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2023/24年 感染性胃腸炎情報

印刷ページ表示 ページ番号:0825551 2024年3月29日更新感染症情報センター

【お知らせ】 2023/24年 感染性胃腸炎情報は、第12週(3/18~3/24)をもって終了いたします。

岡山県 感染性胃腸炎流行状況 

2024年 第12週 ( 3月18日 ~ 3月24日 )   感染性胃腸炎発生状況

感染性胃腸炎発生状況

2024年第12週

感染性胃腸炎流行エリアマップ

感染性胃腸炎流行エリアマップエリアマップ

レベルマップの説明

感染性胃腸炎の流行情報をお知らせしています。

岡山県 感染性胃腸炎週報

 2024年 [PDFファイル]
第 4 週( 1月22日 ~ 1月28日 ) 第 5 週( 1月29日 ~ 2月4日 ) 第 6 週( 2月5日 ~ 2月11日 ) 第 7 週( 2月12日 ~ 2月18日 )
​〈確定版〉
第 8 週( 2月19日 ~ 2月25日 ) 第 9 週( 2月26日 ~ 3月3日 ) 第10週( 3月4日 ~ 3月10日 ) 第11週( 3月11日 ~ 3月17日 )
第12週( 3月18日 ~ 3月24日 )      

感染性胃腸炎とは

 細菌やウイルスなどの病原体によって起こる、嘔吐・下痢をおもな症状とする感染症です。細菌や原虫などが原因となる場合もありますが、ノロウイルスやロタウイルスなどのウイルス感染によるものが多く、毎年秋から冬にかけて流行します。患者の糞便や嘔吐物が感染源となるので、糞便・嘔吐物・おむつなどの適切な処理と手洗い、さらには食品や調理器具の加熱消毒が、対策の重要なポイントとなります。

 

ロタウイルス画像

ロタウイルス電子顕微鏡写真
岡山県環境保健センター撮影

【 ロタウイルス 】
 一般に「ロタウイルス」と呼ばれているA群ロタウイルスは、冬(1月~3月)に、おもに乳幼児の間で流行する「乳児嘔吐下痢症」の重要な原因ウイルスです。潜伏期は1~3日、数日続く水様下痢と嘔吐が特徴的です。0~2歳児を中心に流行がみられ、保育園・幼稚園では集団発生することがあります。通常、予後は良好ですが、まれに脳炎・脳症など重症化することがあります。
ノロウイルス画像

ノロウイルス電子顕微鏡写真
岡山県環境保健センター撮影

【ノロウイルス】
 ノロウイルスは、秋から冬(11月~3月)に、乳幼児から高齢者まで幅広い年齢層で急性胃腸炎を起こすウイルスです。潜伏期は1~2日、嘔吐・下痢・腹痛が主症状で、通常1、2日で軽快し、重症化することはまれです。しかし、嘔吐・下痢にともなう脱水症や、嘔吐物による窒息に注意が必要です。糞便などを介した人から人への感染のほか、飲食物を介しての感染もあり、食中毒を引き起こすこともあります。

感染性胃腸炎の予防

感染経路

 ウイルスが人の手などを介して、口に入ったときに感染する可能性があります。
    1. 感染した人の便や吐物に触れた手指を介してウイルスが口に入った場合
  2. 便や吐物が乾燥して、細かな塵と舞い上がり、その塵と一緒にウイルスをももっち手洗い
    吸い込んだ場合
  3. 感染した人が十分に手を洗わずに調理した食品を食べた場合
  4. 汚染された二枚貝を、生あるいは十分に加熱調理しないで食べた場合
 
 特にノロウイルスは、100個以下の少ない量でも感染が成立する、非常に感染力が
 強いウイルスです。  

治療

 ウイルスを原因とする感染性胃腸炎への特別な治療法はなく、対症療法が中心です。 通常重症化することはありませんが、小さなお子さんや高齢者の方は、嘔吐や下痢による脱水症状を起こすこともありますので、体調の変化に注意し、早めに医療機関を受診してください。
 

予防

 1.最も大切なことは手を洗うことです。特に、排便後や、調理・食事の前には、石けんと流水で
    十分に手を洗いましょう。

 2.おう吐物や下痢便にはウイルスが大量に含まれています。処理するときは、処理をする人自身が
   感染しないように気をつけましょう
。使い捨ての上着やマスク、手袋、ゴーグルなどを着用し、
   下痢便、嘔吐物をペーパータオル等で静かに拭きとった後、塩素系漂白剤で浸すように床を
   拭き取り、その後水拭きをします。拭き取りに使ったペーパータオル等はビニール袋に入れ、
   密封して捨てることをお勧めします。また、処理をした後はしっかりと流水で手を洗いましょう。 

 3.おう吐物や下痢便で汚れた衣類は、ウイルスが飛び散らないように汚物を除去し、
  85℃で1分間以上の熱水処理または次亜塩素酸ナトリウム※で消毒しましょう 。 

   おう吐物は思った以上に遠くまで飛び散ります。ウイルスが残らないように、塩素系消毒剤
   (次亜塩素酸ナトリウムを含む家庭用漂白剤の場合は約200倍程度に薄めて)で広い範囲を
   確実に消毒しましょう。

 4.食品は中心部まで十分に加熱(85~90℃で90秒間以上)しましょう。

    ※塩素系漂白剤を使用する際には、「使用上の注意」を確認しましょう。 また、アルコールの効果は低いとされています。   

ウイルスなどによる 感染性胃腸炎予防について

 

全国の流行状況

過去のデータ