県と第一生命保険株式会社による「自分の思いを家族等と共有するためのツール」の作成について
近年、人生の最終段階における過ごし方について、元気なうちから考え、自分の思いを周囲と共有しておくことの重要性が言われています。本県では、国の動きに先駆け、昨年度から重点事業「幸福な長寿社会実現事業」として県民への普及啓発に取り組んでいるところですが、このたび、第一生命保険株式会社と協働して「自分の思いを家族等と共有するためのツール」を作成し、営業職員を通じた普及に取り組むことといたしましたので、お知らせいたします。
なお、本件は、昨年11月2日に二者が締結した包括連携協定に基づく取組の一環として実施するものです。
1 ツールの概要
(1)名称 「これからの人生をより良く生きるために~話しましょう、これからのこと」
(2)規格 A4判 カラー4ページ
(3)数量 当面配布分として10,000枚作成
2 ツールの利用方法
第一生命の営業職員が、定期点検(契約内容確認のための訪問、年1回程度)の際、顧客にツールの趣旨を説明して一緒に記入。記入後のツールは保険証券と一緒に保管していただく。
3 期待される効果
日頃から自分がこれからの人生をどう生きていきたいのかを考え、周囲に思いを伝えておくことで、将来「もしもの事態」(重大な病気や事故など)が発生したときに、どういった医療やケアを受けるかを自分が選択したり、家族等が本人に代わって判断したりする際の助けになる。このことは、県民一人ひとりが最期まで自分らしく生きられる「幸福な長寿社会」の実現につながるものである。