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腸管出血性大腸菌感染症注意報を発令しました
腸管出血性大腸菌感染症注意報の発令について
県内で、腸管出血性大腸菌感染症の患者等の発生が増加しており、今後もこの傾向が続く可能性があることから、7月30日に「腸管出血性大腸菌症感染症注意報」を県下全域に発令し、県民の皆様に注意を呼びかけています。
腸管出血性大腸菌感染症とは
- O157などのベロ毒素を出す大腸菌(EHEC)に汚染された食べ物などを口にすることで感染します。
- 主な症状は、腹痛・下痢・血便。特に子どもや高齢者では重症化することもあります。
- 症状が進むと、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳症などを起こす場合もあり、死亡例も報告されています。
- 多くは感染後3〜5日で発症。熱は軽くても、血便が出るなど、気になる症状があるときは、早めに受診しましょう。
予防と対策
1. 予防のきほん
「手洗い」と「食品の管理」がカギ!
✔ 調理をする前・食べる前・トイレ後・動物を触った後は石けんで手洗い
✔ まな板・包丁・ふきんはしっかり洗って消毒
✔ 食品は10℃以下で保存、早めに食べよう
✔ 肉は中心までしっかり加熱
✔ 焼き肉は生肉用と食べる用の箸を分ける
2. 症状に気づいたら
気になる症状があるときは、早めに受診しましょう!
✔ 腹痛
✔ 下痢(さらに進むと、水溶性血便になる)
✔ 放っておくと「溶血性尿毒症症候群(HUS)」などの重篤な合併症を発症することもある
3. 家庭内等での感染を防ぐには
二次感染を防止しよう!
✔ 患者の便に触れた後は、しっかり手洗い&消毒
✔ 患者が入浴する場合は、最後に入浴するか、シャワーのみにする
✔ プール遊びは、他の幼児とは一緒に入らないようにする
※腸管出血性大腸菌感染症は、感染症法上の分類で全数報告対象の3類感染症に属しており、診断した医師は直ちに最寄りの保健所へ届け出ることとされています。
岡山県内の腸管出血性大腸菌感染症発生状況について
県内の腸管出血性大腸菌発生状況は岡山県感染症情報センターのホームページでお知らせしています。