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近年の夏季高温によりぶどう「ピオーネ」では生育が早まり、従来の糖度測定と食味による収穫開始では適期収穫が難しくなっています。また、市場関係者からの指摘も脱粒や晩腐病が増加傾向となっています。
そこで、JA晴れの国おかやま井原市ぶどう部会では、高温対策として備中産ぶどうのファン拡大・魅力発信事業を活用し、令和7年度よりpHメーターを選果場等4か所に導入することで、酸度測定も加えた収穫開始判断を推進しています。
普及指導センターは、講習会で酸度を意識した収穫指導と合わせて、各所のJAぶどう担当者にpHメーターによる酸度の測定方法を指導しました。
これにより、令和7年度は部会内で収穫開始が前年比2~8日早まり、適期収穫の意識が高まっています。
【JAぶどう担当者との酸度測定】