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トップページ 知事記者会見 2017年6月30日知事記者会見

2017年6月30日知事記者会見

会見写真

今議会を終えて

 私からは、3項目、お話をさせていただきます。
 まず、先程、閉会いたしました6月定例会についてでございます。
 今議会では、県政全般について、幅広いご質問やご意見をいただきました。
 産業用地の確保につきましては、空港南産業団地の造成や市町村営団地の開発支援に取り組むとともに、団地開発の主体となる市町村との意見交換や他県事例の調査研究を進めるなど、企業ニーズに応じた用地の確保に取り組むことにより、県内の生産や雇用への誘発効果が期待できる企業の誘致につなげてまいります。
 少子化対策につきましては、第1子、第2子、第3子それぞれの壁に対応した総合的な取組を推進するとともに、合計特殊出生率の分析結果を活用し、市町村と連携して県全体の少子化対策の底上げを図ってまいります。
 また、多様化する保育ニーズに的確に対応するため、先月開設した保育士・保育所支援センターを活用し、人材の確保に努めるとともに、現在進められている保育の量の見直しに基づき、一層充実した保育サービスが提供できるよう、市町村を支援してまいります。
 今後とも、県政の基本目標である「生き活き岡山」の実現を目指して、全力を尽くしてまいりたいと存じます。

香港でのプロモーションについて

 次に、香港でのプロモーションについてでございます。
 来月3日から7日までの5日間、香港を訪問し、観光情報の提供や農産物のPRを行ってまいります。
 観光情報の提供につきましては、香港の一般消費者を対象に、本県の観光の魅力を伝えるセミナーを実施するとともに、今回初めて中国・深圳において、現地旅行会社やメディアを対象とした観光説明会を開催することとしております。また、中国5県で連携して、広域で周遊する観光の魅力を現地旅行会社などに紹介することとしております。
 農産物のPRにつきましては、香港へのより一層の輸出拡大を図るため、ぶどうと桃の魅力や美味しい食べ方などを、現地輸入事業者や販売店等に直接伝えるプロモーションを開催することとしています。
 併せて、香港航空を訪問し、岡山-香港線の定期就航に関して、感謝の気持ちをお伝えするとともに、今後の安定した運航について、意見交換を行う予定としております。
 このたびの訪問を通じまして、本県の魅力を精一杯お伝えし、香港からのさらなる誘客と農産物の輸出拡大につなげるとともに、岡山-香港線の安定運航に向け、引き続き、積極的に取り組んでまいりたいと存じます。

多言語コールセンターについて

 最後に、多言語コールセンターについてでございます。
 明日7月1日から、多言語コールセンターのサービスを開始いたします。
 このサービスは、外国人観光客の受入環境の充実を図るため、観光関連施設でのコミュニケーションが円滑に行えるよう、通訳・翻訳のサービスを提供するものです。これまで外国人の受入れに消極的だった、比較的小規模な観光関連事業者の皆様が、インバウンドに取り組む契機となればと考えております。
 サービス開始に先立ち、6月5日から、登録する施設などを募集したところ、一昨日までに186件の登録をいただいているところでございます。
 登録は、今後も随時受け付けることとしておりますので、外国人観光客の受入れに取り組む、より多くの事業者の皆様に、ご活用いただきたいと存じます。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 今議会の話でお伺いします。一般質問に立たれた議員の方の数が16人、ここ10年で最も少なかったということなんですけど、まずそのことについての受けとめをお伺いいたします。

知事)
 これは私が決めることではございませんので、そういうことなのかなということでございます。もともと5日目というのは予備日ということでありますので、正規のところを下回ったわけではないとは思っております。県によって随分一般質問の日数は違うようでございまして、東京都議会は1日、岡山県議会は4日または5日ということで、それぞれ違うんだなと思っております。

記者)
 今の関連で、県議会側の声なんですけども、知事をはじめとする執行部からの回答が物足りないと、不十分ではないかといったような声、そういうことが質問に立たれる方の少なさにつながってるんじゃないかという声が出てるんですが、このあたりの声に対する受けとめはいかがでしょうか。

知事)
 私自身は、時々むしろ自分の答弁が非常に説明口調で長過ぎるという逆の御指摘を受けることもあるぐらいでございまして、これはそれぞれの方の受けとめ方なのかなと思っております。我々とすれば、それぞれの御意見には真摯に対応していきたいと思って、説明が足りないというのは我々としても望んでおりませんし、くど過ぎるというのも議会のテンポを遅らせることになりますので、我々としてどういう答弁、説明が議会の議論の活性化につながるのか、これからもしっかり考えていきたいと思っています。

記者)
 一つの捉え方として、県としてどうするのかということについての言及が少ないという点が、市町村がやりますとか、市町村をサポートしていくというふうなところも、これは役割分担という部分もあるんですけども、県としての姿勢がどうなのかということについての姿がなかなか見えない、そういう御指摘もあるんですが、そのあたりはいかがでしょうか。

知事)
 御指摘はそういう部分もあるかもしれません。これも分野によるわけでありますけれども、もともと市町村がするべき基礎自治体の仕事に関しては、我々は支援するということでありますし、教育の立て直し、しかも義務教育ということに関しては、とりあえずこれは県は高校レベル、小学校、中学校が市町村レベルの教育委員会の管轄ということは重々承知の上で、私はこの4年半この義務教育のほうに積極的に関わってきたわけでございます。分野によって、原則は原則、それからどうするかということについて、我々の考え方をしっかり説明していきたいと思います。

記者)
 議会の話ですが、一問一答方式でも、なかなか最初のお答え以上に話が進まないと。今回も一問一答を選ばれた方が多いんですけども、議会活性化のためということで一問一答方式を取り入れられたと思うんですが、それでも話が深まっていかないという声もあるんですが、そのあたりについてはいかがでしょうか。

知事)
 聞き方、答え方によってそれぞれ違うのかなと思っておりますけれども、一括質問よりは一問一答方式のほうが、人間の考え方の構造上わかりやすい、人間が考えるロジックに沿ってお答えができますので、議論が深まりやすい構造なのかなと私自身は思っておりますけれども、それをどう生かしていくか、これから工夫をしていく余地があるかもしれません。

記者)
 多言語コールセンターについて質問させてください。
 ホームページの告知や事前説明会などでニーズの掘り起こしはされたと思うんですけれども、実際186件寄せられました。知事として、この186件という数字をどのように、多い、少ない、もろもろでどのように受けとめてますでしょうか。

知事)
 せっかく開設するわけですので、我々が狙っている、先ほど申し上げましたように、ちょっと規模が小さいので、自分たちで中国語がしゃべれる人を雇うには至らないような方に是非参加していただきたいと思っています。
 県内にある小規模な観光関連の事業者の数と比べれば、186は決して多い数ではございません。ただ、告知をするというのはなかなか大変なことでありますので、とりあえずスタートするに十分な数というものは募集できたのかなと。これについては、私ちょっと実数を知りませんが、例えば湯郷温泉のあたりで3件ぐらいが登録をして、使い勝手が良かったよということになれば、周りに広がっていくと思いますし、これは今日をもって締め切りを終えるというものではございません。先ほど申し上げましたように、随時受け付けておりますので、是非サービスの開始がまた評判を呼ぶようないい仕事をしていきたいと思ってます。

記者)
 多くの方に活用してもらいたいということですが、具体的にどのような方針を持って広げていきたいんでしょうか。

知事)
 これはとりあえず無料のサービスとしてやっているわけであります。有料サービスは非常にわかりやすくて、心配するのは、需要が少なくて採算を大幅に割れるということだけが心配であります。
 どんどんどんどん評判を生んでお客さんが増えてくるときには、有料ですので、そこから収入がありますから、その収入も使いながら、新たに人を雇って業容を拡大するというのは比較的簡単でありますけれども、無料のサービスがどんどんどんどん需要が膨れ上がると、今度それに係る費用というものが膨れ上がるわけでございます。
 ですから、まず我々として一番波及効果が高い、必要とされている方にしっかり活用していただいて、その先これからどう考えていくのか相談していきたいと思います。

記者)
 186は多い、少ない、どう受けとめてますか。

知事)
 とりあえず良かったと思ってます。

記者)
 関連です。予算の関係もあると思うんですが、一応今年度末までということですけれども、その先については現時点ではどう考えてますか。

知事)
 予算は基本単年度でありますので、ここで何年とお約束しているものではないんですが、とりあえずまだこれまでなかったサービスですから、まず近くの人が使ってるのを見て初めて、じゃあうちもやってみようかということになろうかと思います。1年というのは、大体慣れた頃、定着した頃に来ますので、ですからよほど何かアイデア倒れだったということにならない限り、1年で終えるつもりは現在ございません。需要がどんどんどんどん増えたときに、無料のままでいるのか、それとも、これはもうすごくありがたいから、実費ぐらい払うよみたいなことになるのかどうなのか、利用される皆様の評判もこれから聞いていきたいと思ってます。

記者)
 香港でのプロモーションの関係なんですけれども、岡山県の魅力を伝えるということは大きなことだと思いますが、観光面と農産物の面、それぞれもう少し具体的にどういう点をアピールするのかお伺いします。

知事)
 香港からのお客様は今大変増えておりまして、2014年度が9,500人ちょっと、2015年度がほぼ1万7,000人です。2016年度が4万人を超えてる。正確な数字で14年度が9,520人、15年度が1万6,979人、それから2016年度が4万133人、これが国別宿泊者数の香港ということでありますけれども、大変な伸びを示しているわけでございます。
 香港全部で700万人ですから、中国とかと比べると随分もともとの数が少ないわけなんですが、本当に日本好きの方が多くいらっしゃいまして、もう日本は5回目だよとか10回目だよという方も結構な割合でいらっしゃるわけであります。
 例えば、北欧から日本に初めて来たという人は、大抵ゴールデンルートに行かれます。東京、京都、大阪、富士山ということなんですが。3回目、4回目になってくると、岡山県も十分チャンスが出てくるわけでありまして、実際には2回目からチャンスがあるわけでありまして、そういう点でも香港は非常に我々とすればありがたい場所なのかなと思っております。また、来られた方の満足度も高いと伺っておりますが、香港で岡山の知名度は必ずしもまだまだ高くありません。というのは、すごくチャンスというか、今ここで知名度を上げておかないのは本当に損だなと思っています。
 大体ここの国はこんなものというのが定着してしまうと、あと、リピートすることが多いんです。例えば引っ越しをされた後というのは、その周りでおいしいレストランとかちょっとした惣菜屋さんとか何があるのかなということで、いろいろ当たってみるじゃないですか。それで、ここがよかった、ここはちょっと私には合わなかったといろいろやって、2、3か月ぐるぐる回って、大体これでいいやと思ったら、あまり次新しく探しに行かなくなるというのが普通の人の行動パターンですので、その探し回っている最初の3か月の間にいかに来てもらって気に入ってもらうかというのがすごく大事でありまして、今このインバウンドで、さあ日本へ行こうといって、増えてるときに、日本に行くときに、さあ、東京、京都、富士山、北海道、どこに行こうかという定番の中に岡山を入れていただけるかどうかというのは、ちょうど引っ越して探してるときと同様に、アピールできるかどうかというのがものすごく大きいわけです。大体定着した後でその中に割り込もうというのは、ものすごい、何かコンクリートが固まってからそこに入っていくような難しさがありますので、今私非常に力を入れてるところでございます。
 農産物の輸出についても、ちょっと近いところがあります。日本の例えば果物と言いますと、日本の果物はおいしいねというのはかなりの方が御存じなんですけれども、その中で普通の人は日本の果物というのは大体桃とかはみんなおいしいよねということなんですが、その中でこれだけ違うということをできるだけ早く多くの方にわかっていただくというのは、これすごく大事なことですので、要するにマーケットが成熟する前に、いかに正しい知識もしくは岡山県にとって有利な状況を作っていくかということで、両方において頑張っていきたいと思っています。
 今回、試食も計画しておりますし、これ見ただけだと、地域によっては桃というのは赤いもんだという、赤くないと熟れてないから白いと何か糖度が低いと思い込んでいる方もいらっしゃるそうです。実際この試食というのはコストがかかるんですが、試食していただき、こんなにもおいしいとは思わなかったと言われるのは、私も何度も東南アジアに行って試食を自らしてもらって、もうその顔つきで何度も経験をしているところでございます。影響力のある方に是非とも試食していただいて、岡山の桃のおいしさを実感してもらえたらと思っています。ブドウも当然そうです。輸出量はブドウのほうがむしろ多く、ブドウ9、桃1ぐらいの数量でありますので、ブドウも当然しっかり売り込んでまいります。

記者)
 昨日、日産のゴーン会長が視察に参りましたが、県から要望を伝えて、それに対してゴーン会長は具体的な数字をもって生産をしっかり行っていくということを述べてましたけれども、改めてその回答を受けての、県としての受けとめをお伺いします。

知事)
 本当に我々とすれば、期待と不安というものを、去年日産さんがアライアンスに参加されるということがわかってからずっと持ってきたわけであります。
 実際、水島は素晴らしい場所だし、キャパシティーはまだ余ってるのでしっかり使ってほしい、サプライヤーの皆さんも非常に頑張ろうと思ってるということを私がちょっと興奮ぎみにお伝えしまして、もうそういう心配はしなくていいんだと、我々としても水島の工場、それからその関連企業を含めたこの水島の価値というものは非常に高く評価をしていると。その発表されたとおりの話で、この3年間で6割アップ、6割アップというのは基準が2016年、随分下がった年ですから、それが平年と比べてどうなのかなみたいなことを頭で考えながら追ってたわけでありますけれども。
 とにかく競争力を付けてほしいということは言われました。みんながみんな伸びるということは期待しないでほしい。ただ、全体として私はここからの生産というのは伸びると確信をしているし、サプライヤーの皆さんからの調達も大きく増えると私は確信をしているというお話でありました。
 実際、私が去年の9月にゴーンさんのところに行って、30分お時間いただいてやり取りをしたわけですが、あのときはまだ水島についてそんなに調べられてるとか知識を持たれてるという感じでは当然ありませんでした。それから、現地の須江所長やその他の皆さんから随分日産とやり取りをしてるんだという話もあってのこの力強い反応ですので、いろいろ分かった上で私もしくはいろんな方の前で、もう水島をどしどし使っていくということをはっきり公言してくださったということについては、私は非常に力強いものを感じました。

記者)
 今月の頭ぐらいに、操山高校の自殺をめぐって、御両親から知事宛てに第三者委員会を設置してくれという要望が出されたかと思うんですが、それについての調査だったり、そのあたりはどのように考えられていますか。

知事)
 これは、申し上げてよかろうと思いますけれども、28日、一昨日に御遺族の御両親とお会いして、思い、御要望を直接お伺いしたところであります。これまで私、全ていろんな問題について全部私のところに持ち込まれて私が決裁するというのは、組織を使ってする仕事にならないということで、基本的にはそれぞれの担当部署が処理をすると。これはこの問題に限らず、対応してきたわけでありますが、今回御両親からの要望書の最後に、知事はこれまでいろんな情報を教育庁を通じて得られてこられたでしょうと。そうなると、どうしてもバイアスがかかっているのではないかということを心配しています。是非我々から見た状況、我々の思いについても聞いていただいた上で決断をしてほしいということがありまして、それは確かにそうだなと。私は立場上、これまでこの件に関して得た情報はほぼ全て教育庁から得ているわけでありまして、それに私はバイアスがかかっているとは思っていませんけれども、バイアスがかかっていたとしても気がつけない立場にいることは事実であります。
 今回、御両親のお話をお伺いして、本当に辛いことがあって、ずっと、ほぼ5年、苦しまれてこられたんだなということがひしひしと伝わってまいりました。是非、これからどういう形にするかは関係者とも相談して決断することになりますが、公正中立な調査をするためにどういう組織を作ればいいのか考えていきたいと思います。

記者)
 追加ですが、そういう意味では第三者委員会を作って調査をされるというところは、基本的にはやっていこうという考え方なんですか。

知事)
 決めたわけではありません。ただ、きちんとした調査をするということは大事だなと、私自身は現在そのように思っています。

記者)
 香港のプロモーションで、香港航空との意見交換、先ほど安定運航ということを言われてましたが、昨年3月に就航したときは毎日運航で、その後減便になっている経緯がありますけど、ここでは増便のこととかは要請されるんでしょうか。

知事)
 これまでのおつき合いで、香港の航空会社に限らず、航空会社というのは、本当にすごい乱気流の中で上昇志向を持って経営をされてるなと思います。我々の需要予測からすれば、3便、4便ぐらいがちょうどいいんじゃないですかと思ってるときでも、ここは毎日でいこうというふうにどんと提案されて、搭乗率のほうは大丈夫なんですかと聞いても、いやいや心配ないからと言われる。で、その後、突如どかんと下げられるみたいなことがあったり、通年運航しようというお願いを聞いていただいて、これは良かったとお礼を言ったら、通年運航する前にこの便がなくなってしまうことがある。我々の考えるスパンよりも非常にきびきびとした決断をされる会社が多いわけであります。我々とすれば当然強制はできないわけですが、とにかく搭乗率を上げて、その便の採算がいい状態を保つというのが安定運航の一番大事なところであるということはよく理解をいたしております。
 そのためにも、助成をするということよりも、台湾なら台湾、香港なら香港で岡山の魅力をきちんとできるだけ多くの方に知っていただく、もしくは岡山は関西と近いですから、関西の空港、要するに東京、大阪の空港は今キャパシティーがいっぱいになってきています。また、ホテルもキャパシティーがいっぱいになってきていますので、岡山から入ろうか、岡山で泊まっておこうかというそういう使われ方も十分あり得るということも聞いております。岡山の使い勝手の良さもしくは魅力をしっかりアピールして、これから減便が全くないとは言えないような状況ですけれども、できるだけ安定もしくは便数を増やす方向でアピールしていきたいと思っています。

記者)
 もう一点、多言語コールセンターにも関わるんですが、岡山県内でもインバウンドが急増してますけども、一方で県北の宿泊施設なんかではなかなかまだ県南ほどという声もあるんですけど、それにはどう対応しますか。Wi-Fi整備とかがあると思うんですけど、それはどうでしょうか。

知事)
 これはゴールデンルートがあれだけにぎわっているにもかかわらず、岡山県がゴールデンルートと比較的近いにもかかわらず、日本に宿泊した外国人の何%のシェアがとれてますかというときに、47都道府県はほぼ50ですから100%を50で割ると大体2%じゃないですか、平均すると。それで、2015年の数字で、岡山県は0.3%しかとれてないと。ですから、普通に単純平均したときの10分の1をちょっと超えた程度ぐらいしか取れてないということです。やっぱり最初は、一番有名なところもしくは一番便利なところに行かれるというのは、これは我々がアメリカに初めて行ったときとかフランスに初めて行ったときって、パリには行くけどなかなかその先に行けないよねというのと似たようなことが起きているわけであります。
 ようやく岡山とか倉敷にはお越しいただけるようになった。これは例えば東京の人が温泉に行こうかというときに、まず最初に行くのは熱海に初心者は行くわけですけれども、そのうちいろんな温泉に行ってくると、ちょっと奥のほうにおもしろい温泉があるんだよとかということになっていくみたいなもので、本質的に景色が素晴らしい、食べ物が、空気がおいしい、人情の厚い県北はこれからじわっとチャンスが出てくるわけでありまして、Wi-Fiの整備ですとか、二次交通の整備ですとか、もしくは御紹介ですとか、いろいろなことを通じて、これから、県北に限らず、魅力があるんだけれども、利便性もしくは知名度でまだまだインバウンドの波の恩恵を受け切れていない地域を支援していきたいと思います。

記者)
 企業立地についてお伺いをします。
 5月末に玉島ハーバーアイランドに3社の立地が発表されました。また、4月には浅口市への広島の福留ハムの立地協定が締結されるなど、最近活発な動きが見受けられます。知事は、現在の立地状況をどう感じておられますか。

知事)
 私、この仕事についてから4年半でありますけれども、大変岡山のポテンシャル、岡山の立地条件がいいということもありまして、企業の皆さんに御評価いただき、進出していただけていること、大変嬉しく思っています。
 ただ、実際私が知事になったときの状況を申し上げますと、これまで岡山県は何十年にもわたっていろいろ土地を造成、開発してきたわけでありますけれども、企業の皆さんからの要望が非常に強い県南内陸部、人を雇いやすくて、アクセスが良くて、自然災害の心配がほとんどないというところについては、土地はほとんどございません。これまで造成したけれども今の時点で売れていないという県の工業団地、市町村はまた別にあるんですけれども、がほぼ100ヘクタール、1平方キロ分ありまして、3分の1が県北、3分の2が県南。県南にあるじゃないかということなんですが、ほとんどが沿岸部ということであります。玉島ハーバーアイランドと笠岡の団地については埋め立て地の状況を丁寧に説明し、県北といっても雪はそんな大したことないんですよとかアクセスも意外といいんですよとか、岡山県の場合、工場が全部流されるような津波になりませんよと、そういった具体的な説明ですとか、もしくは規制の緩和ですとか補助金の仕組みの変更ですとか、いろいろなことをしてまいりました。
 ただ、新しいいろんなお問い合わせで、需要は県南内陸部が高いのは、これはもう今でも事実でございます。それをいかに開発主体となる市町村の皆さんがいい物件を開発していただけるか、我々としてもこの立地調査を通じて売れる物件を開発していただく、なかなか難がある場合には相談をさせていただいて、売れるように開発を変えていくということが大事かなと思っています。
 是非、つくって売れないというのが残念ですし、売れるのにつくれないというのも残念ですので、きちんと売れるような団地をこれから開発していきたいと思っています。

記者)
 さらなる誘致に向けての岡山県の取組でありますとか、アピールポイントについて教えください。

知事)
 とにかくこれだけ条件がいい場所というのはなかなかないと思っています。大体晴れていること自体、非常に操業環境がいいということなんですが、普通は晴れると水が足りなくなります。晴れているのに水が豊富にあるとか、もしくは大体交通の便のいいところは土地がぐんと上がってしまったり、いろんなマンションとかが建ってこれ以上物をつくれないことが多いわけなんですが、岡山の場合はまだ本当に平野が中四国でも非常に広いこともありまして、土地があります。これが工場に使えるかどうかという国の規制の問題では非常に苦労をしておりますけれども、土地自体は存在をしている。また、地価も非常にほかの県の工業用地と比べて安定をしている。ちゃんと採算が出る水準で購入することができるような地価になっているということで、私は、これは実際に企業立地セミナー等で企業の皆様から、でもやっぱり岡山は本当に条件いいよと、これは楽しみだよ、あともうぴたっとする土地さえあればもう絶対行くよ、みたいなお話を何度も伺っております。これからもしっかりこのポテンシャルを生かしていきたいと思います。

記者)
 県立高校生の自殺の件ですが、どのような形での調査をされるか、いつまでに決められるのか、お伺いします。

知事)
 御両親の要望書の中に、7月25日までに回答してほしいということがございました。
 私これからすぐ香港に行くわけですが、その間にもそれぞれの担当者が検討をして、私が香港から帰ってそう日数を置かないうちに決断をして、御両親にお知らせしたいと、このように考えております。

記者)
 7月中旬ぐらいですか。

知事)
 それもちょっといろんなものが立て込んでおりますので、どこのタイミングでそれぞれの段取りができるかわかりません。でも、必ず7月25日までには結論を出したいと思っています。

記者)
 要望書の中で、御遺族が県教委ではなく、県に設置してほしいというふうな感じで、この点についてはどのように受けとめられていますか。

知事)
 私、御両親と初めてお会いをして、お話をお伺いして、本当にお辛かったんだなということをひしひしと感じました。また、最初の何回かのボタンのかけ違え、その事実については私も認識はいたしておりましたけれども、残念ながら御両親はもう現時点で学校関係者ですとか教育委員会に信頼が持てないようなことになっています。ですから、調査をするにしても、私はどこに事務局を置くとかというよりも、それが公正で中立であるということが大事だと思っていますし、それを関係者がきちんと納得、了解できるというのが大事だと思っています。この形に納得できないと、その結論がどうであってもなかなか納得するということには普通一般論としてならないだろうということでございます。
 他方で、これも一般論ですけれども、私自身もしくは県庁は警察と教育については形の上では直接タッチするようなことになっておりません。権力からその2つは切り離すということで、公安委員会があり、教育委員会があり、ということでありますので、何かするにしても必ず教育委員会、教育庁に頼んで行うという形、私の教育行政は全てそういうことになっておりますので、ここに置いたから、我々が動けるようなたてつけにそもそもなっていないという問題が根本的にございます。
 ですから、どういう形が公正中立であって実際に動いていくのか、これはしっかり考えていかなければいけないと思ってます。

記者)
 全国の例では、そういった意味で県教委さんが調査委員会を設置される、でもやっぱり御遺族の不信感が拭えずに、2つ目の調査委員会ということで、またさらに調査に時間と労力がかかっているというのが現状なんだと思うんですけれども、そういったことも踏まえて、大津のいじめの事件でも、市長自身がリーダーシップをとって動かれたことでいじめ防止法にもつながりましたし、そういった知事のリーダーシップという意味で、自ら指示をされて調査組織をつくられるということは考えられませんか。

知事)
 今いろいろな可能性を考えてもらっているところでございます。

 それでは、以上をもちまして知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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