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2026年4月3日知事定例記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:1030486 2026年4月6日更新公聴広報課
会見写真

新年度にあたって

 私からは、3項目、お話をさせていただきたいと思います。
 今年度初の記者会見ということで、よろしくお願いいたします。ちょっと反省をしたところがありまして、これまで私の発表はできるだけ短く、時間を節約しようということで、テキパキ読んできたわけなのですけれども、よく考えたら、皆さんのタイプ(タイピング)よりも早くしゃべっていたのではないかと、もしくは、聞く人からすると早口でわかってなかったのではないかということを、ふと思いまして、ちょっとゆっくりしゃべってみようと思います。あんまりゆっくり過ぎたらまた戻すかもしれませんが、試行錯誤しながらちょっとでもいいやり方をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 まず、新年度にあたりましての私の思いについてであります。
 今年度は、第4次生き活きプラン2年目となります。とりわけ、少子化対策につきましては、新たに、縁むすび応援企業制度によりまして結婚を応援する気運の醸成や、商工団体の皆さんなどと協力した異業種間のマッチングイベントの開催をするなど、一歩踏み込んだ取組を展開したいと考えております。
 女性・若者の還流定着対策にも力を入れ、地域の魅力の発信強化や、女性・若者に魅力ある職場づくりを促進するとともに、また、一元的に情報を共有し、一体感のある効果的な情報発信に努めてまいたいと考えております。
 また、今後増加が見込まれております、インバウンド需要を着実に取り込もうということで、岡山桃太郎空港の機能強化を進めてまいります。
 ファジアーノ岡山のJ1での奮闘やミラノ・コルティナオリンピックにおける本県ゆかりの選手の活躍など、まだまだ岡山旋風は続いております。20年後、30年後を見据えまして、今できることを先送りせず、これまでの取組によって生まれました好循環の流れを一層加速させ、今年度も生き活き岡山の実現に邁進していきたいと考えております。

「子育て家庭留学プログラム」事業の実施について

 次に、「子育て家庭留学プログラム」事業についてでございます。
 この事業は、結婚や子育て、仕事との両立に関心や不安のある若い世代の皆さんが、子育て中の家庭を訪問し、将来設計のヒントを得る、体験型事業でございます。
 これまで100名を超えるご参加をいただきまして、参加者からは「結婚し家庭を持ちたいと思った。」「仕事と家庭の両立のイメージが湧いてきた。」「子どもがかわいく、子育ては大変だが楽しさも感じた。」といった前向きな声が寄せられています。
 私も、この事業に参加させていただきましたが、「百聞は一見にしかず」という諺のとおりでございまして、私自身も2人の娘を子育てしたのですけれども、久しぶりに小さい子どもに触れまして、やはり子どもってかわいいなということを私も思い出したところでございます。そこにいらっしゃった若い学生さんも目がイキイキとしていて、赤ちゃんとか小さい子どもが持つインパクトってすごいなと思いました。
 今年度は、本日から留学参加者・受け入れ家庭の募集を開始します。ご自身のライフプランを考える貴重な経験になろうかと思いますので、ぜひ、できるだけ多くの皆さまにご応募、ご参加いただきたいと考えております。

おかやまマラソンについて

 最後は、おかやまマラソンについてでございます。今年11月8日に、節目となる10回目の開催を迎える「おかやまマラソン2026」ということでございます。いよいよランナー募集が来週8日から、始まります。
 今大会では、10回目の開催を感謝して、岡山市民県民優先枠をこれまでの倍の4,000人といたしております。当たる確率が地元の方にとっては増えるということですので、これまで外れて悔しかった方もぜひご応募していただきたいと考えております。
 また、プレゼント企画の実施や10回大会限定完走メダルを作成することとしておりまして、ご参加していただく皆さまにより楽しんでいただけるよう、今、張り切って準備を進めているところでございます。
 引き続き、皆さまに一層愛される大会となるよう、実行委員会を中心に準備を進めているところでございます。ぜひとも、皆さま方のご参加、ご応募をよろしくお願いいたします。

 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 今ご説明いただいた、「子育て家庭留学プログラム事業」のことで、このたび3年目を迎えるということで、これまでの実績や開催された内容、参加者の声を踏まえて、今年度から事業を拡充したり、新たに工夫したりといった取組があれば伺えますでしょうか。

知事)
 ありがとうございます。よくぞ聞いてくださいました。結局、人口減対策、少子化対策の一環ということでございます。この2年間で計75件、127人の方にご参加をいただきました。大学生の方が多いということで、ザクっと8割くらい。1年目の時が大学生7割、2年目の時が大学生9割ということですから、大学生が多いということで、大変前向きなご意見、ご感想が多かったということでございます。例えば、自分のライフプランについて考えるきっかけになったと答えてくださった方が全体の94%ですとか、これまでより結婚したいという思いが強まったという方が56%、これまでよりも子どもが欲しいなというふうに思った方が68%ですから、実際にお子さんを見てかわいいなと、自分も(子どもを持つという)そういう未来、いいなと思われたと。お子さんが好きで参加された方もいるでしょうけれども、(将来子どもを持つことを)迷っている方が参加されたのだろうなと思うと、ずいぶん、ご自身の考えを、子どもを持とうという方に変える方が、結構いらっしゃったのかなというふうに思えるようなアンケート結果だと考えております。大変ポジティブな結果が出ているこのプログラムですけれども、2年やって127人ですから、この岡山では婚姻が毎年7,000件前後あって、お子さんが1万1,000人とか1万人とか生まれていることから考えるとこんな(少ない)数ですよね。これを続けていれば岡山の少子化は大丈夫というのとは、スケール感が2桁かくらいは違うわけでありまして、これをいかに、動画ですとか、いろいろな形で広めていくかということなのだろうと思います。見ていて、ああ、そうなのだ、本当にこの動画に出てくる学生さんって、(最初は)なんかこうおっかなびっくりだったけれども、このプログラムで1時間とか1時間半とか(子どもたちと)過ごして、その後の発言とか表情とか、ずいぶん違うなということで、(動画を見る方は)実際プログラムには参加していないのだけれども、何かご自身の不安を少し払拭するきっかけにしていただければ。このプログラムは厳格に募集をして、設計をしているプログラムですけれども、そういうことで言えば、親戚であったり、友だちのツテを辿れば、赤ちゃんと触れ合う機会というのは、多くの学生さんにとっても、見つけようと思えば見つけられるのだと思います。そういうことで、実際に自分自身も、このプログラムではなくても(子どもに)触れてみると、やはり子どもってかわいいのだなと。当然オムツ替えとか大変なこともあるのだろうけれども、やはりかわいいのだなということを体験する一つのきっかけになってもらえればなと思います。私自身の経験で言えば、友だちの話とか、いろいろな話を、まあ、もう今年(私は)還暦の年ですから、聞いてきて、子どもは好きではないと学生時代に言っている人もいましたけれども、例えば、30(歳)になり40(歳)になり、本当に子ども嫌いだよね、私は子ども全然ダメという人はあまりいないですよね。食わず嫌いというか、なんかピンと来ないということなのだけれども、いざ友だちの子どもとかきょうだいの子どもとか、もしくは自分の子どもに触れると、ほぼすべての人が、やはり子どもはかわいいということになっているのをずっと私見てきましたので、ですから、私は元々子どもが好きで、(自分の子どもが)生まれてからずっと子どもはかわいいというふうに思っている方ですけれども、大体そういうふうに我々は生まれついているのかなということで、ぜひ、いずれそうなるのであれば、早いうちに、子どものかわいさというものをわかってもらいたいなと思います。

記者)
 今お話された、これまでの参加者127人ということは、全体の結婚を控えている若者の数からしたら、非常に少ないとご説明されたと思うのですけれども、それを踏まえると、先ほどの動画のお話もそうですし、今日の資料だと3の(1)大学等と連携し、留学参加者・受入家庭の両方が、その体験を伝える交流会の開催とかありますが、これは過去2年にはあまり見られなかった新たな工夫の一つになるのでしょうか。

知事)
 そうです。これまでもそのプログラムをやるということだったのですけれども、3年目なので、横展開ということで、今回それをやろうと新たに考えたところでございます。

記者)
 この交流会、今の構想で構わないのですけれども、どういった内容にされたいのかがもしあれば、伺えますでしょうか。

知事)
 (陪席の子ども未来課長の方を向いて)もし言えることがあれば。

子ども未来課長)
 交流会の関係ですけれども、大学と連携をさせていただいて、実際大学の学生さんを集めていただく中に、子育て家庭留学に参加いただいた方ですとか、受入れをした家庭の方に来ていただいて、一緒にこの交流会、お話をしていただいて事業の内容を理解いただくような取組を今考えております。

知事)
 もうこの2年、3年ぐらい(前)から、この担当課、私の強いプレッシャーの下で、本当にいやいやながら、何か報告をしても、もっとたくさん開催できないのか、もう常にこう言われながら、馬車馬のようにがんばってくれている課でありまして、新年度もがんばってもらいたいと思います。

記者)
 二つお聞かせください。先月、知事はベトナムを訪問されました。現地で副首相、外務大臣とお会いになったということですが、定期便の誘致であったりとか、外国人材に関する活動が中心になったと思いますけれども、あらためて所感と、どういった実績が挙げられていますか。

知事)
 外務大臣については40分間、それから、副首相(、内務副大臣)については1時間の時間をいただいたところでございます。これまで、ベトナムに限らずタイですとか、韓国ですとか、台湾ですとか、行きましたけれども、政府要人とお会いできたというのはなかなかありません。全国知事会で、みんなで行ったときには、例えば、昨年の韓国で、大統領ではない、大統領を補佐する首相とお目にかかることができましたけれども、岡山県単独で行って、ここまで、その訪問国の政府要人と、しかも複数に会えたということはなかったわけですから、今回、外務省、国が非常にサポートしていただいたなと。両方の会談に伊藤(直樹 駐ベトナム社会主義共和国日本国特命全権)大使が同席をしてくださった。アレンジにあたって、後押ししてくださったのは確実でありまして、あと、日本にいらっしゃるベトナム大使(ファム・クアン・ヒエウ駐日ベトナム社会主義共和国特命全権大使とベトナムへ)行く前に、大使館で夕食をご一緒しましたけれども、大使からの勧めで、ぜひ私の本国を訪問してくださいよということで、はいわかりましたと言って、(ベトナムへ)行ったこともあって、その大使が随分バックアップしていただいたのだなというふうに考えている。そういう段取りを受けての、そういった会談でございます。いろいろな話をしてそこで何か、文書を交わしたとかということではないのですけれども、そもそもそういった立場のお忙しい方が、実はその前1週間、この時間だったら会えそうだ、ちょっとごめんなさい、別の(予定)が入った、ずれた、これだとかと言うので、また前日にガラっと変わったりとか、本当にすごいスケジュールでいろいろな調整をされている中で、でも、我々の会談を1時間であったり40分(時間を)取っていただいているのだないうことを体感しながらでしたけれども、一つ、日本に対する、また、岡山県に対する強い期待を感じたところです。あと、我々のベトナムに対してはいろいろな期待が、岡山県において、以前もお話しました、4万人、外国人の方がいらっしゃって、3万人の方が働いてくださっている。その中で、ベトナム人が国別で1位で、1万2,000人、つい2、3年前まで1万人だったのが本当にこの数年で、すごい伸びを示している。で、それぞれの会社でも、ベトナムの皆さん大変評判がいい。勤勉で一生懸命だということで、我々としてこの人手不足の中でのベトナム人材に、大変期待をしているということをお伝えし、それはもう大変ありがたい、我々(ベトナム)にとってもそうやって、自分たちのベトナムでがんばってもらうのは当然だけれども、そういった日本ですとか、別の国に行って、スキルを磨いて、語学も磨いて、そこ(ベトナム外)で活躍するもよし、いずれ戻ってきて母国の発展に貢献してくれる。本当にベトナムにとってもいい機会をいただいているということですから。それから、高官が言われたのではなくてジェトロで事前に教えていただいたことですが、タイで起きたことの15年遅れぐらいで、ベトナムのいろいろなことが起きている。元々は、人件費が安いということで、工場がそこに行ったり、もしくはそこの人材が日本に来てくれたりということだったわけですけれども、今少しずつ国が豊かになって平均賃金が上がっているということで、以前ほど楽に日本に来てもらえなくなった、以前ほどベトナムの工場の採算はよくなくなったのだけれども、今度国内市場が随分大きくなってきているので、ベトナム国内向けのいろいろな産業が成り立つようになってきているということで、ベトナムへの投資の中身が少しずつ変わってきている。大体、作って(ベトナムの)外に出すということが前提だったのが、ベトナムで作ってベトナムで買っていただく、消費していただくというビジネスが成り立つようになってきたということですので、このベトナム投資の幅が広がってきているということで、ベトナム投資の環境をぜひ整えていただきたい。これ(外国人材の関係で)は国の方で(育成就労制度の)MOC(二国間取り決め)をあと、1ヶ月、2ヶ月で作る予定なのだみたいなお話がありました。これは我々、事前に聞いていた話と整合しますので、それは大変ありがたいことで、それが確認できれば、我々自身、それを基にどういう、また、取り決めですとか、どうするのかというのも考えようみたいな話も、まだラフな形で出たわけでありますので、そういったこと、あともう一つは定期便の話もいたしました。これは政府要人が、そうしたらこれでもう決まりみたいな実務の話に立ち入ったりはしないわけです。ただ、これは当たり前ですけれどもチャーター便、今回チャーター便で来たのですという、こういうことを積み重ねて、それでいずれ定期便というのも考えたいということの話で、非常に応援をしてくださっているわけですから、とにかく人の往来が増える、投資が増えると、その定期便が成り立つ可能性というのは、少しずつ上がっていくわけですから、将来的に、定期便が成立するような交流になるように、お互いがんばっていきましょうねということで、エールの交換をしたようなことでしたけれども、大変前向きな意欲を感じたところでございます。

記者)
 芸備線の再構築協議会について、先週、先月下旬(3月25日)ありましたけれども、昨年度行った実証事業A、増便などの事業ですけれども、これの費用に対する経済効果、数値としても示されたりしました。今年度になって、バスの移動による実証事業Bが始まりますけれども、あらためて国の方が議論の目安とする(3年の期間の)1年を切りましたけれども、そうした中で知事として、今の状況をどのように受け止めて、今年度どのような姿勢で県として臨みたいか教えてください。

知事)
 元々の再構築協議会が始まる前の状況で言えば、地元からすると、このまま(維持)でお願いします。それはもう欲を言えば、便数を増やしていただけるともっと利便性が上がるから、そっちの方、変えるならそっち(増便)の方でお願いします、というのが本音ですよね。で、JRさんの方からすると、ものすごく採算が悪いんです。それについては正直にお示しします。とても維持できませんということで、立場からすると、こんなに違うわけですよね。で、実際、こっち(地元)の方からね、それは許されないとか、権限からすると、我々宣言すれば、(廃線も)止められるんですよみたいな、こういうことをやってもあんまりこう、何かいいことにならないということで、協議の場を国が作っていただいてそこにみんな入って、いろいろなことを考えてみようよ、こうしたらいいじゃないか、ああしたらいいじゃないかって言っても、言うだけであって、試算をしてみないとわからないし、試算というのは、いろいろな仮定を置いてやるので、その仮定の置き方で全然結果が変わってきますから。ですから、実験、要するに実証事業をある程度、数日ではなくて数週間、できれば数ヶ月やってみたら、随分こう見えてくるよねということで、いろいろなことを試してみよう。実証実験のこの鉄道ベースのものが、実証事業のAで、それ以外のものがBということで、そういうふうに、ある種考えつく、これはどうだろう、あれはどうだろうということをやってみると、随分水掛け論で、いやあなたが寄り添ってくれればいいだけでしょということではなくて、確かにそちらが言っていたことも、随分、正しいのだねとか、意外とこれがいいのではないですかというのを、お互いに納得ずくで条件を、(JRと地元の)両方了解した上でやった結果というのはあるわけですから、それを見ると確かに、ちょっと、我々、ここまで強くは言えないなあとか、意外とこれがいいのだなあという、双方にとって気付きがあるのだと思います。まだ、実験をやっている最中ですので、ここで私が、そもそもその会議も出ていない、尾崎副知事が私の代わりに会議に出て、非常に詳しく勉強してくれていますけれども、私が何か軽々しくこう見えるみたいなことを言うと、必死で、今、取り組んでいる皆さんの邪魔をしかねないのです。まだ、とにかく、実証事業をしている最中だということで、断片的に結果は出てきていますけれども、じゃあそれでというのは、これからもうしばらくかかるのだろうと思います。で、ぜひ、私とすれば、(実証事業)AであれBであれ、出てきた中で、これなら意外といいのではないかなという案が、どっちがどれぐらい歩み寄ることになるのかは別として、双方ともに、これだったら、何かいいのではないかという案が出てくることを強く期待をしていますし、3年というふうに区切られた中で、双方納得して参加しているわけですから、これからの1年間という非常に大事な、ちょっと忙しくなりそうですけれども、大事な1年間になると思っています。これは全国で初の協議会ということで、ある種、他の地域のお手本にもなりますので、あそこはちょっと、何かやり方がおかしかったじゃないか。実証事業の結果について、これはバイアスがかかり過ぎだとか、そういう、後で何かイチャモンを付けられることがないように、できるだけフェアに、意味のある実証事業をしていただきたいなと思います。

記者)
 先ほどのベトナムの訪問であらためて、様々な収穫があったと思うのですが、一番の収穫というのはどういったところにありますでしょうか。

知事)
 本当にいろいろな、盛りだくさん、年度末の本来忙しいときに、よくあれだけ時間を取って、ベトナムに行く前にまず、とてつもなく忙しかったのですよ。なんでこの行事とこの行事が一緒の日に入るのだろうかと言って、前日の準備も、こんな(慌ただしい)感じでしたし、わかったのは、ベトナムへの出張が年度末にあるから、全部そこ(出張前)に押し込んでいたということで、私を含め幹部も、関係する皆さんも本当にある種の犠牲を払いながらの出張でしたけれども、本当に担当をするそれぞれの課、がんばっていただき、また、先ほど申し上げましたけれども、国、外務省ですとか、ベトナムの政府関係の皆さんに、本当にご協力いただいて、いろいろなことが数日間にできたなあと思っています。で、一つは、(ベトナムからの)送り出し機関に対してのセミナーをやったわけですけれども、我々、そこまで気合いの入ったセミナー、知事が現地まで行って、送り出し機関から見た、もしくは、実際に働かれるベトナムの若い方にとっての岡山の魅力ということを、我々が考える岡山の魅力ということを、プレゼンをさせていただきました。これを、もう手前味噌ですけれども、私にとか、県の人に言うのですからちょっと実際に思っているよりもよく言ってくださっている可能性もあるのですけれども、今日のプレゼンを聞いて、岡山に送り出すことについて、ずいぶん自信が持てた。当然そういう送り出し機関は岡山だけに送っているわけでは全然なくて、全国のいろいろな地域、いろいろな日本の団体と関係があるわけですけれども、ちょっと岡山の優先順位が上がったというふうにおっしゃる方が随分いらっしゃったので、これは大変うれしく思います。多分、響いたポイントというのが、2つか3つぐらいあるのだと思います。一つは、岡山には外国人の活躍を推進する条例ができた。これは(外国人材の受け入れを掲げる)全国初の条例であって、議会も私も非常にこのことについては熱心に思っている。選ばれる岡山県、外国の皆さんから見ても、働きやすい、住みやすい岡山にするために、この県庁を挙げて、それぞれの市町村、もしくは、外国人を雇っている事業所とも協力しながら改善をしようとしているのだ、相談センターだとか、語学の研修、こんな、今、学校の数があってこんなプログラムをしていて、ご家族の皆さんに対して、こういうことを考えているのだということを説明しました。岡山県、本当に本腰でやっているなら、他の県よりも、さらに意欲が強いのだな。我々(岡山県)にとってはベトナム人が一番多いわけですから、特にベトナムに対して、非常に前向きなのだということは、多分明確に伝わったのだと思います。もう一つは、岡山は災害が少ないんですよ。地震が非常に少なくて、軽く揺れるようなものはあるけれども、大きな地震というのは、関東大震災の1923年ですか、そこから100年間(地震の)計測をしているのだけれども、岡山では(大きな地震は)ないのですよ。震度6みたいな(大きな地震)のはないのですよ、ということを言って、ベトナムも実は地震がほぼない国で、本当に軽い地震があるくらいで、我々が言う大きな地震というのはベトナムでは観測されていないという、そういう方からすると、地震の国の日本に来るというのは怖いのだそうですけれども、その中で、岡山は日本の中でも本当に地震の少ないところなのですよ、台風だとかいろいろな災害も周りの山に阻まれてそうそう来ないのですよということは随分響いたのかなと思っているところです。そういう岡山ならではのベトナムの方から見た強みということをお伝えすることができたということは私の中ではなかなかいい収穫だったなと思いますし、我々もベトナムに対する熱意が伝わったからこそ、ベトナムの政府高官が、副首相、外務大臣、内務副大臣、このお三方が、私はその1日しか(時間が)取れなかった、空けることができなかったのですけれども、その1日でそのお三方とお会いすることができたというのは、ベトナムの政府も日本に岡山県という県があって、かなり前向きなのだなということを認識していただいている証なのかなと思っています。一つにはナカシマプロペラさんがベトナムで20年以上投資をされて非常に評判がいいんですけれども、それは私が外務大臣とお会いしたときにもシェア、世界の、世界の船に取り付けているプロペラのシェアが3割持っているということで、そんなすごい会社が岡山にあって、ベトナムで20年活動をしている。そのナカシマプロペラの本社のある岡山県ということで随分得をしているのかなというふうに思いましたし、両備の、商工会議所の松田会頭もご一緒していただきまして、単に私が行くだけではなくて、両備さんも10年前からベトナムに投資をされているということで、実際に日本でベトナム人を雇用している、もしくはベトナムに投資をしている、そういった有力企業も一緒に来ているということで、随分岡山県の存在感が今回ベトナムのいろいろな関係者の皆さんに印象付けることができたのかなと思っています。

記者)
 関連でベトナムの定期便就航に向けての、あらためて意欲と言いますか決意と言いますか、教えてください。

知事)
 そういうことで、私の時間がちょっと足りなかったということもありまして、ベトジェットエアを含めて、ベトナムの航空会社は、私自身は行くことはできなかったのですけれども、担当課、責任者が訪問をいたしまして、それで、強く定期便を持ちたいということをお伝えいたしました。これも、そうなのだろうなと思うのですけれども、まずやはりチャーター便、今回のようなチャーター便を何回もやりましょう。チャーター便が、採算が取れるということになったら、チャーター便の頻度が上がっていって、あたかも定期便かのような形になったら、その次の定期便化というのは随分ハードルが低いですよねという話になりまして、ぜひ、これから実際、チャーター便には我々代表団も乗ったわけですけれども、過去、旅行会社にツアーを組んでいただいて、ベトナムの方が、岡山にお越しいただいて、私、(ベトナムへの)出発前にお出迎えをしましたけれども、岡山の方に、ベトナム、ハノイに行っていただくという、この評判がよければ随分、ビジネスというのも大事なのですけれども、観光でお互いを相互に行き来することになると、随分分厚い需要ということになりますので、ここは、ぜひ継続して取り組んでいきたいなと思っております。

記者)
 おかやまマラソンについて伺います。今回で10回目の節目の大会でございます。知事は初期から関わられておられて、試行錯誤の中での10回目であるわけですけれども、あらためてこの大会が岡山県にとってどういう存在になっているのかというのと、この10回目の節目の大会をどういうふうにしたいのかという2点をお願いします。

知事)
 ここで何度かお話したと思うのですけれども、おかやまマラソン、結構難産だったのですよね。石井(前岡山県)知事のときに構想があって、私、構想段階で引き継いで、本当に何も投資したわけでも何でもないですから、止めてもいいし、そのまま引き継いで現実化してもいいというところで引き継いだのですけれども、コースも決まらない、陸連の公認コースにしようという構想だったのですけれども、公認コースだと警察がOKしない。警察がOKしてくれる修正をして、陸連に持っていったら、いや、こんなの公認できるわけないでしょということで、コースも決まらない、メインスポンサーも決まらないで、ちょっとなかなかこれは成立しないなということで、1年延期したのですけれども、1年延期したのだけれども、その半年前になっても、その両方の問題が解決しないということで、デッドラインの半年前ということですけれども、これはちょっと難しいのかなと思った時期もあるのですけれども、結局いろいろな方が、もう本当にそしたらここは一肌(脱ぐ)というか、一肌(脱ぐ)どころじゃないぐらい、がんばって応援をしていただいたりですとか、山陽新聞の越宗現相談役、(当時)社長に、そしたら私もここはもう覚悟を決めて先頭に立ってがんばりましょうということで、(おかやまマラソン実行委員会)会長を引き受けていただいたりですとか、岡山市とタッグを組んで、いろいろなこと一緒にさせていただいたということもありますし、あと、何より、越宗社長に、会長を引き受けていただいたら、山陽新聞色が強く出るのではないか、なのだけれども、TSCさんだけではなくて、RSKさんだけではなくて、他の放送局、他の新聞の皆さんも、知らんぷりというのではなくて、いや、これは岡山の大きなお祭りだよ、ということで、この報道をしていただいたということで、本当にこの岡山を挙げてのお祭りという雰囲気が出てきたというのが、本当にありがたく思っています。皆さま方のおかげだと思っています。あと、医師会の方々、看護協会の皆さまですとか、町内会の皆さまですとか、ありとあらゆる団体の方が、準備会合に参加をしていただいて、かつ、また、当日ボランティアであったり、いろいろなことで協力をしていただいて、初めてあの大会ができるということで、楽しんで走っている人はワーということですけれども、それを支えてくださってる方々は、本当にずっと熱心に支えていただいているおかげ、これ、もう感謝しかありません。本当に岡山にとってすばらしい財産ができたよなあというふうに思います。岡山の人はとりあえず、楽しいということですし、半分ぐらいは県外から来られるわけですけれども、県外の方に対して、誇らしいですよね。こんなお祭りがあるのですよって、来て楽しかったでしょという、私ね、毎回ゴール地点で、皆さん方をお出迎えして、もう本当に一言ずつぐらいしか聞けないのですけれども、特にこれ、県内の方なのだろうなということです。応援すごかったよ、岡山最高だよというふうに、最初の頃は私こうやって(ゴール地点で立っていると)県内の方は、知事だとわかるのですけど、県外の人は、何でゴールに変なおっさんが立っているのだみたいなことを見られる。「岡山県知事です」とたすきを掛けてやっているのです。要するにあっ知事なのだなということはたすきを見ればわかるのですけれども、ありがとう、すごい大会だった、来てよかったと言って、皆さんおっしゃっていただけること、本当にこの岡山県民としてうれしい。それもこれもいろいろな方が、毎回毎回おかやまマラソンを成立させてくださっているおかげということで、スポンサーの皆さまもそうですし、支出を認めていただいている岡山県議会、岡山市議会の皆さんもそうですし、もう本当にありがたいことだと思います。10回目ということなので、さらに磨きをかけて、よかったなあという、そういう大会にしたいと思います。

記者)
 イラン情勢について教えてください。ホルムズ海峡の事実上の封鎖などを受けて、ガソリン価格高騰だけにとどまらないいろいろな影響が懸念される情勢なのですが、ますは知事としてこのイラン情勢緊迫化、県内での影響をどのような点懸念しているか、あるいはそれに対してどのような姿勢で対応していきたいのか、お願いします。

知事)
 昨日のトランプ大統領の演説、これについては、何かすごい発表があるのか、私自身も期待をしていたのですけれども、特に目新しいことはなかったということで、早期に終結するのか、終結はいろいろな形がありますけれども、原油の9割をホルムズ海峡経由の原油に頼っている日本にとっては、ホルムズ海峡の安全航行が、いつ取り戻せるのかというところが大変気になったわけですけれど、それについては、もう全く見えない。自分で取りに行けみたいなことを言われているわけですから、心配がずっと続いているということであります。東南アジアと違って日本の場合、備蓄をしっかりしていますので、すぐ、大変なことが起きているフィリピンですとか、その他東南アジア各国、ものすごいことになっているということは報道で承知しておりますけれども、そうはなっていないのですけれども、ただ、いつ(まで)続くかわからないことに対して、決まった数のものというのは、大変不安定です。30日の備蓄よりは、180日の備蓄の方が安心ですけれども、でも、180日それを全部使っていたら、いずれなくなるわけで、本当になくなる寸前になったら、大変なことが起きるわけですので、これについて、我々、真剣に、他の国がやっているように、どう石油に頼らずに我々生活していくのかということを、真剣に考えていかなければいけないと思っています。備蓄があるから、これまでどおりの値段、これまでどおりの石油の使用量を続けられるということを、国民一人ひとりが想定して、動くというのは、大変危険だと思っています。ぜひ、一人ひとりとしても、今、大体ホルムズ海峡から日本まで(輸送するのに)、何か20日ぐらいかかるのだそうですね、タンカーで。デカいタンカー1隻分が大体、日本で(1日に)使う、原油の量とザクッと一緒なのだそうで、なのでどの時点、今は違うのですけれども、普段はどの時点をとっても、ホルムズ海峡から日本まで20隻ぐらいのタンカーが常にいる状態。それが1日ごとにずれていっているという形をずっと続けてきたのだそうです。ザクッと言えば。それが止まっているわけですので、ですから、本当に政府は一時的に価格を下げるだとかということはできるわけですけれども、石油を作ることはできないわけですので、備蓄を放出することはできても、何か魔法で備蓄を増やすことはできないわけですから、極力この(今)ある備蓄を、長く使えるようにする。当然、今航海から、ホルムズ海峡以外から(※「石油」を削除)(原油)を調達するということについて、関係各社、もしくは国も大変なご努力をされているということの報道で聞いているところですけれども、いろいろな、国民は国民として、関係の皆さんは、別の調達ルートをということで、がんばっておかなければ、我々も、ほんの数ヶ月後には、大変なことになっている東南アジアと、大して状況が変わらないことになりますので、ここは今、状況の推移を見守っているところでございます。

記者)
 将来的にその石油が足りないみたいな話があるかもしれないけれど、当面やはり県内の製造業などへの影響が懸念されるわけですが、県として実際にこの問題について、県庁内で対応を今後協議するとか、そういったことはございますか。

知事)
 大きな話をしました。当面の我々の具体的な対応ということで言えば、3月25日に、岡山県中小企業支援センターにおきまして、特別相談窓口を設置したところでございます。これは怖いことになっているなという時に、とりあえず相談をしていただけますと、我々、例えば、資金繰り支援ということでいえば、既存の県融資制度をご紹介、ご活用していただくという部分もありますし、重油が足りないのだとか、ちょっとこのすごい値上げになっているのだというお話についても、相談をしていただくと、何かできることがあるかもしれませんし、その過程で、我々も情報を仕入れることができます。それぞれの方の、それぞれの情報が集まった段階で、全体像が少しずつ見えてきて、今この程度でとどまっているのか、いや結構すごいことになってきたぞという我々自身の判断を、より正確になってまいります。今、4月1日時点で、県内の、750社に対して調査をお願いしているところでございます。製造業、580社、商業170社なのですけれども、この4月中に取りまとめをさせていただきまして、その後、公表も考えているところでございます。何が起きているか、とりあえず地元で何が起きているか、我々としても、きちんと把握した上で、我々で対応する、もしくは国に対してお伝えする、お願いをする、そういったことを考えていきたいと思います。

記者)
 今おっしゃったように調査を踏まえてかもしれないのですけれども、県としてやること、あるいは政府に求めていくこと、何かあると思うのですけれども、現時点で何かやはり、政府に対して知事の方から、こういった姿勢でとか、こういったことを求めていきたいなど、そういったものがあればお願いします。

知事)
 大変難しいのが、我々として、この県内のそれぞれの事業者が、極力これまでどおり生産できるようにして欲しいという、調達に苦労しているのであったら、何とかそこに融通をしてもらいたい。値段が上がって困っている業者も現にありますから、値段を下げるようにして欲しいという強い思いがあるのですよ。ただ、要するに何で調達が難しくなっているのか、何で値段が上がっているかというと、川上のところが絞られているからであって、日本全体に来る原油が足りていないときに、さあどうやってそれを分配するのだというときに、我々とすれば、命に関わること、本当に生活に関わるところに優先的に回さないといけない。それについて一番わかりやすいのは、価格なのですよね。本当に命に関わるところは、いやいやお金じゃないよ、3倍払ってでも取るよって言って取ってくるでしょうから、それをこの値段を人為的に下げると、命にもそんなすごい重要産業にも関係ない、あればいいよねという用途の会社が引っ張ってしまったりするので、ですから価格をこれまでどおりにすると、価格による分配機能を失わせることにもなるということですので、なかなか、それはその分配は政府がきちんと見て、大事なところに分配すればいいということなのですけれども、それぞれの会社にとっては自分のところは大事ですから、そういう分配というのは昔ソ連がやろうとして大失敗したことですので、ですからなかなか、じゃあこうしてくれればということがなかなかない。安くするのが必ずしも国全体としていいことにならないので、どういうふうにするのか、ぜひ、いろいろ考えていただきたい。第一次オイルショック、(19)73年ですから、もう50年前ですか。その時の対応は、実は日本が一番うまくいったというふうに言われています。もう、世界各国大パニックになったわけで、日本でも混乱はあったのです。実は、乗り越え方、しのぎ方は、日本が一番上手くいきました。そのときの我々のやり方というのは、ぜひ、思い出すに値するのかなあと思っています。それを機会に、例えば、ホンダがCVCC、世界で一番燃費のよいエンジンを開発したりですとか、いろいろな工場で省エネルギー投資をして、これまでとは、格段に少ない燃料でいろいろなものを作れるようになったですとか、そういった省エネルギーに対する投資というものが、格段に進んだのが、その第一次オイルショック後の数年間ということでしたので、それを今やるかということとまたちょっと違うかもしれませんけれども、これから数年間ということで言えば、それは1つの大きなオプションの一つかもしれません。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

2012年の記者会見