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2025年4月25日知事定例時記者会見

印刷ページ表示 ページ番号:0972033 2025年4月28日更新公聴広報課
会見写真

「子育て家庭留学プログラム」事業について

 本日、私からは2項目、お話をさせていただきます。
まず、「子育て家庭留学プログラム」事業についてであります。
 この事業は、結婚や子育て、仕事との両立に関心や不安のある若い世代が、子育て中の家庭を訪問し、将来設計のヒントを得る、体験型事業であります。
 私自身、昨年12月に参加し、改めて子育てには大変なこともあるけれども、幸せなことも多くあると実感しました。皆さんにも、実際の子育て家庭を体験し、子育ての素晴らしさや喜びについて知っていただきたい、と強く感じたところであります。
 昨年度の参加者からは、「リアルな体験談を聞くことで、結婚に対しプラスのイメージが持てた。」、「子育てに不安を感じていたが、子どもと触れ合うことができ、子どもを育てたい気持ちが増した。」といった声が寄せられております。
 また、受け入れた家庭からは、「今後のライフプランなど、いろいろな話ができ、自分達も楽しい時間でした。」との声がありました。
 今年度は、5月1日から留学参加者・受け入れ家庭の募集を開始します。自身のライフプランを考える貴重な経験になりますので、是非、ご参加ください。

「おかやま縁むすびネット」の昨年度の実績等について

 登録無料キャンペーンの継続や、SNSなどを活用した年間を通じた戦略的広報などの効果もあり、新規登録者数は 1,332人で、3月末の会員数は、初めて3,000人を突破し、過去最多の 3,142人となりました。また、お引合せの成立数、カップルの成立数、成婚数についても過去最多となったところであります。
 今年度も、こうした成果が得られますよう、登録無料キャンペーンなどの取組を継続するとともに、新たにオンラインでの会員登録や婚活イベント前に参加者同士で交流できるトークルーム機能を追加したところであります。より一層の周知や利便性の向上に取り組むことで、会員数のさらなる拡大につなげ、新たな出会いの機会を増やしてまいります。
 今後とも、こうした結婚支援の取組により、結婚に対する前向きな気運の醸成を図ってまいりたいと存じます。

私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 子育て家庭留学プログラム事業のことでお尋ねさせてください。今年度の新たな取組としてですね大学と連携し、参加促進を図る、また、幅広く情報発信を行うという二つが示されていますけれども、この取組をもう少し具体的にとですね、あと狙いを教えていただけますでしょうか

知事)
 ありがとうございます。聞いていただきたいことをまず聞いていただきました。
これ本当に以前、例えばどうなんでしょう、この兄弟が5人いるのが当たり前とかということであれば、そのお兄ちゃん、お姉ちゃんが結婚してそれで子供を連れてきてみたいなことで、もしくはその自分は中学生になったのだけど、まだよちよち歩きの妹がいるのだとかその常に周りに子供が、赤ちゃんがいると、もしくは子育てをしている親が自分にとってそれがお兄さんだったり、もしくは自分の親だったりということで身近だったのが、例えば2世代ぐらい前までずっとそうだったのかなというふうに思う。もしくはいとことかはとこがすぐ近くに住んでいたりとか、今ずいぶん変わりましたよね。それで実際に子育てというのがどういうものか、自分が赤ちゃんのときの記憶はないですから大抵の場合。わからないまま不安なまま結婚を考えるだとか、もしくは子育ての大変さは伝わりやすいのですけれども、この喜び、じわっとしたこの幸せの実感というのがなかなか言語化できないもしくは伝わりにくいのかも知れません、その若い方々でよく言われるのが例えば30(歳)35(歳)ぐらいの方が子育ては大変だと聞いてて、実際大変なのだけれども、いや、喜びも多々あるよと、これは本当にその独身のときには自分ではあんまりわからなかった喜びなのだというのは、ここにいらっしゃる方の中でもね、子育てをしている人はほぼ皆さんうなずいていただけることだと思っています。それはぜひ我々としても、この学生の頃、若い頃からわかっておいていただきたい。これはある種(子育ての)大変さを知っておくというのも大事な勉強ですし(子育ての)喜びを知っていただきたいというのは我々の主たる思いなのですけれども、そういうことで、まず岡山大学と岡山県立大学を今想定をしていますけれども、まずそことの協力をすることによって、学生さんの参加を促していきたいということでございます。実際我々かなり丁寧にマッチングですとか、この事前の準備をしているものですから、実際この(子育て)体験会というのはそんなにたくさんできることではありません。
この我々事実上50回ぐらいがマックス。50回というと例えば毎週1回やって50回ということですから、そんな500回とかね1000回ということにはならない。
けれども、我々は今、これでも少なくて残念なのですけれども、毎年岡山県で7000組弱の婚姻が毎年起きています。でも、それでは足りないのですよ。その7000組の婚姻があって、それで2人ずつ産んでいただくと、それが1万4000人ということになり、悪くないということです。今1万1000人を切ってるわけですから、その婚姻ももっと増やしたいということからすると50回なんていうのは少ないわけでありまして、それを補うために、(参加者の)インタビューを載せたりですとか、実際の(体験会の)動画(※「ビデオ」を修正)載せることによってご自身はその体験会に参加できない場合でもこんな感じなのかということを疑似体験していただける。そういった工夫もしていこうと思っています。

記者)
 岡山市の山林火災についてですけれども、鎮火して今後山林の復旧に向けた取組を進める段階かなと思うのですけれども。今後のそういった見通しだとか、考え方を改めて教えていただけますでしょうか

知事)
 そうですね、先日もお伝えしましたように、この消火に関しては市町村ということですので、我々はこの自衛隊との連絡ですとか、岡山市、玉野市の後方支援ということに徹したわけでありますけれども、今後の復旧ということになりますと、今度は県が前面に出てくる。そういう仕組みになっています。報道もされておりますけれども、この県職員と岡山市の職員合同で今被害状況を調査をしているところでございます。今、この防災措置が必要かどうかということについて、5月2日を目途に調査を行っているところでございます。我々とすれば、この一刻も早く調査を済ませて防災対策を立てていきたいと思っているところでございます。実際どういうことをやってるのかということなのですけれども、焼失区域の確認、それからあんな高い山ですから、川があるという感じはしないのです。でも雨が降ったときに、この水が通る一時的な渓流というのは、大小あるわけでございまして、そこにおいて今後の梅雨ですとか台風に向けた土砂流出対策の必要性があるのか、ないのかで、山腹に結構石があります。特に巨石の落石対策の必要性について、今調査をしているところでございます。もうおわかりの通り、土の中にきちんと埋まってその土が木の根っこで安定をしている場合はそんなに心配ないわけですけれども、今回木があれだけ焼け落ちてしまって、根っこも死んで土がこの露出をしているということで、火災前と比べると、一般的な話をすると危険な状態になってる。これは間違いないわけであります。それがどの程度我々手を入れなければいけないか、その調査をしています。また実はあの山火事があった区域で、40基以上の治山ダムがもう既に設置されています。そういうことであの地域に限らず、この県内のいろいろな場所で実は県民の皆さんの安全を、この見えないところで守ってきているわけなのですけれども、その治山ダムがまだ容量が十分あるのか、残っているのかそれともかなり容量ギリギリなので何らかの対策をしなければいけないのか、そういったことも今調査をしているところでございます。

記者)
 ふるさと納税の吉備中央町の件ですけれども、(ふるさと納税返礼品の調達費用が基準を)超過してるのではないかという話が出ていて、総務省なども確認をしているところではありますが、県としての受け止めというところをまずお願いできますでしょうか

知事)
 そうですね、このふるさと納税の返礼品は当然でありますけれども、基準に沿って適正に運用されるべきものであると考えているところでございます。国において今後、町からの報告を踏まえ、対応を検討するということですので、その動向を注視していきたいなと思っています。

記者)
 県としては、県内の状況を調べたりとか、そういったことは検討されていないでしょうか

知事)
 我々ずいぶん前から、あの県内どうなってるかというのは、我々なりに把握はしてきたところでございます。現在、我々が把握している中では吉備中央町以外で今国が問題にしているような事例で心配している市町村はないと考えています。

記者)
 現状、県としては同じような類似事案というところは県内にはないということでよろしいでしょうか。

知事)
 そうですね、大丈夫だと思います。

記者)
 今後の対応としては、国の動きを待って県としては対応していくということですか。

知事)
 そうですね、我々、過去にも町に対して必要な助言は行ってきたところでございます。
今、国が調査をしているということですので、その調査の結果を見守りたいと思っています。

記者)
 サッカーのスタジアムのことで、ファジアーノのホームスタジアムは引き続き、座席数が足りないといったような課題も抱えてそうですね。先だって、広島のスタジアムを視察されました。かなり時間が限られてましたけども、それを踏まえて岡山県として改めてどういうふうなごスタンスで臨まれようとされていますか

知事)
 ピースウイング広島に行ったのは2度目ということでありますけれども、いやもう何度訪れても素晴らしいスタジアムだなということですし、それがガラガラだったらまた印象も違うのかもしれませんけれども、本当にいっぱい紫色で染まって、ファジアーノの赤色のエンジ色も見えまして非常にこの盛り上がっていたということでございます。JFE晴れの国スタジアムでありますけれども、本当にファジアーノがJ1に昇格をしてくれたおかげで、もう毎回盛り上がっています。その反動というかそのおかげもあって、これまであまり聞かれなかった、要は満杯でチケット買えないじゃないかと、これまではもうこのねJ2の16年だけ見ても満杯で買えないじゃないかということよりは、とにかく(観客)1万人を。そういうことでずっと頑張ってきたわけですから、やっぱりJ1に行ったというのは大きいなというふうに思っているわけです。とりあえず今、我々心配をし、対応しているのがトイレが足りないと。特にアウェーの皆さんこれまではそんなに来てなかったのが、J1のサポーターの皆さんはものすごい熱心ですから、もう何千人単位で来られると。それについては、8月を目途に災害時に利用するためにある移動トイレを8基設置することにいたしました。あと携帯が繋がらないということでファジフーズにもご迷惑かけている。いろいろなお声を聞いています。これ本当に急がなければいけないということで、通信キャリアの1社(社名の発言がありましたが、未発表案件であったため削除)ですけれどもご協力をいただけることになりまして、この4月20日からこの追加のサービス、つまり極力通話がスムーズにできるように能力を増強したところでございます。席数ということなのですけれども、私自身もまだ決めたわけではないのですけれども、漠然といろいろな方がいろいろなお話をされる中で、さあどうするのだと、今ねもう5勝4敗ですか、勝ってますから。にわかに、J1残留できるのではないかという可能性が出てきたと。ただ、そういう勝ち進む前で言えば、このこれまでのJリーグの歴史の中で、J2からJ1に上がって残留できた。その年、残留できたチームというのは、町田など僅かなチームしかない(※町田以外にもJ1に残留できたチームがあり、「町田以外無し」としていた発言を修正)という30年の歴史の中でということを普通に考えると、(J1に)上がったのは素晴らしいけど定着するかどうかは、非常にこの難しいというときに、さあ、どうするのだと。例えば芝生のところも含めた増強、改修でいくのかそれともそうではなくて、新しいスタジアムを誰が作るのか、どこに作るのかはわからないけれども議論をするのかどちらかという漠然とこの二者択一の考え方で、さあどうするのかなという議論がいろいろなところでなされていたと思うのですけれども、ちらほら最近私自身もいろいろな方といろいろなお話をする中で、いや新たに例えば今日作るということに決まって、それぞれの人が分担割合について同意して場所も決まったみたいな魔法みたいなことが起きたとしても、実際にそこで試合ができるまで5年、場合によっては10年かかるということであれば、今のスタジアムの増強についても考えるというのは真っ当な考え方なのではないかという方もずいぶんいらっしゃいます。我々いろいろな可能性について、別に我々が新スタジアム(建設について)どう関わるかということも含めてわかってないわけですけども、ただ今のスタジアムを我々が所有をして運営している、これはもう事実ですので、ここについて我々はどういうスタンスであるべきなのか、またこれ実はファジアーノさん、よく言われるのが芝生席、すぐ席を置けよとよく私言われるのですけれども、ただのあそこについてはファジアーノさんの方でも、このセキュリティ上の問題ですとか、そのいろいろな事情があって現在あの場所を販売されていない、もしくはこの椅子を置くかどうかについても、ファジアーノさんの中でもいろいろな議論があるというふうに私は理解をしていまして、もうとにかく関係する方々、当然その中にはファジアーノは絶対含むわけなのですけれども、皆さんとお話をしながらどういった対応が必要なのか、適切なのか考えていきたいと思っています。

記者)
 今のお話ですと、現状の県が所有してるスタジアムについて増強(改修)というところを庁内で検討していくというようなお考えですか。

知事)
 むしろ私の脳内でそういういろいろな方とのお話を聞くと、そういった(スタジアムの増強の)ことを考えないといけないのではないかなということで、今どういうふうにすべきなのか考えているところです。

記者)
 時期的なものは知事の中でお持ちのタイムスケジュール的はどう考えていますか

知事)
 そうですね、私自身もサッカーの応援に行ったときにはもうそういう(ファジアーノのユニフォームの)格好で行くのですけれども、街を歩いていてもいろいろなところから声をかけられるものですから、私の方で何か議論を引き伸ばしたいと思っているわけではありません。ただこのいろいろな方にそれぞれの思いがありますので、そこはそれぞれの方のお話をじっくり聞いていきたいと思っています。

記者)
 (アメリカの)関税の問題、全国でも問題にはなっているところではありますけれども、県でも情報共有会議ありましたけれども、決まったことなど今後の予定みたいなところで見えておりましたらお願いします。

知事)
 関税はそもそも国がかける、もしくは国が交渉することですので、地方自治体レベルでできることは限られているのかもしれませんけれども、本当に国難とも言えるような事態ですので、我々もできるだけのことをやろうということで先般、情報共有会議(※「連絡調整会議」を修正)を開催(※「設置」を修正)したところでございます。あのポツリポツリと情報が集まってきている。ただの情報が集まっているスピードよりも、ワシントンの方で、もう本当に皆さん方が一番よくご存知の朝令暮改のような、やっぱりやるぞ、いや減らす、こうする、あれする、二、三日おきに、もうこっちからこっちみたいなニュースが出ていますので、実際にそれをこの把握することで、もう本当に我々苦労してるということであろうと思います。当然、金融機関等からはいろいろな資金繰りの悪化を懸念している相談が上がってきているという報告のお知らせを受けておりまして、我々としてもきちんと対応したいと思っていますし、今の制度融資、これあの先日の第1回目の会議で国の方がもう既に融資の条件を緩和をするということを発表をしていましたので、そういった新たな方針に従って我々も対応をしていくということで、今すぐにということはないわけなのです。あともう一つ、全国知事会としても、我々自身、例えば州同士の友好関係があるですとか、いろいろな州知事とのコネクションは持っているわけですので、そういったところも使って働きかけをしていこうと、この日本の知事の影響力もある一定度合あると思っていますけれども、連邦制をとっているアメリカの場合は、州知事の権限というものは、それよりもさらに大きいものがありますので、たまたまですね私が全国知事会で国際関係の担当ということもありまして昨日、1日東京に出張してきて、来日中のこのワイオミング州のゴードン知事それから、ニューメキシコ州のグリシャム知事とお会いをしてきました。この関税についての意見交換をしてきたわけですけれどもこの面白いのが、ゴードン知事は共和党、グリシャム知事の方が民主党なのです。その民主と共和の知事が2人で仲良く同一行動を日本で取っている。近い西部のあの地域というのは結構お互い仲がいいんだそうで、非常にお互い尊敬してるのだというお話を聞いて私も嬉しく思いましたけれども、そのグリシャム知事は昨日報道がありましたけれども、12人(※「14人」を修正)のアメリカの州が連邦政府を提訴をしたと、この課税措置はこれも違法であるという提訴をしたうちのお1人であります。12人(※「14人」を修正)全員が全て民主党の知事でありますけれども、そういうこの連邦政府を提訴した12人(※「14人」を修正)のうちの1人から実際にやってこれがそのまま続くと、このニューメキシコは名前の通り、本当にメキシコのすぐ近くありますので、この非常にこのメキシコとの貿易が盛んであるのに、そんなことをされると、このメキシコとの貿易が著しく難しくなると、我々のこの生活費が猛烈に上がっていくと、我々がこの今発展をしているので、新しい家をどんどん作っているわけですけれども、この家を作ることができなくなる。その我々の大事な州のこの住民の生活が、生活水準が悪化をするということで大変懸念をされていました。共和党のゴードン知事は共和党ということもあって、そこまでではありませんでしたけれどもただ、このどういうことになるのか、全てがうまくいくというふうに思ってる人はいないよね。なかなかこれからいろいろなことが起きることを覚悟しなければいけないよねということでありまして、我々としてもそういったアメリカの知事との情報交換などを通じて我々ができる影響力の行使というものを進めていきたいと思っています。ちなみに、これありがたいことなんです。これまで我々全国知事会は全米知事会からあまり相手にしていただけなかったということがあって、鳥取県の平井知事の大変なご尽力によりまして、初めて2年前でしたっけ数年前に全米知事会に招待をしていただいたわけですけれども、昨日の会談の途中にグリシャム知事の方から、アメリカにはいくつか地域別の知事会が別にありまして、その西部の22の州と地域が参加している知事会からは、まあまあ(今度の会合に)招待するわと、来てもいいわよというふうに言っていただきましたので、それについてもとにかく我々にとっては情報を収集し、またこの我々として、こんな日本はアメリカの経済に貢献をしている安全保障でも、この非常にこの大事な間柄であるので、ぜひ長い目で見て、いろいろ判断行動をしてもらいたいということを伝えたいなと思っています。

記者)
 地域別の知事会の先方というのは、全国知事会を招待しますよという意味ですか。

知事)
 言葉とすれば「You」ということなのです。ただこれ私だけをどうのこうのというのではなくて、そういう意思のある日本の知事さんを招待するというふうに私は思っています。そこまで私だけ信じてもらったとは思っていないです。もし私自身が行くとすると6月の議会日程と一部かぶる可能性があります。他の議会日程とかぶらない人が代わりに行ってくれるのか、そういったことも考えたいです。全国知事会の村井会長からはちゃんと調整して誰か行くようにしてねというふうに言われております。

記者)
 4月13日に(大阪・関西)万博が開幕しましたけれども、県内の問題としては岡山を訪れる観光客のうち、宿泊客が7割ということで、滞在型観光にどう繋げていくかが課題になっていると思うのですが、これから瀬戸芸もありますし、(大阪・関西)万博もあるのですが、そういうその相乗効果として、知事としてどういうことを狙っていきたいかというお考えを教えてください。

知事)
 今年はもう本当にイベントが目白押しです。瀬戸芸ですとか岡山芸術交流ですとか、美作三湯芸術温度ですとか、そういったの自分たちが行っている、もしくは自分たちが関わっているものについてはきちんと費用分担もしているわけですから、それに見合った成果を出していく、もうこれはもう当たり前のことなのですけれども、大阪・関西万博というのはこれは国の事業で、ものすごい我々岡山県単独では絶対に出せないような、規模での投資が行われて、もう世界中から人が集まりますので、それが例えば国内だったらそんなことも考えないんでしょうけれども、もしくは韓国、台湾程度(の距離)であれば、そうではないのかもしれませんけど、これがアメリカとかヨーロッパとか、遠くから大阪・関西万博に例えば10日ぐらいの日程で来られたときに、大阪のホテルにずっと10泊して、(大阪・関西)万博だけ行くという人の方がむしろ少ないと思います。私がこんな忙しい仕事ではなくて、もう少しゆったりした暮らしをしているとして、例えばヨーロッパで万博があるというときに、せっかく飛行機に十何時間も乗っていくのであれば、その周辺の都市も見てやろうというふうに思う、これも当たり前であります。そのときに東京オリンピックのときよりも実際にあのときには外国人が入れなかったので、関係なかったですけど、その東京から岡山に引っ張る大変さよりも、大阪から岡山に来てもらう方がずっと楽なわけでありまして、ぜひ、これを生かしていきたいと思っています。我々自身も8月22日から3日間EXPOメッセにおいて催事を出展するとか、県が関わるもので今四つ、市町村ということで言えば、全部足しいくつでしたっけそうですね市町村が11事業ですか。これどんどんどんどんまた声がかかって少しずつ今でも増えているような状況でありまして、とにかくいろいろな形でこの大阪に来る方に少し足を延ばしていただくか、岡山に1泊という単純なパターンでも全然OKですし、瀬戸内をぐるっと回るもしくは西のゴールデンルートということであの岡山にも泊まるよ、広島、福岡にも泊まるよということも全然OKなのですね。とにかくこの大阪だけではなくて、その周辺を
見て回ろうというときに、ぜひ、その中に岡山をいかに入れていただくか、これまでもアイデアを出して工夫してきましたけど、今からでもあと半年ありますので、いろいろ考えていきたいと思っています。岡山の場合で非常に交通の便がいいということが売りなのですけれども、交通の便がいいというのが裏目に出てお昼ご飯ぐらいで次の目的地に行かれることも多々あるわけです。全く何にもご縁がないよりはいいのですけれども、ぜひ極力、来られた方の記憶に残り、お金も落としていただき、喜んでいただけるようなことを工夫していきたいと思っています。

司会)
 それでは以上をもちまして、知事定例記者会見を終了します。

知事)
 ありがとうございました。

2012年の記者会見