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「おかやま心」リーフレット ~学生ボランティア「あした彩(いろ)」とのコラボ~

印刷ページ表示 ページ番号:0768416 2022年3月9日更新くらし安全安心課
 性暴力被害専門の相談窓口があるということを知ってもらい、被害を受けた場合には速やかに相談・支援につながることができるよう、犯罪被害者支援大学生ボランティア連絡会「あした彩(いろ)」のみなさんとコラボして、リーフレットをリニューアルいたしました。

「あした彩」の学生さんとのコラボ

 「あした彩」は平成29年に岡山県内の大学が集まり結成された犯罪被害者支援大学生ボランティア連絡会で、それぞれの大学内での活動はもとより、大学間を超えて結集し様々な犯罪被害者支援活動を行っています。
 令和3年10月末現在、12大学2専門学校(岡山商科大学、岡山大学、岡山理科大学、川崎医療短期大学、川崎医療福祉大学、環太平洋大学、吉備国際大学、倉敷芸術科学大学、倉敷市立短期大学、山陽学園大学、ノートルダム清心女子大学、くらしき作陽大学、岡山医療福祉専門学校、倉敷中央看護専門学校)の学生が「あした彩」に加盟しています。

完成までの足取り

     第1回目会議資料より          学生さんたちが作った最初の構成案         会議の様子

会議資料の中から1ページ紹介しています  学生さんたちの手書きの構成案の写真です  会議の様子を撮影した写真です

 メンバーどおしでも構成案や文章案の検討を何度も重ねましたが、新型コロナウィルス感染症のまん延防止を図るため、Webで協議することが多く、意見が正しく伝わらないことやコミュニケーションがうまく取れないなど苦労が多かったようです。
 なお、この作成に関わってくださったメンバーは総勢10名の学生(岡山商科大学、ノートルダム清心女子大学、吉備国際大学)です。

完成しました!!

メンバーがリーフレットを持って撮影した写真です  各学生がこだわったポイントを指して撮影した写真です

                            こだわりポイントはココ!!

あした彩メンバーへのインタビュー

Q 作成にあたってのこだわりや工夫した点は?

A いままでのリーフレットはピンク色が主体で、女性目線のイメージで作られていました。性暴力被害は性別に関わらず起こりえますので、誰もが手に取りやすい青色基調で作成し、産婦人科医療支援だけでなく、心や外傷などに対する医療的支援にも触れるようにしました。

A 性暴力に遭っても自分では被害と気づいていない方がいます。「それは性暴力なんだよ」と気づいてもらうため、具体的な例示をみんなで話し合って盛り込みました。

Q 作成にあたって苦労した点は?

A 言い回しや表現など、それぞれ意見を出し合う中で衝突する場面もありました。それを取りまとめていくのは大変難しかったです。

Q リーフレットに寄せてひと言

A 被害に遭われた方には「ひとりではない、孤独ではない」ということを伝えたいです。また、話せない性暴力被害による悩みを社会全体で話せるような環境にしていきたいです。

A 10代でSNSでの被害を受けている人が増えていると聞きました。同級生やこれから大学生等になる人たちに、性暴力について知ってほしいです。

A 家族や友人など周囲にいる人たちのどのような言葉が、被害に遭った方を傷つけるのでしょうか? 性暴力に直接かかわっていなくてもだれもが関係はあります。社会全体で性暴力を考えるきっかけになってほしいです。

A 被害に遭った方は自分を責める傾向にあります。自分自身、そのような人の力になり、寄り添えるようになりたいと思います。また声を出しにくい現状を変えていきたいです。

A 「被害に遭うのは女性」というイメージをはじめとして、性暴力について知られていないことが多いので、まずは性暴力被害というものをいろんな人に知ってもらい、被害に遭ってもひとりではないこと、相談するところがあるということを知ってほしいです。

完成したリーフレットはこちらです

リーフレットの配付

 リーフレットは主に県内の大学や専門学校等において、新入学オリエンテーションなどの場を通じて学生に配付されるほか、学生課等の受付窓口にも設置していただきます。また教育機関以外でも設置したいと考えていますので、御協力いただける会社や職場等ございましたら、くらし安全安心課安全安心まちづくり班(086-226-7259)まで御一報ください。

性暴力被害者支援センター「おかやま心」

 被害直後から様々な支援を総合的に実施するために設置された「性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター」のことで、県の委託により(公社)被害者サポートセンターおかやま(岡山市北区内山下)が運営しています。