/site/syphilis/
〇重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
〇日本紅斑熱とは(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/jsf/010/jsf-intro.html
〇ツツガムシ病とは(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/Scrub-Typhus/010/tsutsugamushi.html
〇マダニ対策、今できること(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/route/arthropod-borne/030/madanitaisaku.html
〇食中毒予防の3原則(岡山県生活衛生課)
https://www.pref.okayama.jp/page/detail-101780.html
〇家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00006.html


■「週報」 掲載ページ
https://www.pref.okayama.jp/page/99228.html
■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
■急性呼吸器感染症(ARI)情報
https://www.pref.okayama.jp/page/971468.html

岡山県疾病感染症対策課ホームページ
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/soshiki/362/
岡山県感染症情報センターホームページ
https://www.pref.okayama.jp/soshiki/309/

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