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トップページ 知事記者会見 2016年2月2日知事記者会見

2016年2月2日知事記者会見

会見写真

平成28年度当初予算(要求ベース)の概要について

 私からは、1項目お話をさせていただきます。
 平成28年度当初予算については、各部局からの要求状況について、先月15日に御説明させていただいたところであり、今月15日には、当初予算案としてとりまとめることとなりますが、それに先立ち、現時点で見込まれる平成28年度の収支の状況などについて概況を御説明いたします。
 資料1ページ「1 予算要求額」をご覧ください。平成28年度当初予算要求額については、先月15日に発表したものであり、一般会計の総額は、7,197億円と、対前年度比2.0%、141億円の増となっております。
 次に、「2 歳入見込み」であります。今回見積もった歳入の主な内容についてでありますが、まず、県税全体については、対前年度比3.5%、83億円増の2,457億円を見込んでおり、県税のうち、法人関係税については、平成26年度の税制改正により国税である地方法人特別税が、法人事業税に復元されることなどにより4.2%増の533億円、地方消費税については、個人消費の持ち直しなどにより、6.6%増の688億円を見込んでおります。地方譲与税については、地方法人特別譲与税の減が見込まれることなどから、対前年度比10.9%、37億円減の305億円を見込んでおります。地方交付税及び臨時財政対策債については、平成28年度地方財政対策を踏まえて算定した結果、地方交付税と臨時財政対策債を合わせた額は、対前年度比2.3%、48億円減の2,064億円を見込んでおります。
 その他の一般財源では、地方交付税の精算による歳入減や、大規模工場等立地促進補助金などのあらかじめ見込まれた財政需要への対応として積み立てた財政調整基金の取り崩し、58億円などを計上しております。
 特定財源については、歳出予算の要求内容に合わせた国庫支出金や県債などであり、地域医療介護総合確保事業費や参議院議員選挙執行費などの国庫支出金が増となるほか、
国営事業負担金にかかる分担金・負担金の増などにより、全体で対前年度比4.5%、66億円増の1,523億円を見込んでおります。なお、「岡山県行財政経営指針」の中長期目標に、退職手当債の発行抑制を掲げていることから、平成28年度においても退職手当債の発行抑制を図り、対前年度比10億円減の60億円を計上しているところであります。
 以上により、歳入全体では、対前年度比1.8%、124億円増の7,155億円となっております。
 資料2ページ「3 一般会計予算(要求ベース)の収支見込み」をご覧ください。平成28年度の一般会計の収支見込みについては、現時点での歳出要求額と、今回見込んだ歳入額との差し引きで42億円のマイナスとなっております。
 次に、「4 平成27年度当初予算との主な増減要因」であります。歳出については、先月15日にご説明したものと同様であります。歳入については、先ほど申し上げたとおり、県税収の増などにより、対前年度比124億円の増となっております。
 次に、「5 現時点での収支を踏まえた対応」であります。先月15日に公表した当初要求額は、現在、国の補正予算に呼応し、地方創生加速化交付金事業など、平成28年度当初予算で想定していた事業の一部を、平成27年度補正予算に前倒しして実施するなどの組み替え作業を行っているところであり、一定程度減額になるものと考えております。また、未来の岡山県の発展のため、私がより一層力を入れたい部分でさらに必要と感じるところへの事業の追加を検討しており、これらを反映した最終的な収支については、今月15日にお示ししたいと考えております。
 次のページでは、参考として「地方一般財源総額の推移」、「社会保障関係費の推移」、「一般会計県債残高の推移」をお示ししていますのでご参照ください。
 平成28年度当初予算の概要は以上ですが、予算要求の中にも、今年度予算の執行を踏まえた改善や工夫が盛り込まれ、好循環の動きをさらに進めようという意欲を感じているところでございます。私としても、好循環のもとである教育再生や産業振興に加え、おかやま創生の実現につながる事業を中心に事業追加を検討し、今月15日には、現在検討中の国の補正予算に呼応した緊急対策に係る2月補正予算案と当初予算案とを一体的にとりまとめたいと存じます。 
 私からは以上でございます。

質疑応答

記者)
 収支見込みのところで、歳出歳入の差し引きで42億円の財源不足なんですが、これについて率直に知事の受け止めを。

知事)
 私が知事に就任した直後にも予算を作成する過程でマイナスが出て、大変、苦慮をいたしまして、予算でマイナスっていうのはどういうことだっていうことで、随分、庁内でやり合ったわけでありますけれども、大体40億円程度のマイナスというのは、予算執行の段階で例年取り戻してきた額でありまして、これ自体大きな問題にはならないと考えております。
 ちなみに、この3年間、大体39億円であったり40億円で、1億円単位でぴったりおさまるようなものではないですけれども、大体40億円前後の収支改善というか、不用が出てきております。全体の予算の中でいえば1%に満たないぐらいのことなんですけれども、それ以上なかなか予算の精度を高くするということが難しいということになります。

記者)
 そうすると、重篤というか問題のものではないということですね。

知事)
 ここでのマイナスよりも、きちんとそれぞれのお金が有効に使えるだろうか、使えているだろうかっていうことが非常に気になりますし、県債残高をいかに抑えた中で必要な施策をしていくかということが気になるところでございます。私が就任してから、何とかその後の純粋な県債っていうのはずっと下がり続けているわけですけれども、臨財債と合わせた借金というものの総額が、これまでずっと増えてきたわけでありまして、それをいかに押さえていくかいうことが非常に気になるところでございます。

記者)
 先ほど事業の追加をということでおっしゃってましたが、大体どれぐらいの規模になりますでしょうか。

知事)
 毎日、それぞれの担当者とやり取りをしているわけでありまして、私の思いはかなり入っているなと思っております。そんなに大規模な追加をする予定は昨年と同様ないわけでありますけれども、幾つか考えております。昨日、発表をさせていただきました航空路線の補助についても、タイミング的に私の追加ということになるのかなと考えています。

記者)
 法人関係税を見ましたら増減率で4.2%ということで、過去2年は10%を超えるぐらいの伸びだったと思うので、若干鈍ってるような印象を受けるんですが、このあたりについてはどのようにお考えでしょうか。

知事)
 これは結果としてそうだということではなくて、我々が主要企業にアンケートをした結果から、これぐらいの伸びになるんじゃないかっていうことを想定した数値であるわけでありますけれども、特に、岡山で税収を出してくださっている企業は、全国平均よりも中国経済と密接な関係にある会社が多いっていうことでありまして、中国経済の減速を日本経済全体よりも強く受けているのが要因だと我々自身は分析をいたしております。

記者)
 今年に入って教員の不祥事が3件相次いだということなんですけども、それに対しての知事のお考えを聞かせていただきたいのと、もう一点、昨年8月も相次いだときに知事は組織の問題かという御認識を示されたと思うんですが、また起きてしまったということで、再発防止に向けた具体策をどういうふうにお考えになってるか、2点教えてください。

知事)
 不祥事が相次いでいることについては、ひたすら残念です。私とすれば、学校の先生、大変忙しい、いろいろ悩んでいる先生方に対して、予算制約の中でできる限りのことをしているつもりではあります。事務の補助ですとか、今回初めて部活に関する負担を軽減したりですとか、学校警察連絡室も私は上手くいっていると思っていますし、いろいろ知恵を絞って頑張っているわけなんですけれども、総体とすればこの思いが通じてるんだろうかと残念に考えることもあります。ただ、冷静に考えれば、1万7千人いる先生方の中で不祥事を起こしてるのも本当に例外的な存在でありますので、そういった数人のことで全体たるんでるんじゃないかっていうふうに言うのが本当に正しいのかっていうのは、私もよく分からないところであります。
 再発防止策についてなんですけれども、私自身が直接指揮をしているわけではありませんので、是非、教育長以下、教育庁の皆さんにはしっかり考えていただきたいですし、教員の皆さん自身、自覚を持って取り組んでいただきたい。ただ、不祥事があるたびに同じことを言ってるのは、非常にもどかしいところではございます。

記者)
 もう一点、教育関連なんですが、教科書検定をめぐって検定中の教科書を教員が閲覧していたというのが全国的に問題になっていまして、文部科学省の資料では、岡山県内でも延べ80人と、それから59人が謝礼を受けていたとの資料がありますが、これに関してどういうふうにお考えでしょうか。

知事)
 私自身、教育の分野に身を置いたことがないので、そこでの常識がどういうものか承知していないということをまずお話しした上で、聞かれたので敢えてお答えをしますけれども、私自身、これがどの程度よくないのか、本当のところはよくわかりません。
 まず、ルールがあったのにそれを破ったっていうのは、その時点でよくないなというふうに思います。ただ、私、以前、ビジネス界にいましたので、自分たちのつくった教科書が、どういうところが好評で、どういうところが不評なのかっていうことを使っている現場の生の声を教えていただいて、次の改善に生かすということは当然やるべきことですし、真面目に教科書を作っている人であればあるほど知りたいと思うことですので、接触を禁じているルール自体がどうなのかなという思いもございます。
 ただ、現場で使っている人であれば、本当に問題ないと思うんですけども、それが教科書を決める権限のある人っていうことになると、当然、意図ですとかが違ってくるわけでありまして、そこについては、やはりきちんとしたルールを決めて守ってもらわなければいけないかなと。謝礼が、その金額がどの程度の金額なのか、私のいた業界とはまたちょっと違いますので、私自身、そんな金額で心が動くなんてことは一切ないわけですけれども、それで本当に心が動く人がいれば、影響力を行使したということにもなりますし。とにかく、疑われるようなことがないように襟を正すっていうのは、これはそのとおりです。

記者)
 先日、国勢調査の速報値が出て、県人口も予想どおりかもしれないんですけれども減っていました。率直なその感想と、改めて少子化対策、人口減対策についてのお考えを。

知事)
 人口問題っていうのは、全ての政策の基礎になりますので、こういった現実というものについては目をそらさずに、きちんと向き合わなければいけないなと。それぞれの地域でどういうふうな動きになっているのか、要因がどうなのか、我々自身、きちんと受けとめて、分析して、アクションに生かさなければいけないと考えています。
 国立社会保障・人口問題研究所の以前の予想よりは、結果は良かったということを聞いておりますので、岡山県が少し人気が出てきたことも反映してるのかなとは思うんですけれども、減ってるのは間違いありませんし、それも減るときのカーブってジェットコースターも同じですけど、天井から最初のところはほとんど落ちてるのか落ちてないのかわからない状態で、そこから落ち出すと、一定のスピードですっと落ちていきます。そのすっと落ち出したところに入っていますので、ここからかなり気合いを入れて馬力をかけていかなければ、本当に人口減が止まらない状態になるんだなあという実感を持ちました。

記者)
 予算の関連ですが、県警察本部で新しく起きた問題で、今年度、すでに実施設計に関する予算が計上されているんですけれど、県警察本部としては見直しが必要になったということで、新たに追加で8千万円要求してると。このことに対する受けとめをまず伺いたいんですが。

知事)
 県警本部庁舎の事業は、私が承認をして計画についても教えていただいておりまして、後楽園の景観問題がこういう形で影響を及ぼすということは、当初、私自身も想定していなかったことでありますので、最初に聞いたときにはびっくりしたわけであります。 今、10カ所か近くに分散している警察機能を集約していくということは、非常に大事なことでありまして、是非、県民の安全安心のためにもできるだけ急いで進めていただきたい。後楽園の景観というのも県民の財産でありますので、しかも建ててしまうと、その後で壊すなんてことは現実的に不可能ですので、建てる前にしっかりシミュレーションをして、後で、「こんな形になると分かっていれば、もっとしっかり設計変更したのに。」っていうことにならないように、今のうちにいろいろ考えておく。これ両方大事なことでありまして、是非、良いかたちで、2つ大事なものをバランスがとれた案にしてもらいたいと思っています。
 当然、設計変更などせずに、最初からできればよかったんでしょうけれども、新たに分かった問題について対応するというのは、これは仕方がないことだと思います。

記者)
 今、本当におっしゃったんですけれども、初めに分かれば8千万円、まあ8千万円までいくかどうかっていうのは分からないですが。

知事)
 8千万円が最大いうことで、要求がなされたと聞いております。

記者)
 ただ、事前に準備できることはあったんではないか、それに備える必要があったんじゃないか。いずれにしても、特に8千万円っていうのはかなりの額ですので、ここまでなってしまったっていうことについては、ちょっと問題もあるかなと思ってるんで、そのあたりいかがでしょうか。

知事)
 当然ながら、結果的に言えば、「最初から分かっていれば、よかったよね。」っていうとこなんですけれども、全く景観を無視していたわけではないわけでありまして、私も最初の頃から方向として、そんなにどんと入ったところで岡山城とかぶるわけじゃなくって、入ってから随分左の方に、東の方に行って田んぼの方まで行くとかぶるという程度ではありますけれども、注意しなきゃいけないということは分かっていた。
 ただ、御案内のとおり、結局のところ木で隠しているというのが、後楽園の景観を保持している一番の要素でありまして、その木のここがへこんでいる、ここは、今ちょうど木が育ってるとかっていうことで、随分影響を受けます。あと、現に行ってみればお分かりのとおり、幾つかのビルについては、隠しようがない形でとんと出ちゃってるわけですよね。そういった現状の中で、どの程度考えるかっていうのはなかなか難しい。ここよりも下だからこれは確実にOKだ、ここよりも上がってるからダメだっていう、そういうものではありませんので、いろいろ検討を進める中で、思っているよりもちょっと影響が出てきたなっていうことが分かってきた、感じられるようになってきたということですので、誰かを責めるのはなかなかかなあっていう気もいたします。

記者)
 お気持ちはよく分かるんですけれど、ただ、結果として結果責任っていうのが一つはあると思うんですけれども、要は、事前の調整でバルーンを上げられたりとか、今、ドローンを飛ばされて、それによって、よりよく見てみると分かりましたということなんですけれども、ただ、それにしてはちょっと見通しが甘かったんじゃないかな、という印象も受けるんですよね。もっと、条例といいますか、計画といいますかが後で引っかかるということが考えられるのであれば、あらかじめそこも詰めた形で調整されるべきではなかったかというふうに思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。

知事)
 本当に、一般論とすれば、そうだなあと思うんです。ただ、実際、敷地いっぱいいっぱいに建てていまして、盛り込むべき機能っていうのはまああると。そもそも、10カ所近くに分散しているものを何とか1カ所に統合したい、かつ、また、できてから5年間は大丈夫なんだけれども、10年もたたないうちに、また、分散せざるを得なくなったですとか、若しくは、できたときから分散を覚悟してるっていうことでは、何のために集約したのか分からないっていうことで、いろいろ詳細に設計をしていったらこういうことになったっていうのは、これは、私自身、実務者としていろいろな条件を入れながらつくっていったら思ったよりも大きくなった、高くなったっていうのは、いろんな作業であることでありますので、結果は残念なんですけれども、それが、やり方がおかしかったっていうふうには、今の時点で私には思えない。残念なことだが。これが、もし、敷地が2割、3割余裕があれば、随分いろんなやり方があったんだろうと思うわけであります。

記者)
 ということは、もう、手続に全く問題なかったというふうな捉え方なんでしょうか。

知事)
 私がビジネススクールで学んだ概念で、ビジネス・ジャッジメントいうことがあるわけですけども、それぞれの時点で不完全な情報であるけれども、そのときにある情報の中ではいい判断を積み重ねて、後から振り返ると、「ああ、そうか。」っていうことはあっても、私は、それぞれの時点でのジャッジメントに、明らかに「これはおかしかったな。」っていうのは、今、説明を聞いた段階では感じられないところであります。ただ、残念ではあります。

記者)
 予算の関係で1つ。先ほど県債のお話で、今回、臨時財政対策債の現状がかなりの額になっているということですが、県債っていう意味では、臨財債を含めた今後の動向っていうのをかなり注視していかないと、県財政にも大きな影響が出ると思いますので、そのあたりも含めての受けとめを教えていただきたい。

知事)
 財政の問題については、かなり深刻に認識をいたしております。ほかの国、この100年ぐらいで起きたことを見ても、財政が厳しくなる、借金を支えられなくなった場合には打つ手が急速に狭まってしまって、一番極端な場合、デフォルトになると国民の福祉水準を大きく切り下げざるを得ないといったことは、何度も起きているわけでございます。 私自身、国の財政に直接影響を及ぼせるような立場ではないわけでありますけれども、少なくとも岡山県の財政については、でき得る限り健全な状態に保つ、若しくは、より健全な状態にもっていくということが大事だと思っています。私が引き継いだ時点で、石井前知事が引き継いだ時点よりは格段によくなってるわけですけれども、それでも全国の県の平均と比べてかなり悪いわけでありまして、改善の努力はまだまだ必要だと思っています。

司会)
 それでは、以上をもちまして知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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