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岡山県感染症情報メールマガジン(2025年 7月4日発行)

メルマガ 発行日時
岡山県感染症情報メールマガジン 2025年07月04日 15時00分

 

岡山県感染症情報メールマガジン(2025年 7月4日発行)

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    岡山県感染症情報メールマガジン ( 2025年7月4日 )
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■標題
 感染症発生動向調査 週報・急性呼吸器感染症(ARI)情報・岡山県病原体検出情報 の更新
 および インフルエンザ2024/25年シーズン流行のまとめ について
■概要
 感染症発生動向調査 2025年  第26週 の 週報・急性呼吸器感染症(ARI)情報・岡山県病原体検出情報
 およびインフルエンザ2024/25年シーズン流行のまとめ をホームページに掲載しましたのでお知らせします。

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      岡山県感染症週報 第26週 
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◆2025年 第26週( 6 / 23 ~ 6 / 29 )の感染症発生動向(届出数)
■全数把握感染症の発生状況(第26 週届出分)
 第 24週 5類感染症 梅毒 1名(30代 女)
            百日咳 3名(小学生 男1・女1、30代 女1)
 第 25週 2類感染症 結核 1名(90代 女)
      5類感染症 百日咳 18名(幼児 男1・女2、小学生 男6・女1、中学生 男1・女4、50代 男1・女1、70代 女1)
 第 26週 2類感染症 結核 4名(30代 女1、60代 女1、70代 男1、90代 女1)
      3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症 2名(O103:20代 男1、O157:40代 女1)
      4類感染症 日本紅斑熱 4名(40代 女1、60代 男1、70代 男1、80代 女1)
            レジオネラ症 4名(60代 男1、70代 男1、80代 男2)
      5類感染症 カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症 1名(80代 女)
            梅毒 8名(20代 女3、30代 男3、50代 男1・女1)
            百日咳 94名(乳児 男1、幼児 男3・女1、小学生 男24・女17、
            中学生 男8・女9、高校生 男5、20代 男3・女1、30代 男2・女3、40代 男4・女3、
            50代 男2・女3、60代 男1・女1、70代 男1・女1、80代 女1)
■定点把握感染症の発生状況
 ○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で54 名(定点あたり1.08人)の報告がありました。
 ○急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で2,457名(定点あたり49.14人)の報告がありました。
 ○伝染性紅斑およびヘルパンギーナの報告数が多くなっています。
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1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で54名の報告があり、前週とほぼ同数でした(定点あたり1.16 → 1.08人)。
 地域別では、倉敷市(1.67人)、備中地域(1.60人)、備北地域(1.50人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
 年代別では、20代および70代以上で前週から増加しました。
 基本的な感染防止策(効果的な場面でのマスク着用、手洗い等の手指衛生、換気、3密(密閉・密集・密接)の回避、
 健康的な日常生活、体調不良時の備え)に留意し、自主的な判断により実施しましょう。
 詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』をご覧ください。
2 急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で2,457名の報告があり、前週とほぼ同数でした(定点あたり49.38 → 49.14人)。
 詳しくは、「☆急性呼吸器感染症(ARI)情報」および岡山県感染症情報センターホームページ
 『急性呼吸器感染症(ARI)情報』をご覧ください。
3 日本紅斑熱は、2025年第26週に4名の報告があり、2025年の累計報告数は9名となりました(2024年の同時期:7名)。
 ダニが媒介する感染症として、
 他に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)やつつが虫病などがあります。
 これらは、病原体を保有するツツガムシまたはマダニに刺咬されることで感染します。
 また、SFTSに関してはイヌやネコからの感染も報告されています。
 ダニに刺咬されないための予防対策等についてはコラム「ダニが媒介する感染症に注意しましょう!」をご覧ください。
4 梅毒は、2025年第26週に8名の報告があり、2025年の累計報告数は136名となりました(2024年の同時期:174名)。
 詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『梅毒について』をご覧ください。
5 百日咳は、2025年第26週に94名の報告があり、2025年の累計報告数は全数把握による統計を開始した2018年以降最多の1,184名となりました。
 詳しくは「今週の注目感染症(1)」をご覧ください。
6 伝染性紅斑は、県全体で25名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり1.25 → 0.89人)。
 詳しくは「今週の注目感染症(2)」をご覧ください。
7 ヘルパンギーナは、県全体で42名の報告があり、前週から増加しました(定点あたり0.96 → 1.50人)。
 この感染症は、夏かぜの一種であり、例年7~8月頃が流行のピークとなります。特異的な治療法はなく、症状に応じた対症療法が行われます。
 病気の特徴、予防法は次をご覧ください。
→ 『ヘルパンギーナ』(国立健康危機管理研究機構)
  https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/herpangina/010/herpangina.html

☆急性呼吸器感染症(ARI)情報
 急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で2,457名の報告があり、前週とほぼ同数でした(定点あたり49.38→ 49.14人)。
 地域別では、備中地域(98.00人)、岡山市(53.22人)、倉敷市(52.83人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
 基本的な感染防止策(換気や手洗い・手指消毒、マスクの着用を含めた咳エチケットなど)に留意し、感染対策に努めましょう。
 → 『急性呼吸器感染症(ARI)情報』(岡山県感染症情報センター)
    https://www.pref.okayama.jp/page/971468.html

<今週の注目感染症(1)>
☆百日咳
●発生状況
 全国では第25週に3,211名の届出があり、2025年の累計届出数は35,810名となっています(2025年6月25日時点)。
 年齢別では、5~14歳で多く発生しています。
 岡山県では第26週に94名の届出があり、2025年の累計届出数は1,184名となっています(2025年7月2日時点)。
 年齢別では、全国と同様に5~14歳で多く発生しています。
 病気の特徴予防法など詳しくはこちら
 ⇒百日咳(厚生労働省)
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/whooping_cough.html
  百日咳にご注意下さい(厚生労働省) 
  https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001488889.pdf
  百日咳(国立健康危機管理研究機構)
  https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/pertussis/010/pertussis.html

<今週の注目感染症(2)>
☆伝染性紅斑
●発生状況
 全国の第25週の定点あたり報告数は第24週から増加しました(2.03→2.53人)。
 都道府県別では、山形県(7.62人)、群馬県(7.32人)、栃木県(7.26人)の順に定点あたり報告数が多く、28道府県で警報レベルの2.00人を超えています。
 岡山県の第26週の定点あたり報告数は前週から減少しました(1.25→0.89人)。
 地域別では、岡山市(1.30人)、備前地域および備中地域(1.00人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
 病気の特徴予防法など詳しくはこちら
 ⇒伝染性紅斑(厚生労働省)
  https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/fifth_disease.html
  伝染性紅斑(国立健康危機管理研究機構)
  https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/5th-disease/010/5th-disease.html

その他コラムは・・・
 『ダニが媒介する感染症に注意しましょう!』
 『食中毒予防の3原則 岡山県は食中毒注意報を発令中です!』
 を掲載しています。

◆関連リンク◆
〇新型コロナウイルス感染症について(岡山県)
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/site/1185/
〇新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
〇インフルエンザに関する報道発表資料(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00018.html
〇性感染症(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/route/std/index.html
〇梅毒対策(岡山県疾病感染症対策課)
https://www.pref.okayama.jp/site/syphilis/
〇重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
〇日本紅斑熱とは(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/jsf/010/jsf-intro.html
〇ツツガムシ病とは(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/Scrub-Typhus/010/tsutsugamushi.html
〇マダニ対策、今できること(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/route/arthropod-borne/030/madanitaisaku.html
〇食中毒予防の3原則(岡山県生活衛生課)
https://www.pref.okayama.jp/page/detail-101780.html
〇家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00006.html


■「週報」 掲載ページ
https://www.pref.okayama.jp/page/99228.html
■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
■2024/25年シーズン インフルエンザ情報(今シーズンのまとめ掲載)(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/630182.html
■急性呼吸器感染症(ARI)情報
https://www.pref.okayama.jp/page/971468.html

岡山県疾病感染症対策課ホームページ
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/soshiki/362/
岡山県感染症情報センターホームページ
https://www.pref.okayama.jp/soshiki/309/

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