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岡山県感染症情報メールマガジン(2025年 5月12日発行)

メルマガ 発行日時
岡山県感染症情報メールマガジン 2025年05月12日 15時00分

 

岡山県感染症情報メールマガジン(2025年 5月12日発行)

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   岡山県感染症情報メールマガジン ( 2025年5月12日 )
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■標題
 感染症発生動向調査 週報・急性呼吸器感染症(ARI)情報・インフルエンザ情報 の更新 について
■概要
 感染症発生動向調査 2025年 第18週 の 週報・急性呼吸器感染症(ARI)情報・インフルエンザ情報
 をホームページに掲載しましたのでお知らせします。

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   岡山県は 『インフルエンザ注意報』発令中です
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◆◆インフルエンザの流行が継続しています。引き続き感染に注意しましょう◆◆
 【感染予防と感染対策の徹底】
  ・場面に応じたマスクの着用、手洗い、手指消毒の徹底
  ・室内の適度な湿度の設定、定期的な空気の入れ換え
  ・高齢者や基礎疾患のある方などは、人混みを避ける
  ・十分な休養、バランスのとれた食事
 【発熱等の症状が出た際の対応】
  ・無理をして学校や職場等に行かないようにしましょう
  ・かかりつけ医などの医療機関を早めに受診しましょう
  (受診の際はマスクを着用しましょう)
  ・周りの方へうつさないように「咳エチケット」を!
  ・水分を十分にとり、安静にして休養をとる
 ⇒ 詳細は岡山県ホームページ『インフルエンザ対策について』をご覧ください。
   https://www.pref.okayama.jp/page/detail-115995.html

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       岡山県感染症週報 第18週 
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◆2025年 第18週( 4 / 28 ~ 5 / 4 )の感染症発生動向(届出数)
■全数把握感染症の発生状況(第18週届出分)
 第 16週 5類感染症 侵襲性肺炎球菌感染症 1名(70代 女)
            百日咳 1名(中学生 男)
 第 17週 2類感染症 結核 2名(60代 男 1名、90代 女 1名)
      5類感染症 侵襲性インフルエンザ菌感染症 1名(70代 女)
            梅毒 2名(20代 女 1名、60代 男 1名)
            百日咳 30名(幼児 男 1名、小学生 男 8名・女 6名、
            中学生 男 4名・女 1名、30代 男 2名・女 1名、40代 女 2名、
            50代 女 2名、60代 女 1名、70代 女 1名、90代 女 1名)
 第 18週 2類感染症 結核 4名(70代 男 2名・女 1名、80代 男 1名)
      5類感染症 侵襲性肺炎球菌感染症 2名(30代 男 1名、70代 男 1名)
            梅毒 1名(30代 女)
            百日咳 58名(乳児 男 1名、幼児 男 2名・女 8名、小学生 男 10名・女 9名、
            中学生 男 8名・女 4名、高校生 男 2名・女 1名、20代 女 2名、30代 男 2名、
            40代 女 3名、50代 女 3名、70代 男 2名、90代 女 1名)
■定点把握感染症の発生状況
 ○新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で43 名(定点あたり0.86人)の報告がありました。
 ○急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で3,356名(定点あたり67.12人)の報告がありました。
 ○インフルエンザは、県全体で46名(定点あたり0.92人)の報告がありました。
【第19週 速報】
 ○麻しん 1名(幼児 女)の発生がありました。
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1 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、県全体で43名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり1.72 → 0.86人)。
 地域別では、備中地域(1.80人)、真庭地域(1.50人)、倉敷市(1.17人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
 年代別では、10代を除く年代で前週から減少しました。
 基本的な感染防止策(効果的な場面でのマスク着用、手洗い等の手指衛生、換気、3密(密閉・密集・密接)の回避、
 健康的な日常生活、体調不良時の備え)に留意し、自主的な判断により実施しましょう。
 詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報』をご覧ください。
2 急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で3,356名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり76.92 → 67.12 人)。
 詳しくは、「☆急性呼吸器感染症(ARI)情報」および岡山県感染症情報センターホームページ『急性呼吸器感染症(ARI)情報』をご覧ください。
3 インフルエンザは、県全体で46名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり1.68 → 0.92人)。
 岡山県は、『インフルエンザ注意報』を発令し、広く注意を呼びかけています。
 詳しくは、「インフルエンザ週報」および岡山県感染症情報センターホームページ
 『2024/25年シーズン インフルエンザ情報「インフルエンザ注意報」発令中!』をご覧ください。
4 梅毒は、2025年第18週に1名の報告があり、2025年の累計報告数は86名となりました(2024年の同時期:117名)。
 なお、2024年の累計報告数は、1999年の感染症法施行以降、最多の355名でした。
 詳しくは、岡山県感染症情報センターホームページ『梅毒について』をご覧ください。
5 百日咳は、2025年第18週に58名の報告があり、2025年の累計報告数は385名となりました(2024年の同時期:1名)。
 詳しくは「今週の注目感染症」をご覧ください。

☆急性呼吸器感染症(ARI)情報
 急性呼吸器感染症(ARI)は、県全体で3,356名の報告があり、前週から減少しました(定点あたり76.92 → 67.12人)。
 地域別では、備中地域(120.40人)、岡山市(77.00人)、倉敷市(76.17人)の順で定点あたり報告数が多くなっています。
 基本的な感染防止策(換気や手洗い・手指消毒、マスクの着用を含めた咳エチケットなど)に留意し、感染対策に努めましょう。
  → 『急性呼吸器感染症(ARI)情報』(岡山県感染症情報センター)
     https://www.pref.okayama.jp/page/971468.html

<今週の注目感染症>
☆百日咳
●感染経路および症状
 百日咳は、百日咳菌による急性の気道感染症で、一年を通じて発生がみられます。
 感染経路は患者の咳などによる飛沫感染や接触感染です。
 感染後、通常7~10日間程度の潜伏期を経て発症し、風邪症状で始まり、次第に咳の回数が増えます(カタル期:約2週間)。
 咳は次第に発作性けいれん性の咳(けい咳)となり、発作をくり返します。
 おう吐や顔面浮腫を起こしたり、乳児期早期では特徴的な咳がなく、無呼吸発作により、重篤となることがあります。
 合併症としては肺炎や脳症などもあり特に乳児では注意が必要です(けい咳期:2~3週間)。
 全経過2~3か月で次第に回復していきますが、時折発作性の咳が出ることがあります(回復期)。
 成人では咳が長期にわたって続きますが、典型的な発作性の咳がでることなく回復するため、
 見逃されやすくワクチン未接種の新生児・乳児に対する感染源として注意が必要です。
 
 詳しくはこちら⇒百日咳(厚生労働省)
 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/whooping_cough.html
 百日咳(国立健康危機管理研究機構)
 https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ha/pertussis/010/pertussis.html
●治療・予防方法
 治療は生後6か月以上の患者にはマクロライド系の抗菌薬が用いられます。
 また、咳が激しい場合には、咳止め薬も用いられることがあります。
 予防法は、予防接種のほか、感染者との接触を避ける、流行時のうがいや手洗い、手指の消毒などです。
 感染時は『咳エチケット』を心がけ、感染拡大防止に努めましょう。
 また、風邪と見分けがつかないまま、感染を広げる可能性があるため、咳が続く場合は早めに医療機関を受診しましょう。
●発生状況
 全国では第17週に2,176名の届出があり、2025年の累計届出数は11,921名となっています(2025年4月30日時点)。
 年齢別では、5~14歳で多く発生しています。
 岡山県では第18週に58名の届出があり、2025年の累計届出数は385名となっています(2025年5月8日時点)。
 年齢別では、全国と同様に5~14歳で多く発生しています。

その他コラムは・・・
 『ダニが媒介する感染症に注意しましょう!』
 を掲載しています。

◆関連リンク◆
〇新型コロナウイルス感染症について(岡山県)
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/site/1185/
〇新型コロナウイルス感染症について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
〇インフルエンザに関する報道発表資料(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou01/houdou_00018.html
〇性感染症(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/route/std/index.html
〇梅毒対策(岡山県疾病感染症対策課)
https://www.pref.okayama.jp/site/syphilis/
〇重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に関するQ&A(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/sfts_qa.html
〇日本紅斑熱とは(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/jsf/010/jsf-intro.html
〇ツツガムシ病とは(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/ta/Scrub-Typhus/010/tsutsugamushi.html
〇マダニ対策、今できること(国立健康危機管理研究機構)
https://id-info.jihs.go.jp/diseases/route/arthropod-borne/030/madanitaisaku.html

■「週報」 掲載ページ
https://www.pref.okayama.jp/page/99228.html
■新型コロナウイルス感染症(COVID-19)情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/644784.html
■2024/25年シーズン インフルエンザ情報(岡山県感染症情報センター)
https://www.pref.okayama.jp/page/630182.html
■急性呼吸器感染症(ARI)情報
https://www.pref.okayama.jp/page/971468.html

岡山県疾病感染症対策課ホームページ
https://www-pref-okayama-jp.cache.yimg.jp/soshiki/362/
岡山県感染症情報センターホームページ
https://www.pref.okayama.jp/soshiki/309/

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