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岡山県感染症情報メールマガジン(2025年 6月27日発行)

メルマガ 発行日時
岡山県感染症情報メールマガジン 2025年06月27日 15時00分

 

岡山県感染症情報メールマガジン(2025年 6月27日発行)

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   岡山県感染症情報メールマガジン ( 2025年6月27日 )
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■標題
感染症発生動向調査 週報・急性呼吸器感染症(ARI)情報 の更新 について
■概要
感染症発生動向調査 2025年  第25週 の 週報・急性呼吸器感染症(ARI)情報 をホームページに掲載しましたのでお知らせします。

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       岡山県感染症週報 第25週 
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◆2025年 第25週( 6 / 16 ~ 6 / 22 )の感染症発生動向(届出数)
■全数把握感染症の発生状況(第 25 週届出分)
 第 23週 2類感染症 結核 7名(20代 男4・女3)
      5類感染症 百日咳 21名(小学生 男4・女9、中学生 男3・女5)
 第 24週 2類感染症 結核 3名(20代 男2、30代 男1)
      5類感染症 急性脳炎 1名(幼児 女)
            侵襲性肺炎球菌感染症 1名(50代 男)
            梅毒 4名(20代 女2、30代 男1、40代 男1)
            百日咳 33名(幼児 男5・女3、小学生 男9・女7、中学生 男3・女2、40代 女2、70代 男2)
 第 25週 2類感染症 結核 7名(10代 女1、20代 女3、40代 男1、70代 女1、90代 女1)
      3類感染症 腸管出血性大腸菌感染症 1名(O157:50代 女)
      4類感染症 レジオネラ症 1名(60代 男)
      5類感染症 侵襲性肺炎球菌感染症 1名(70代 女)
            梅毒 2名(20代 男1・女1)
            百日咳 79名(乳児 女2、幼児 男3・女1、小学生 男15・女27、中学生 男4・女5、
            高校生 男1・女2、10代 女1、20代 男2・女1、40代 男2・女7、
            50代 男1・女3、60代 女1、70代 女1)
■定点把握感染症の発生状況
 ○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で58 名(定点あたり1.16人)の報告がありました。
 ○急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で2,469名(定点あたり49.38人)の報告がありました。
 ○伝染性紅斑の報告数が多くなっています。
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1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で58名の報告があり、前週から増加しました(定点あたり0.74 → 1.16人)。
 地域別では、備北地域(2.25人)、真庭地域(1.50人)、倉敷市(1.25人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
 年代別では、10代および20代を除く年代で前週から増加しました。
 基本的な感染防止策(効果的な場面でのマスク着用、手洗い等の手指衛生、換気、3密(密閉・密集・密接)の回避、
 健康的な日常生活、体調不良時の備え)に留意し、自主的な判断により実施しましょう。
 詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』をご覧ください。
2 急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で2,469名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり57.18 → 49.38人)。詳しくは、「☆急性呼吸器感染症(ARI)情報」および岡山県感染症情報センターホームページ『急性呼吸器感染症(ARI)情報』をご覧ください。
3 梅毒は、2025年第25週に2名の報告があり、2025年の累計報告数は126名となりました(2024年の同時期:165名)。
 詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『梅毒について』をご覧ください。
4 百日咳は、2025年第25週に79名の報告があり、2025年の累計報告数は全数把握による統計を開始した2018年以降最多の1,062名となりました。
 詳しくは「今週の注目感染症(1)」をご覧ください。
5 伝染性紅斑は、県全体で35名の報告があり、前週から増加しました(定点あたり0.57 → 1.25人)。
 詳しくは「今週の注目感染症(2)」をご覧ください。

☆急性呼吸器感染症(ARI)情報
 急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で2,469名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり57.18→ 49.38人)。
 地域別では、備中地域(89.20人)、岡山市(58.11人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
 基本的な感染防止策(換気や手洗い・手指消毒、マスクの着用を含めた咳エチケットなど)に留意し、感染対策に努めましょう。
 → 『急性呼吸器感染症(ARI)情報』(岡山県感染症情報センター)
    https://www.pref.okayama.jp/page/971468.html

<今週の注目感染症(1)>
☆百日咳
●発生状況
 全国では第24週に2,970名の届出があり、2025年の累計届出数は31,966名となっています(2025年6月18日時点)。
 年齢別では、5~14歳で多く発生しています。
 岡山県では第25週に79名の届出があり、2025年の累計届出数は1,062名となっています(2025年6月25日時点)。
 年齢別では、全国と同様に5~14歳で多く発生しています。
 詳しくはこちら⇒百日咳(厚生労働省)
          https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/whooping_cough.html
         百日咳にご注意下さい(厚生労働省)    
         https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001488889.pdf
         百日咳(国立健康危機管理研究機構)
         https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/pertussis/010/pertussis.html

<今週の注目感染症(2)>
☆伝染性紅斑
●感染経路および症状
 伝染性紅斑は、ヒトパルボウイルスB19による感染症で、小児を中心にみられる流行性発しん性疾患です。
 両頬に赤い発しん(紅斑)が出ることから「リンゴ病」とも呼ばれます。感染経路は患者の咳などによる飛沫感染や接触感染です。
 約10~20日の潜伏期間の後、両頬に蝶の羽のような境界鮮明な赤い発しん(紅斑)が現れます。
 続いて、体や手・足に網目状やレース状の発しんが広がります。
 多くの場合、頬に発しんが出現する7~10日くらい前に、微熱や風邪の症状などが見られ、
 この時期にウイルスの排出が最も多くなりますが、発しんが現れたときにはウイルスの排出はほとんどなく、感染力もほぼ消失しています。
 その後これらの発しんは一週間程度で消失しますが、中には長引いたり、発しんが再び出現することがあります。
 成人では関節痛を伴う関節炎や頭痛などの症状が見られることもありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく自然治癒します。
 詳しくはこちら⇒伝染性紅斑(厚生労働省)
         https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/fifth_disease.html
         伝染性紅斑(国立健康危機管理研究機構)
         https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/5th-disease/010/5th-disease.html
●治療・予防方法
 伝染性紅斑には特別な治療法はなく、対症療法が行われます。
 ヒトパルボウイルスB19は、紅斑が出ている時期にはほとんど排出されていません。
 そのため、予防法は初期症状である風邪症状がある方との接触を避ける、うがいや手洗い、手指の消毒を行うなどです。
 風邪症状のある人は『咳エチケット』を心がけ、感染拡大防止に努めましょう。
●妊娠中又は妊娠の可能性がある方へ
 これまでヒトパルボウイルスB19に感染したことのない女性が妊娠中に感染した場合、
 胎児にも感染し、胎児水腫などの重篤な状態や流産のリスクとなる可能性があります。
 熱や倦怠感が出現した後に発しんが出る等、伝染性紅斑を疑う症状がある場合は医療機関に相談しましょう。
 また、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、症状が無い場合も妊婦検診の際に医師に伝えてください。
●発生状況
 全国の第24週の定点あたり報告数は第23週から減少しました(2.28→2.03人)。
 都道府県別では、山形県(5.73人)、北海道(4.96人)、栃木県(4.41人)の順に定点あたり報告数が多く、
 22道府県で警報レベルの2.00人を超えています。
 岡山県の第25週の定点あたり報告数は前週から増加しました(0.57→1.25人)。
 地域別では、備前地域(3.00人)、岡山市(1.60人)および倉敷市(1.43人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。

その他コラムは・・・
 『ダニが媒介する感染症に注意しましょう!』
 『食中毒予防の3原則 岡山県は食中毒注意報を発令中です!』
 を掲載しています。

◆関連リンク◆
〇新型コロナウイルス感染症について(岡山県)
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/site/1185/
〇新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
〇インフルエンザに関する報道発表資料(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00018.html
〇性感染症(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/route/std/index.html
〇梅毒対策(岡山県疾病感染症対策課)
https://www.pref.okayama.jp/site/syphilis/
〇重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
〇日本紅斑熱とは(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/jsf/010/jsf-intro.html
〇ツツガムシ病とは(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/Scrub-Typhus/010/tsutsugamushi.html
〇マダニ対策、今できること(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/route/arthropod-borne/030/madanitaisaku.html
〇食中毒予防の3原則(岡山県生活衛生課)
https://www.pref.okayama.jp/page/detail-101780.html
〇家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/01_00006.html


■「週報」 掲載ページ
https://www.pref.okayama.jp/page/99228.html
■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
■2024/25年シーズン インフルエンザ情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/630182.html
■急性呼吸器感染症(ARI)情報
https://www.pref.okayama.jp/page/971468.html

岡山県疾病感染症対策課ホームページ
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/soshiki/362/
岡山県感染症情報センターホームページ
https://www.pref.okayama.jp/soshiki/309/

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