「おかやまマラソン2026」について
私からは、2項目、お話をさせていただきます。
まず、「おかやまマラソン2026」につきましては、11月8日の開催まで、残り9日となりました。
2015年から歩みを進めてまいりました本大会は、今回で10回目という節目の年を迎えることとなりました。
これまで支えてくださった県民の皆様、ボランティアや関係の皆様の多大なるご尽力に、あらためてお礼申し上げます。
今大会も、関係する全ての皆様に、岡山の秋の一大スポーツイベントである「おかやまマラソン」を存分に楽しんでいただきたいと考えております。
今年も私はファンランに出場いたしまして、参加者の皆様とともに汗を流し、大会を全力で盛り上げてまいりたいと存じます。どうぞよろしくお願いいたします。
地域が元気になり、岡山の魅力発信につながる大会となるよう、残り僅かの期間、関係者と一丸となって、準備に万全を期してまいりたいと存じます。
「森の芸術祭 晴れの国・岡山」2027について
次に、「森の芸術祭 晴れの国・岡山」2027についてであります。
先日、森の芸術祭実行委員会総会において、実施計画が策定され、その中で、新たな作品設置会場や参加アーティストのほか、鑑賞券に関することなどが承認されたところでございます。
また、芸術祭のさらなる認知度向上を図るため、新たなメインビジュアルを公開したほか、会場運営等を補助していただくサポートスタッフの愛称を「フォレスト・サポーターズ」とし、11月2日から募集を開始することといたしております。
開催まで1年を切った森の芸術祭に、国内外から多くのお客様にお越しいただけるよう、引き続き、着実に準備を進めてまいります。
私からは、以上でございます。
質疑応答
記者)
渇水の関係で、高梁川水系のダムの貯水率、一時よりも回復はしているのですけれども、現状をどのように受け止められているかということと、併せてまだ取水制限が続いていますけれども、今後の対応に関する考えをお願いします。
知事)
私も高梁川水系のダムの貯水率、貯水量、常に気になっておりまして、毎日チェックをしております。今、この(朝)9時の時点で、(数字が)アップデートされているのですよ。昨日の夜(にチェックした)時点の数字ですけれども、高梁川水系ダム全部において43.8%ということで、一時期よりは上がってきている。この1、2週間で何回か雨が降りまして、雨が一旦降ると、その後2、3日、ダムの貯水量が上がりますので、ちょっと私個人的には一息ついているのですけれども、ただこの43%だ44%だというのは、普段と比べると、例年と比べるとかなり低い数字ですし、この後なかなか雨が期待できないシーズンになります。このレベルで、そしたら取水制限やめようということで、普段どおり(水を)盛大に使いますとなにが起きるかというと、来年の春までにまた逼迫して、取水制限をお願いするという可能性がありますし、そこまでいかないにしても、来年春の、例えば工業だとか、生活用水はそんなに(使用の)波がないのですけれども、農業用水はもうご案内のとおり、田植えの時期に、大量に水がいるときに、その水がないという可能性もございます。一言で言えば、最悪の時期よりはちょっと上がったけれども、これで取水制限を解除できそうだみたいな水準からは、まだ遠いということであります。ご不便をおかけするわけなのですけれども、引き続き、取水制限にご協力をいただきたい、節水にご協力をいただきたいと思っています。
記者)
今しばらくはもうちょっと状況を注視しながらというような状況ですか。
知事)
そうですね。
記者)
昨日、衆議院の選挙制度改革の関係で、比例代表の定数31(議席)削減ですとか、中国四国ブロックの統合を含む(自維国の)3党合意案が正式合意されました。いわゆる選挙制度が大きく変わる今回の、これからまだ手続きは進んでいくのでしょうけれども、大きく変わる方針だと思うのですが、これに対する知事の受け止めをお願いします。
知事)
選挙制度というのは、民主主義の根幹をなすわけでありまして、これについては当たり前でありますけれども、国会において、いろいろな方の意見を交わしながら、できるだけ幅広い合意を得て改変してもらいたいということは、もうそれに尽きるわけでありますけれども、ただ今回はドント方式からサンラグ方式、サンラグ方式へ単純にやるのではなくて、(議席配分の最初の除数を)1ではなくて1.4にする修正サンラグ方式を統一導入するですとか、中四国の名簿を一緒にするですとか、いろいろなこと(案)が出てきたのだなと、自民党がとにかくできるだけ広く、この合意を形成するためにいろいろな工夫をされたのだなということであります。そういう極力広い合意を取る努力をされるということは、私は理解できるというかすばらしいことだと思っています。ただ私とすれば中国地方に住んでいますので、四国と名簿が一緒なのですよといって、これは当然やはり、びっくりいたしました。我々とすれば、地域の民意がきちんと伝わる選挙制度であってほしいというのは、これは常に思っていることですので、そういう制度であるのかということは、気になっていますし、これからも訴えていきたいと思っています。今の時点でどう変更するのか、まだちょっとそのニュースを聞いたばかりで、きちんと分析もなにもできておりませんけれども。
記者)
先ほどおっしゃった、訴えていきたいというのは、その案についてどうのこうのではなくてということですか。
知事)
しっかり原則論として、地域の声がきちんと届く選挙制度であってほしい、これ衆院も参院もそうですけれども。
記者)
先日、再構築協議会の幹事会で実証事業AとBの結果が出ました。この結果の受け止めをお願いできますか。
知事)
3年間と期限を区切って、いろいろな案をテーブルに出し、また、単にこの案がいい、あの案がいいというのではなくて、実際に実証実験をして、データを、できるだけ客観的なデータを取って、そのデータ、ファクトを下に議論をすると。私はこの設計は妥当だと思っています。これまでいろいろな実験をしてきたわけですけれども、ようやくそのデータがそろってテーブルの上に乗せられることになったということでございます。数字が出ると、この数字、こっちのほうがいいのではないか、あっちのほうがいいのではないかということになりがちなのですけれども、地域の皆さんの生活がかかっています。また、今日、明日ではなくて、5年後、10年後の未来もかかっていることですので、数字でどうだったからということではなくて、総合的にこれから本格的な議論が始まるということでございます。我々自身、なにか決めていることはありませんし、それぞれの当事者の皆さんと真剣な議論を交わして、納得のいく結論に達したいと思っています。
記者)
来月の再構築協議会で、骨子案で、鉄道かバスかということが明示されるということですけれども、ここに関してはいかがですか。
知事)
データが出た時点で、必ず絞り込んでいくということになりますし、最後は一つの案に決めるということですので、それは妥当なことだと思っています。
記者)
先日の再構築協議会で、実証事業の結果を数値化したということとともに、自治体の負担についても試算という形だと思うのですが、その点についての受け止め、知事はどのようにご覧になっていらっしゃいますか。
知事)
我々とすれば、とにかく将来から見て適切な判断をしたと言われるような判断をしたいわけでございます。例えば、いろいろあるオプションの中で、自治体負担が一番少ないものを選ぼうみたいな、そういう考えはありません。住民の皆さんの生活がこれからどうなるのか、当然我々も、他の条件が一緒であれば、我々の負担を増やしたいとは思っていませんので、自治体負担が大きいか小さいかというのは、我々にとって大事なファクターではありますけれども、どの一点をもって、これで決まりということにはなりません。それぞれのファクターの重要性ですとか、今後の影響、いろいろなことを考えて、本当に真剣に協議をし、検討していくと、そういうことになります。
記者)
結局、その運営費に対する費用対効果で言いますと、鉄道のほうは運営費よりも半分ぐらいの費用、経済的波及効果だと。一方バスの場合でしたら、それを上回る波及効果、その点についてだけで見ると、やはり先ほどおっしゃったように、数字だけをもってというわけではないとおっしゃるのですが、どの程度の比重というか、考える上で重視されるというふうに、知事は考えていらっしゃいますか。
知事)
それぞれ大事なことなのですけれども、どういうウエイト付けをするかということそのものがこの議論ですので、私のほうがこれは(重視するウエイトが)7でこれが3だよみたいなことを、自分で思っているわけでもありませんし、ここで思ってないことを申し上げることはできないのです。ただそれぞれ大事なのですけれども、なにか一つをもってこれで決まりということには当然なりません。これまで大体こうなのではないかとか、いろいろな人がいろいろなことを言っていたわけですけれども、ようやく芸備線について、この具体的な実際やってみて、出てきたデータが出たということで、それについて私、感慨深く思って、こうなっているのかということなのですけれども、でも何度も言いますけれども、それをもってすぐ結論が自動的に出るわけではありません。当然ですけれども。
記者)
骨子案という形で次回(の再構築協議会で)提示されると、総合的に判断されるというのは、前回の再構築協議会でも岡山県の担当者の方がおっしゃっていて、今知事のほうもそのようなことをおっしゃったと思うのですけれども、重視すべきポイントというか、本格的に議論するにあたって、どういったところを一番重視すべきだというふうに考えていらっしゃいますか。
知事)
これは元々から変わらないわけなのですけれども、大事なのは住民の生活がどうなのかと、住民が著しく生活が不便になると、そういったことになるのか、ならないのかということです。あと持続可能性がどれぐらいあるのかと。例えばものすごくみんなが無理をしてがんばって、これから数年はなんとかなるのだけれども、早晩行き詰まるような案は、私とすればいい案に見えないということでありまして、そこまで無理せずに、これからもなんとか今回決めた案が維持できる案であれば、私は結構高い評価を与えますし、いやこれはかなり無理しているなと、とてもじゃないけれども、例えば次の市長、次の知事が来て、これはとても正当化できないよということになったら崩れてしまうような案は、これはやはり怖いですよね。
記者)
それは経済的負担、今後どちらになったとしても、経済的負担がその自治体から発生するというところを含めた観点という理解でいいのでしょうか。
知事)
我々が関わることで言えばそうですし、今回、元々自治体側とJR西日本さんで、かなり立ち位置が違うところから始まっています。我々からすると、これとこれは検討してほしいけど、あの案はちょっと検討してほしくない、それぞれ、向こう(JR西日本側)はたぶん逆のことを思っているわけですけれども、国が仲裁に入ってくれて、とにかくいろいろな案をテーブルに乗っけようよと、それぞれについて客観的にデータを取ろうよと。で、そのデータが出てから、胸を開いて、胸襟を開いて話し合おうよということですので、それについて我々、この案は話し合いたくないのだとか、これは最初から嫌なのだって(いうのは)、それは(議論を進める上で)ルール違反というか、約束違反だと思っています。それぞれの数字を見ながら、これだとこういうことになるな、あれだとああいうことになるなと。それの住民に対する影響ですとか、それが本当に(自治体とJR西日本)それぞれ負担が続くのだろうか、いろいろなことをこれから真剣に考えていくということになります。
記者)
次回では、一応骨子案という形で、鉄道維持なのか、バスに転換なのかというふうな明記した上で、今後議論という形になると思うのですけれども、先ほど最初のお答えで、これから本格的な議論というふうにおっしゃっているのですけれども、そういった案が出た場合に、どちらかというと、もうそっちの方に流れるのではないかというふうに普通考えてしまうのですけれども、その点について知事はどのように考えていらっしゃいますか。
知事)
実験をしてデータが出て、それぞれの案のメリット、デメリットがあって、それまでにも我々いろいろな意見を出してきているわけです。これまで、(実証事業の)データが来るまでお互いの考えを明かすのはやめましょうね、みたいなことではなかったわけでありまして、そこでその案が出てくる。それが軸になるというのは、私は議論の進め方とすれば十分ありうることだと思います。どこまでいっても、3つか4つの案が消えないというのでは、これは結論にならないので、その案が出ると、その案に対する反発があまりに大きいと、なかなかその案、もしくはその案の微修正では結論にならないでしょうし、そうかやはり総合的に考えるとこうなのかということで双方が、双方というのは、自治体側、自治体側だって一枚岩ではないかもしれませんけれども、ざくっと自治体側とJR西日本さんが、まあこれなら受け入れられるということになるとそれが、もしくはその微修正をした案が成案になる可能性は高いということで、私は議論のまとめ方とすれば、それは十分納得のいくやり方だと思っています。
記者)
今日午後にフットボールスタジアムの検討協議会があります。非公開の部分になるかもしれませんが、具体的な候補地も出るということになっていて、いよいよ本格的な議論というか、それに対する知事としての期待感と、あと今後の議論に求めることがなにかあればお願いします。
知事)
私自身、1年前、もう1年以上前ですか、50万(筆)の署名をいただいて、その分量(の箱)をまた開けてみまして、その1枚1枚の密度というか、迫力にもう大変この圧倒をされたわけでございます。私何度も言いますけれども、我々がフットボールスタジアムに関わるべきかどうか。で、関わった場合、関わってお金を出さないというのはありえないですよね。公金を支出する場合に、私(個人の)のお金ではありませんので、県民の皆さんが、納得ができるものなのかどうなのかというのは、私にとっても非常に大事なことになります。(50万筆の署名の)その全員が岡山県民ではないと聞いていますけれども、かなりの部分、7割ですとか、8割近くが岡山県民である署名が、あれだけ集まった。その分量は、スタジアムですとかアリーナ、あの手の施設のための署名とすれば過去最多、もしくはそれに匹敵する数なのだということを伺いましたので、これは少なくとも(県として)真剣に検討をする責任があるということを感じたものですから、このフットボール(スタジアム)検討協議会というものを立ち上げて、10人のそれぞれの分野の、尊敬される方を(委員に)選定をさせていただいて、県が関わるのはそこまでと。いろいろな段取りですとか、情報提供はするのですけれども、議論の行方について、県は、誘導はしないと。極力(スタジアムを)作るほうにお願いしますとか、作らないほうにお願いします、そんな誘導はしないということで(検討協議会を)やっている。私がお願いしているのは、あんまりモタモタしないでほしいと。とにかく県が(議論を)引き延ばしていると、お金出したくないから引き延ばしているみたいなこと言われると、ちょっとそれは本当に困るので、ぜひテキパキやってほしい。ただ、表面をつるっとなでただけじゃなくて、しっかりした議論を、でもできるだけテンポよく進めていただきたいということをお願いしていまして、今回ようやく具体的な場所のことも含めて、議論をしていただけるようになったというのは、大変感慨深く思っています。こんなに(時間が)かかったのかということを思っていらっしゃる方もいらっしゃると思います。私もちょっとそう思っているのです。あと数か月でも早くここにたどり着ければよかったのですけれども、でも、ここにたどり着いたということですので、我々も、我々が調べた結果、もしくは(調査)会社さんにお願いして調べていただいていることについては、全て(検討協議会へ)お伝えをします。この10人の委員の方は知らないけど、実は我々が知っているみたいなことはないように努めていますので、ぜひ熟議をしていただきたいと思っています。
記者)
今、こんなに(時間が)かかったのかと、少し個人的に感想としてあるかもしれないというお話ありましたが、その上で今後、もう1年ぐらいたっていますけれども、今後どのようなスピード感でとか、あるいはいつまでにみたいな、そういったなにか考えがありますでしょうか。
知事)
私のほうでいつまでにということを言うのは、適切ではないと思うのですけれども、具体的な立地まで(議論が)来たわけですから、しっかり議論をして、そう遠くないタイミングで、(検討協議会に)意見を集約していただければと思っています。場所のこと、いろいろ考えなければいけないこと、多々あると思うのですけれども、ずいぶん具体的にこれからなっていくのだろうと思います。
記者)
少し前になりますけれども、21日に鳥取県の平井知事が退任されるということで、次の選挙に出馬されないということで発表されました。伊原木知事にとりましては、全国知事会でもそうですし、任期中には東京のアンテナショップのほうでも(岡山県と鳥取県が)一緒に出店するみたいなことで、いろいろ関わりがあったと思いますけれども、今回の勇退ということで受け止めなどありましたら教えてください。お願いします。
知事)
私が知事になったときに、平井知事は立派に知事としてお仕事をされていまして、お隣の県ということもあって、隣県との両県知事会議、他の知事と比べても特に接触頻度が高かったですし、(とっとり・おかやま新橋館の)アンテナショップをご一緒させていただいたというご縁もありまして、他の46人の知事の中でも、特に接触頻度が高かった知事になります。また、平井知事は大変優秀な方でいらっしゃるので、全国知事会の会長もされました。私、平井会長の下でいろいろな仕事を仰せつかりまして、私の能力なりに必死でお支えをしたわけですけれども、本当にすばらしいリーダーなというふうに感心をしながら、尊敬しながら、お仕事をご一緒させていただいたところでございます。ご案内のとおり、挨拶のときに、地元の有名人だったり歌人だったり詩人だったり、作家であったりの、ちょっとした一言ですとか作品を、自分の挨拶の中に織り込むということも、本当に自然になさいます。私そういうときに(平井知事が)メモを見られているのをまだ見たことがないのです。別にメモを見たって全然悪くないのですけれども、これは昔から知っていたのだというパターンと、数日前に調べてちょっとがんばって今覚えているだけなのだという、どっちにしてもすごいことであって、昨日覚えたことがちゃんとメモ見ずに言えるというのも能力ですし、こんなことを、そんな30年も前から知っているというのもすごいことですし、どちらにしても、ものすごい能力をお持ちの上に、カニの被り物をされたりですとか、とにかく堅い(場面の)ほうもガチッとされるし、柔らかい(場面の)ほうもきちっとされると。私もそうありたいと思っているのですけれども、私の幅がせいぜいこのあたりだとすると、こっちもこっちも(右も左も)私より守備範囲が広いということで、本当にずっと尊敬してきた。私にとっては知事のお手本のような方でいらっしゃいました。これは私も含めて、いつか知事の任期には限りが来るわけなのですけれども、いざそういう発表をされると、本当に寂しいというのが、率直な思いです。ただあと半年ありますので、これからの半年は私にとっても非常に大事な半年になるかなと。当然(平井知事が)知事を引かれてからも、私、教えていただく機会というのは絶対あると思いますけれども、ただその残り半年、これまで以上に平井知事からできるだけたくさん学んでいきたいと思っています。本当に岡山県のためにもよくしていただきまして、感謝しかないということでございます。今から、前言撤回して、次の選挙出るよというふうに言われたらそれはそれでいいのではないかと、私は個人的には思っているところでございます。
司会)
それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。
知事)
ありがとうございました。