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2018年2月2日知事記者会見

会見写真

平成30年度(2018年度)当初予算(要求ベース)の概要について

 おはようございます。
 私からは2項目お話をさせていただきます。
 まず、平成30年度当初予算についてでありますが、各部局からの要求状況について、先日15日にご説明させていただきました。今月15日には、当初予算案としてとりまとめますが、それに先立ち、現時点における歳入見込みなどについて概況をご説明いたします。
 資料1ページ「1 予算要求額」をご覧ください。
 平成30年度当初要求額については、先月15日に発表したものであり、一般会計の総額は6,775億円と、前年度比2.1%、142億円の減となっております。
 次に、「2 歳入見込み」であります。
 今回見積もった歳入の主な内容についてでありますが、まず、県税全体については、前年度比1.1%、25億円減の2,307億円を見込んでおります。これは、個人県民税が県費負担教職員制度の見直しに伴う政令指定都市への税源移譲により減少することが主な要因であります。法人関係税については、法人の課税所得の伸びなどから、前年度比6.2%、35億円の増、地方消費税については、原油価格の上昇や緩やかな景気回復基調が続いていることなどから、前年度比4.7%、27億円の増を見込んでおります。
 地方譲与税については、法人の課税所得の増による地方法人特別譲与税の増などから、前年度比1.3%、4億円の増を見込んでおります。
 地方交付税及び臨時財政対策債を合わせた地方交付税等については、平成30年度地方財政対策や、県税をはじめとした歳入の状況などを踏まえた結果、前年度比2.6%、51億円の減を見込んでおります。
 その他の一般財源では、企業誘致を促進するための補助金など、あらかじめ見込まれた財政需要への対応として積み立てた財政調整基金の取崩し、7億円などを計上しております。
 特定財源については、国民健康保険の財政安定化に係る国庫補助金が減となることなどから、全体で前年度比2.5%、37億円減の1,415億円を見込んでおります。
 以上により、歳入全体では、前年度比2.2%、148億円減の6,727億円となっております。
 資料2ページ「3 一般会計予算」の状況をご覧ください。
 歳出要求額と、今回見込んだ歳入額との差額が48億円となっており、この差額については、財政調整基金の取崩しにより対応する予定としております。
 次の「4 主な増減要因」に歳入歳出の主な項目についての説明を記載しておりますが、歳出については、先月15日にご説明したもの、歳入については、先ほど申し上げた内容となっております。
 資料3ページは、参考として「地方一般財源総額の推移」、「社会保障関係費の推移」、「一般会計県債残高の推移」をお示ししていますのでご参照ください。
 資料の説明は以上でございますが、各部局から要求された事業には、今年度予算の執行を踏まえた改善や工夫が盛り込まれ、好循環の流れをさらに大きく確かなものにしようという意欲を感じているところであります。現在、岡山県のよりよい未来の実現に向け、私が一層力を入れたい部分へ追加する事業の検討を行っているところであります。

瀬戸大橋開通30周年記念事業について

 次に、瀬戸大橋開通30周年記念事業についてであります。
 本年4月10日に開通30周年を迎えます瀬戸大橋につきましては、関係機関等と連携し、様々な記念事業の準備を進めております。
 記念事業の中で、橋を活用したイベントであります、「オープンデッキバスによる橋上ドライブ」について、本日から募集を開始いたします。非日常的な体験として、潮風を感じながら、雄大な瀬戸大橋の眺望を楽しむことができ、参加される方々に、きっとご満足いただけるものと考えております。
 また、ライトアップにつきましては、私自身も日数の拡大を図るため、環境省に働きかけてまいりました。
 2018年度においては、配付資料のとおり、例年の80日に加え、開通日の週をメモリアルウイークとして、また、様々な記念事業の開催日程に合わせ、年間123日の点灯が行われることになりました。
 なお、先日、1月29日に、私自ら中川環境大臣を訪問し、このたびのお礼と2019年度以降のさらなる拡大等について、協力をお願いしたところであります。
 今回のライトアップ日数の拡大が、橋の魅力を一段と高め、春から実施する記念事業とともに、多くの方々にお越しいただく契機となるよう願っております。
 私からは以上でございます。

質疑応答

記者)
 先日、教育委員会のPTA会費の話が出てたと思うんですが、本来公費で負担すべきというのが1億3,000万円分ぐらいあったという。それについての知事の受けとめと、あと部局のほうでは、28年度分で見られたら、1億3,000万円ぐらいは新年度予算要求する予定ということで、そのあたりの知事のお受けとめをお聞かせください。

知事)
 まず、おっしゃられるように、改めて見直してみると、これは県費で負担することが望ましいなという支出がほぼ1億3,000万円ほど洗い出されたということでございます。1つは、保護者の方が、ここは自分たちが出してでも、もしくは自分たちが出してるお金を使ってでも、自分たちの子どものためにすぐ対応したい、この行為自体は違法だとか、不適切だとか、問題があることだとは思っておりません。ただ、本来公費で出すべきものについて、我々の対応が遅かった、もしくは不十分であったということで、保護者の皆様に喜んで出す人なんていないわけですから、御負担をおかけしたことについては、これはきちんとこれからは県費・公費で負担すべきものについては負担しなければいけないなと考えているところであります。
 ただ、今後もこういったことが一切ないようにということになるかどうかはちょっとよくわかりません。実際、公費を使う場合には、厳重なプロセスというものが必要であります。みんなのお金を勝手な判断でそれぞれ使われると、これはもう混乱が起きるわけでありまして、どうしてもいろいろなチェックポイントを通ると時間はかかります。これはすぐにやりたいんだということについて、これからもあるかもしれません。我々は、これは公費でやるべきであろう、これはみんな対処すべきであろうというときには、できるだけ早く対応しなければいけないなと思っています。

記者)
 瀬戸大橋の30年の絡みで質問させていただきます。改めて瀬戸大橋の30年を振り返られまして、そのまちづくりですとか地域活性化の観点から橋が果たしてきた役割と、また課題について、知事の御所見をお伺いします。

知事)
 夢の瀬戸大橋と言われた、最初に話を聞いたときには、本当にそんなことできるのかと思った人も多かったと思いますが、結局、いろいろな方の御努力、あと日本の技術力を結集してあのようなすごい橋ができたわけであります。今我々にとっては見なれた風景になっていますけれども、1兆円を超える巨費が投じられた橋であり、岡山県としても700億円近い負担をしたわけでありますので、これはもう必ず活用していかなければいけないと思っております。
 活用の仕方は、まずは物流、人流、この人の交流ということが本筋でありますけれども、観光資源としても非常に大きな資源であります。これは、例えばサンフランシスコの名物ゴールデンゲートブリッジを見れば明らかでありますけれども、実際我々何度見ても、見るたびにすごいなというふうに思うわけですし、マリンライナーで通ってる、もしくは車で通ってるときのあの素晴らしい景色というのは、ふだんの生活ではなかなか味わえないものであります。是非、この交通インフラとして、また観光資源として、瀬戸大橋をもっともっと活用していきたいと思っています。
 その点で、実は30年間のうち大部分の期間は、車については通行料が高過ぎてなかなか使えなかった。そのちょっとした旅行で使えないぐらいならまだしも、物流業者が高過ぎてそこを使えなかったというのは本当に残念なことであったわけですが、幸い数年前から橋の料金が使える料金まで下がりまして、今大変この通行量が増えている、大変素晴らしいことだと思います。これからもしっかり頑張っていきたいと思います。

記者)
 先日総務省で発表された人口動態の話で、改めて東京への一極集中が浮き彫りになったわけですが、まずそのことに関してお伺いします。

知事)
 本当に今、東京一極集中が進んでいるということを改めて思い知らされたわけであります。ここの問題は話し出すと長くなるので、ちょっと短くしますが、構造問題だというところが私は非常に気になっておりまして。というのが、東京に住みたいと、とにかくあの長い通勤時間体験してみたいとか、もしくはディズニーランドのそばじゃないと嫌だと、そういう人であれば別にいいんですけれども、個人の自由ですから。ただ、いい大学が現在東京近辺に集中してしまってると。あと、一部上場企業、大企業、それぞれの業界をリードしている企業の本社が、大半が東京近辺に集中をしてしまっている。ということで、別にあんな家賃の高い、通勤時間の長いところに住みたいわけでも何でもないんだけれども、ちゃんとした教育を受けたいと思えば、もしくは自分の受けた教育を生かしたいと思えば、あの世界中で一番人が集中して、あまり住みやすいとは外国人から言われないところに住まざるを得ないというところが私は大問題だと思っています。東京に住む人にとっても問題ですし、東京以外の人にとっても問題だというのが私は大変残念に思っているところでありまして、この構造問題は、人工的に作られてしまった構造でありますので、私は根本的にどこかでその流れを止めることを努力をしなければ、本当に50年、100年の単位で日本人の幸せにとってよくないと考えています。

記者)
 それで東京一極集中が浮き彫りになりまして、岡山に関しても転出超過が続いていますけども、これまでそうした人口流出を防ぐ手だてはやられてたと思うんですが、発表を受けて、改めて今後どうしていかれますか。

知事)
 岡山県は、これは他県もそうですが、有効求人倍率が大変高い状況であります、1.87です。これはもう高過ぎるわけでありまして、とにかく岡山県に来てほしい、戻ってきてほしいと思っております。特に岡山で育った方、岡山に御縁のある方には戻ってきてほしいわけでありまして、これまた岡山県のために、それぞれの人に不本意な選択をしてほしいとまで言ってるわけではありませんで、就職をする際に、岡山県にどんな企業があるのかということはわかった上で選択をしてもらいたいと思っております。
 そういう意味で、つい先日、関西と東京、関東は初めてですが、6大学と新たに就職協定を結んで、そこの大学に在学されている岡山出身の学生さんに我々から地元の企業の情報を提供できるようになったということは大変意義深いことだと思っています。それで十分と思っていることではありませんので、ありとあらゆる施策を打って、岡山にこういった良いチャンスがあるんだと、岡山はこういう住みやすさがあるんだ、良さがあるんだということをきちんとアピールして、流出を我々としては止めたいと思います。

記者)
 瀬戸大橋のライトアップについてですが、点灯日数の拡大によってどのような効果があるとお考えになっておられますか。あと、県民を初めとした多くの人にどういった楽しみ方があるかお伝えいただけますか。

知事)
 効果というのは、これはある種当たり前でありまして、この80日と123日という、私もこれまでに何人も、県外や海外のお客様、お客様といってもほとんどはお友達ですが、瀬戸大橋に連れていったわけですけれども、大抵の場合、そこでホテルに泊まって見たわけですけれども、ライトアップされてるときと、夜光ってないときで、反応はまるで違います。夜暗くなってから、もう橋のすぐ近くにいるわけですから、ここに橋あるんだよな、何かうっすらと存在は感じるけど、何でわざわざこれを点灯しないんだというのは、これは特に外国の方からはよく聞かれました。
 例えば、エッフェル塔をもし何かの理由で点灯しなかったら、これはフランスの観光にとってはもう大打撃だろうなと思いますが、私とすれば、365日点灯をしたい、設備もあるわけですけれども、これは環境省とのやり取りで、とにかく長くなったということは嬉しく思っています。
 せっかくの、岡山県民の誇りのような、日本人の誇りのような、ものすごい技術ですから、世界でも何番目というぐらいの長い橋、美しい橋でありますので、是非我々自身、改めて、こんなすごい橋が地元にあるんだということを誇りに思いたい、他県・他国の皆さんに自慢したいなと思います。

記者)
 知事もライトアップを見られたことはございますか。

知事)
 何度もあります。

記者)
 どういう印象というか、感じられましたか。

知事)
 単純にやっぱりすごいなというふうに思います。人間、大きな建物を見ると、すごいなというふうに感動するわけですけれども、あれだけ大きなものが、柱を間近で見ると、どんと上まで立ち上がってるわけで、それがずらっと向こうのほうまで続いていって、この先が四国なんだなということですから、本当にすごい、よくこんなものをつくったなということですよね。誇らしいですよね。

記者)
 ライトアップしたときの違いみたいなものは。

知事)
 また違った趣がありますよね。例えば後楽園にしても、岡山城にしても、倉敷の美観地区にしても、昼間見て、ああきれいだなというのと、夜うまく照明したときの、また違った姿という別の楽しみ方がありますが、この瀬戸大橋も、夜ライトアップされた状態で見ると、また格別のものがありますよね。

記者)
 予算についてお伺いします。今後、知事は、追加の事業等も検討したいということなんですが、今具体的に考えられている事業や分野というのは何かあるんでしょうか。

知事)
 これから考えていくわけですし、県議会の皆様のお話も参考にするわけですが、ただ私自身は、教育の立て直し、産業の振興、それから人口減少問題というものが岡山の将来を決めるものだと確信をいたしておりますので、そういった分野を中心に、でも満遍なく見て、そんなに大きな規模にはならないと思いますが、これはというところに少しずつ乗せていきたいと思っています。

記者)
 乗せるということは、新規のものが何かあるのでしょうか。

知事)
 新規のものがあるかどうか、あれば15日にまたお知らせいたします。

記者)
 今ちょっと議会の話もありましたけれども、議会の海外視察の報告書で、ちょっとネットからの引用だったりとか、誤字脱字が多いんじゃないかという問題もあって、そのあたりの報告書のあり方というのは知事としてはどういうふうに感じられますか。

知事)
 1つは、視察のあり方ということと、報告書のあり方ということなんですが、報告書のあり方に限定して申し上げれば、同じ説明を受けたのであれば、報告書が似てくるというのは、これはある意味当たり前でありますし、みんなで視察に行く一番のメリットというのは、議員の先生方それぞれが実際現地に行って事情を勉強されるというところにあります。報告ということは、私自身は二次的なものかなと思っています。我々自身が何か勉強するのであれば、そこにもう10年住んでる人が書いた本を読むとか、その機関が出しているレポートを読むほうが、多分、より詳しい、もしくは正確な情報、二次情報になりませんから。であるので、私とすれば、議員の先生方がいろんな場所でいろんな体験、勉強をしてくださるということがすごく大事なのかなと思っています。

記者)
 今の、ちょっとつながるんですが、本来はその視察の効果というのは、県政にどれだけ反映できるかというのが問われるべきだとは思うんですけれども、知事がこれまで1期余りされてきて、実際、この県議会議員の海外視察の意義なり効果というのは感じられてる部分はあるんでしょうか。

知事)
 私、他人のことは他人ですからわからないんですが、自分自身のことを考えると、私自身、そんなすごい優秀かとか、記憶力が抜群かとか、いろいろ言うと、それぞれこの程度かということなんですが、1つありがたいなと思うのは、私機会をいただいて、外国に住んで勉強をしたり、もしくは外国の会社で働くことができたというのは本当にありがたいことだと思っておりまして、本でフランスではこうなってるらしいというのと、そこに住んで、へえこうなってるのかというふうに体感するのは、ものすごい違いがございます。もしくは、いろんな人とべったり住みながら交流をしたときの思いというものは、頭でこうするべきだというのとは随分違うものを感じます。
 ですから、私とすれば、海外で、県外でこんないい取組があるのでやってみませんかというときに、そんなのは見たことも聞いたこともないと言って、パシャッと拒否されるのと比べて、そうだよ、僕もその話は聞いたよというふうに言われる、もしくは伊原木君、こういう仕組みがあって非常にうまくいっているらしいけれども、岡山県でも取り入れる気はないかねというふうに提案をされる、これはもう大きな違いがございます。ですから、是非、私は、今予算要求額を発表しておりますが、最終的に承認をしてくださるのは議員お一人おひとりでありますので、そういった方々がいろいろなところに出向いて体感をしてくださるというのは大変ありがたいことだと思っています。

記者)
 知事としても、やっぱり効果があることで、これからも大切なことだというふうには感じられてるわけですか。

知事)
 できれば、この200万県民皆さんがいろんな体験を積んで、そうだよということであればいいんですけれども、事実上なかなか難しいことで、今代議員制をとって、その中から定員55人、今53人ですけれども、の議員の先生が選ばれて審議をされるという、その53人の方々がいろいろな経験を持たれてるというのは私は素晴らしいことだと思ってます。
 ただ、当然ながら、原資が税金ですので、県民の皆さんの御理解が得られるようなやり方というのは必要だと思います。

記者)
 予算に戻ります。ちょっとばくっとした質問で恐縮ですが、現時点で、赤字なわけですが、これはここ何年か続いてることだとは思うんですけど、そういったことを踏まえて、来年度予算に向けた思いをお伺いします。

知事)
 1つ、今財政調整基金の取り崩し48億円を見込んでるということでありますが、私、就任1年目、2012年11月12日に就任をしてから、すぐこの予算編成作業に入りまして、何か月も経ってないときに、この収入支出の差額が数十億円になるということで、もう自分自身びっくりしまして、こんな予算を組めるかという話を内部でしたわけですけれども、実は民間企業の予算の組み方と役所は随分違います。収入は堅めに見積もって、支出についてはある程度最大額を計上することにどうしてもなります。入札で落ちてくるとか、応募について100%応募されるわけではないとか、いろいろな事情があって、岡山県の予算規模であれば、大体例年50億円から100億円、もっと狭く言えば60億円から70億円の不用が出てまいりますので、このレベルの差額であれば十分対応可能だと思っています。当然、以前の岡山県のように400億円も差額が出てくると、これはもう大変ですけどね。

記者)
 視察の話です。公費を使っているということで、県民の方の納得ができるような視察をしてほしいということなんですけれども、今の現状として、報告書を県民の方が見れるような状況にはなっていなくて、要は開示請求をしてお金を払わないといけないという状況があるんですが、県民の方にちゃんとしっかりどういう視察をしてきたのかというのを見せるとしたら、やっぱり見れるような環境にあったほうがいいのかなとは思ったりはするんですけれども、そこら辺りを知事はいかがお考えなんでしょうか。

知事)
 まずは、議会のことについて、これは議会のほうで適切に決めることで、私は議会からチェックを受ける側ですので、方向とすれば、私がちょっと言えるようなことではありません。ただ、一県民として、税金を使うわけですから、できるだけ理解をいただけるような対応をするというのは、これは私自身も含めて必要なんだろうなと思います。

記者)
 予算のことで1つ確認したいんですが、先ほど48億円のマイナスが出ているということに対する・・・

知事)
 差額ですね。

記者)
 十分対応できるというのは、これは執行の段階で取り戻せるような範囲であるという御認識でよろしいですか。

知事)
 全くそのとおりです。

記者)
 予算と関係ないんですが、JR倉敷駅の鉄道高架化事業について、土木委員会が2月定例会までに、今検討しているコスト短縮案について結果を示すように申し入れておられますが、現状どういうふうになっているのかというところと、この事業に対する知事の基本的な、検討する上での考え方みたいなところを改めて教えてください。

知事)
 現在、コスト縮減案、3つのケースについて、その費用対効果について、倉敷市と連携を図りながら検討している最中でございます。土木委員会のほうで、是非2月定例会までにということであります。何らかの報告ができるように今作業をしているところであります。
 倉敷駅付近連続立体交差事業に関してのスタンスということでありますが、私自身、その事業に限らず、全ての県内の事業について、それぞれの地域から、ここは何とかしてほしいんだ、これはこうできないかなという要望があるときに、まず真摯に受けとめてきちんと分析をするということが大事だと思っています。あらかじめ、ここはもうやるしかないなとか、これは嫌だなとかということになると、分析に色がついてしまいますので、分析しているときには、できるだけニュートラルに分析をするということが大事だと思っています。判断をするときも、あまり本来スタンスをとるべきじゃないわけですけれども、そのときにいろいろなほかの条件を加味して、優先順位どうなるんだろう、今の財政どうなるんだろう、10年後、20年後、状況はどう変わりそうかということを考えて、オープンに議論するべきだと思っています。分析段階ではスタンスを、自分のスタンスが分析に入らないようにするということは、私、コンサルティング会社勤務のときから、もしくは理系でいろいろ実験をしているときからたたき込まれたことでありまして、いろんな仮定、シミュレーションするときには細かい仮定を置いていくんですが、その仮定のとり方、ちょっとずつ自分に有利なというか、自分の思いに近いほうをとっていくと、それが積み重なって随分違うシミュレーション結果が出てきますので、そういったところは気をつけなければいけないと思います。

記者)
 オープンデッキバスについてです。またとない機会というか、珍しい機会になると思うんですが、改めて、知事のこの事業にかける思いをお聞かせください。

知事)
 30周年、こういう20周年だとか30周年だとかという記念の年というのは、これ本当にすごいものをつくったんだな、ここにあるんだな、嬉しいな、ありがたいな、もっと使おうという、この初心に戻ってみんなでお祝いする、また新たな気持ちでプロモーションを再開する素晴らしい機会でありますので、是非盛り上げたいと思っています。
 その際、ふだんと違う経験ができるというのは大変いいことでありまして、これは地元の皆さんからも要望がありまして、開通のときにはみんなで歩いたんだよとか、マラソン大会というのもいいじゃないかと、これ本当にそう思います。私自身も開通のときには自分自身家族と一緒に歩いて、本当に素晴らしい思い出になっていますけど。
 これ先ほど、30年の間、もう二十数年間、ずっと料金が高過ぎてあまり使われていなかったのが残念だというふうに申し上げました。あまり使われていないときは、逆にそこを一日止めてみんなで歩くというのが可能だったわけでありますが、今本当に料金が下がって、大変有効に活用をされています。そこを止めてしまうと、本当に血を止めるようなことになりますので、事実上それはもう無理だと。そういう制約の中で、非常にいいアイデアが実現できることになったのかなと私自身大変喜んでおりまして、例えば倉敷美観地区で、特に外国人の友達を連れていくときには必ず人力車に乗ってもらうんですけれども、人力車の目線は、せいぜい、どうでしょう、50センチか数十センチ上がるだけなんですが、それでも気分がいいんです。私、ラクダに乗ったことがあるんですが、ラクダだと、さあどうでしょう、1メーターか2メーターぐらい目線が上がるんですけれども、ものすごく気分がいいです。ですから、このオープンデッキバスで橋の上から見る景色というのはまた随分違うんじゃないかな、私自身是非体験したいと、まだちょっと日程の都合上よくわかりませんが、思っています。

記者)
 出た質問の関係です、知事査定の関係で、そんなに大きな規模にはならないかもしれないがというふうにおっしゃられたんですが、その大きな規模にはならないというのは、これは例年の査定額と比べてというようなことでしょうか。

知事)
 例年の査定額もそんなに大きくないわけですが、私自身、一番最初の年ですとか2年目は、これは随分ここをこういうふうに考えたほうがいいんじゃないか、これはどうなんだという、もともと民間人ですので、経営者ですので、その役所のやり方ということとは随分ギャップがありました。それをこの5年間かけて、県庁の皆さんが私の思いにある程度納得してくれて、じゃあそしたら確かにこれはやってみる価値があるかな、これやってみようということで寄ってきてくれた部分もありますし、私自身が、事情をいろいろ聞いてみたら、そんな簡単じゃなかった、いや、確かにこちらのほうが現実的だということで、考えが県庁のほうに近くなった部分もあると思いますけれども、明らかに5年前と比べてお互いの考え方のギャップは縮まっておりますので、この要求段階で、これはもう随分違うから、ここはもう私自身で変えさせてもらうよという部分は小さくなってきていると思っています。

進行)
 それでは、以上をもちまして知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
ありがとうございました。

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