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トップページ 知事記者会見 2015年9月2日知事記者会見

2015年9月2日知事記者会見

会見写真

梅木選手(環太平洋大)の柔道世界選手権での初出場優勝について

 皆さん、おはようございます。私からは、3項目、お話をさせて頂きます。 
 まず、環太平洋大学の梅木真美選手の柔道世界選手権の活躍についてでありますが、
先月、カザフスタンのアスタナで開催された柔道世界選手権において、初出場で見事優勝を飾られたことに対しまして、心よりお祝いを申し上げます。女子78キロ級での日本選手の世界選手権制覇は、平成15年、2003年以来、実に12年ぶりの快挙であります。
 環太平洋大学では、バルセロナオリンピック金メダリストの古賀稔彦総監督の指導のもと、人一倍の努力を重ねられ、力と技を磨き、20歳の若さで一気に世界の頂点まで駆け上がられました。梅木選手の柔道にかけるひたむきな姿勢や、真っ向勝負を挑む姿は、県民に夢や勇気、大きな感動を与えるものであり、県としては、岡山県スポーツ特別顕賞を贈呈して、その御活躍を称えたいと考えております。

平成27年度全国学力・学習状況調査結果について

 次に、平成27年度全国学力・学習状況調査結果についてでございます。
 このたび、全国学力・学習状況調査の結果が公表されましたが、小学校では、これまで重点的に取り組んできた算数の基礎・基本について改善が見られ、家庭学習時間も増加傾向にあるなど、取組の成果が現れているものと考えています。一方、中学校では県と全国の平均正答率の差が昨年度に比べ縮小しておりますが、依然として厳しい結果でございました。また、スマホ・ゲームなどの使用時間が全国平均より長く、家庭学習時間の確保に向けた改善が十分進んではおりません。
 こうした状況を踏まえ、教育県岡山の復活に向けて、落ち着いた学習環境の実現を目指し、実効性のある取組を学校・家庭・地域と共に、ねばり強く続けていくことが大切であると考えております。また、生き活きプランに示している「小・中学校ともに10位以内」の達成については、依然厳しい状況でございますが、学力向上策をぶれずに進め、継続して取組を進めていくことが重要であると考えているところでございます。

県立高校の教員の不祥事について

 最後に、県立高校の教員の不祥事についてでございます。
 先日の県教委職員の不祥事を受け、気を引き締めて個人の自覚や組織を見直すように通知があった矢先に、またもや、教員の不祥事が発生したということは、いったいこのことをどう捉えているのかと、残念で仕方の無い思いでいっぱいでございます。
 今、県を挙げて、教育再生に向け、一丸となって取り組んでいる最中に、その教育への信頼が大きく揺らいでいる重大事態であるという現実を踏まえて、現場の教員一人ひとりに、「自分は、組織の一員として非常に重要な仕事をしているんだ。」という強い自覚を求めたいと思っており、県教委にもその徹底が図られるよう取り組んでほしいと考えているところでございます。
 私からは、以上でございます。

質疑応答

記者)
 全国学力テストについて、生き活きプランに10位以内という目標を掲げられていますが、これは継続していかれますか。

知事)
 これは継続いたします。正直、なかなか厳しいと思いますけれども、方向性、今やっていることは正しいと思っておりますので、先ほど申し上げましたように学力向上策、ぶれずに進めていきたい。この3年という期限内に達成できないかもしれませんけれども、その旗はそのまま高く持って、それに向かって努力を続けたいと考えております。

記者)
 それに向けて実効性のある取組を進めるということですが、具体的にはどの辺りのことを指しているのでしょうか。

知事)
 今やっていることを急にこの時点で変えるつもりはないんですけれども、成果が出ているところ、なかなか出ていないところがさらに明確になってきたなと考えています。我々もとにかく表面のところ、直しやすいところを簡単に直すっていうことではなくて、根本のところから始めていこうとしています。それは、例えば知育、徳育、体育ということでいえば、皆さんが一番興味があるのは多分知育というところだと思うんですけれども、徳育なんだ、体育なんだと、きちんと生活習慣を正すところから始めるんだ、学校の規律を取り戻すところから始めています。
 あと、基礎ということでいえば、小学校がバラバラで中学校が良くなるということは考えられませんので、どの中学生も小学校を通過しているわけですから、小学校をきちんとしなきゃいけないということで言えば、今、小学校の方が改善の度合いが大きいというのは、我々が小学校に力を入れていることが出ているのかなと。あと、積み上げ科目である算数、それも算数の基礎に力を入れているわけなんですけれども、それは前回のテストでも今回のテストでも小学校の算数、特にA問題が良くなっているというところに現れているんだろうと思います。
 学校での時間の使い方もさることながら、家庭で質のいい時間を過ごしてもらいたい。3食きちんととる、早く寝て早く起きてもらう。テレビばっかり、ゲームばっかりしないで睡眠ですとか読書の時間、宿題の時間をとって欲しいということも頑張っているつもりであります。大変御協力もいただいておりまして、スマホの適正使用についてPTAですとか地域の皆さんに働きかけてもらって、自主的な活動もどんどん全県で広がっているわけでありますけれども、先ほども申し上げましたとおり中学生の家庭学習時間は伸びていないと、スマホ、ネットの使用時間も高止まりをしてしまっているというところに、まだまだ我々一生懸命やっているつもりではありますけれども、それが実際の行動に結びついていないっていうことが明らかになりました。こういった点についてさらに頑張っていかなければいけないと思っています。

記者)
 不祥事について、教育委員会に対しては要望として述べられたと思うんですけど、知事が考えられている具体策はどのようなものですか。

知事)
 私自身が具体策を考えるつもりはありません。それは教育委員会の方で考えたり、それぞれの学校長が考えることだと思うんですけれども、具体策については、例えば校長を呼び出して何か一日研修会を開くことが本当に解決策なのかどうか、私にはちょっとよく分かりません。通達を出すことが解決策なのかは分かりません。しないよりは多分した方がいいんだろうというふうに思うんですけれども、必ず免罪符のように通達を出すのは、通達はそんなに邪魔にはなりませんけれども、呼び出すということになれば、今でも忙しいと言われているのにさらに出張が増えることになりますし、これをすれば無くなるであろうということよりも、私がコメントで申し上げましたように、とにかく現場の教員一人ひとりの自覚、これしかないと思っています。
 県教委の場合は、最初の倉敷での暴行事件についても、岡山市教育委員会の不祥事が発覚して通達を出した当日に起きているわけでありまして、当人にきちんとした自覚があれば起きるはずの無かったことでありますし、これは一人ひとりの心がけを上げるための組織としての対応であろうと思っています。これは企業経営にも通じるところで、簡単ではありませんけれども普段からの努力だと思っています。

記者)
 その辺りのことは、教育委員会にも伝えられているんですか。

知事)
 何度も教育長と会って、これはどうするべきかと、報告を受けたときに話をしています。これが解決策だからこれをしてくれたまえみたいな会話にはなっていません。なかなか難しいっていう話、お互い意見交換をしました。

記者)
 今回の学力テストでの家庭の学習時間とかゲーム、スマホの時間が長いという問題が改めて分かったわけですけれども、なかなか教育委員会として家庭の生活態度まで介入するのは難しいっていうのがあって、呼びかけ以外に県としてどのようなことができるとお考えでしょうか。

知事)
 実際に難しいです。私自身が行政、政府が家庭生活まで入ることに対して民間人の頃に否定的な考えを持っていたぐらいの人間ですから、したいわけではありません。ただ、この状況を見れば、少なくとも働きかけをするいうことはしなければならないだろう、子どもたちの将来のことを考えてもするべきだと思っています。当然、最後決めるのはその子どもたち、それから御家族、御両親の皆様ですから、御家族の方も納得いただけるように我々は説明をしていかなければいけないと思っています。
 大抵の場合、お父さん、お母さんも、「うちの子どもが何とスマホを3時間以上、4時間、家にいてスマホ漬けになっている。これは頼もしいことだ。」と思ってることはほとんど無いわけでありまして、親御さんも正直困られている。これをどうすればいいんだろうということに対して、我々が働きかけをしたり解決策の提案をさせていただくということになります。
 午後9時以降、スマホを使わないようにしようというのは、かなりの親御さんにも歓迎をされている我々からの提案でありまして、必ずやこれから1年、2年でもっともっと浸透していくと私は信じています。私が思っている、期待しているほど早く成果があらわれていませんけれども、そういった具体的な取組を通じて必ずや岡山県の子どもたちがより健全な時間の使い方、後から考えてあの頃にいい生活を送ってたなあ、そのおかげで今の健康でやりがいのある日々があると思ってもらえるようにしていきたいと思っています。

記者)
 この問題に関連して、子育て世代でもある知事として、普段家庭の中で、例えばこういう工夫しているとか、こういうことを話してしているとか、私はこうしているよっていうのを少し教えてください。

知事)
 子育てに関しては、10人いれば10通りのやり方、考え方、うちは放任主義だとか、いや、きちんと管理するからこそ自主性が10年後に育まれるんだ、いろいろあると思います。私自身、そういういろんなそれぞれの人の思い、うちはこれでやったからうちの子どもはこんなに立派に育ったみたいな話をいろいろ聞いているだけに、私自身の子育ての経験、もしくは私がどう育ったかっていうことを教育委員の皆様に押しつけたりすることは控えております。これで成功した、あれはどうだっていうこともないんですけど、ただ私自身思うのが、やはり手を掛けるって大事なんだろうなあっていうことです。私自身は結構放任されたと自分では思っています。両親から「勉強しろ」って言われたことほとんどないんですよ。勝手にやれみたいなことではむしろありがたく思っているんですけれども、いろいろ同級生の話を聞き、本を読み、やっぱりいつでも受け止めるよっていう態度を示すっていうのは大事なのかな。それを私ができてるかどうかっていうのはまた別としまして、子ども2人からそんな素晴らしい父親だっていうような評価はいただいていないような感じですけれども、優良可でいえば良ぐらいの、もしかしたら可ぐらいの評価なんですけど、ただ何かあったら常に受け止めるということは大事なのかと。大したことが言えなくて申し訳ございません。

記者)
 政府関係機関の地方移転については、すでに締め切られていると思いますが、岡山県も複数要望されて、中でも森林技術総合研修所とか複数の県と競合するような施設もあったと思うんですが、このあたり誘致をどう実現されるのかという戦略について伺いたい。

知事)
 とにかく、決めるのは我々ではありませんので、我々とすればしっかりアピールをするということですし、選定に当たってはきちんと岡山の強みをアピールできるものにしました。あともう一つは、ちょっとそれとはずれるんですけれども、公募リストをいただいたわけですけれども、その中でそもそも首都圏にないもの、もともと地方にすでに分散されているものを引っ張るようなことはやめようということで、例えば筑波にあるものを、これらは首都圏にあるものを筑波に分散させたわけですし、あと広島とか他県にあるものもありますけども、それを岡山に引っ張ってくることが日本全体としてどういう意味があるのかっていうこともありましたので、岡山県にとってもありがたいし日本全体にとってもありがたい、いいことであろうというものを選びました。  あと、それぞれの研究所であったり機関によって特徴が違いますので、この機関にとって岡山県の市町村っていうのはきちんと合ってるんだっていうことを、これからもしっかりアピールしていきたいと思っています。

記者)
 提案が他県と競合しているところを勝ち抜いていくというところは、いかがでしょうか。

知事)
 岡山の方が向いていることを言っていく。岡山は御案内のとおり災害のことですとか交通アクセスのことですとか天候のことですとか強みがありますし、岡山県としてもしっかりサポートをして行きますよっていうことは、これからもお伝えしようと思っています。

記者)
 先週の金曜日なんですけども、県企業局が高梁川から取水して笠岡の2市1町に水を供給している笠岡共用導水路の一部が漏水したという発表をされてまして、断水とか今のところ大きな実害っていうのは出てないと思うんですけども、重要なライフラインであって、かなり危機感が必要がなんじゃないかなと私は思ってます。こういったライフラインの老朽化対策、計画的な点検はやられているとは思うんですけども、今後どのように進めていかれるのかというのを教えてください。

知事)
 おっしゃるとおり戦後やり替えた、戦前からのものも当然あると思いますけれども、高度経済成長期のときに造ったものが随分老朽化をして更新期を迎えています。これは配水管だけではなくて、道路、橋梁、ダム、堤防もそうですけれども、いろいろなものがそういうことになっています。実は、土木予算、公共工事予算のうち、30年前であれば更新のための予算というのは本当に微々たる割合しか必要としなかったものが、今、維持管理、更新のための費用の割合がどんどん増えています。これは国の試算によりますと、ストック量は分かっているわけですから、何年たったら大体こういう工事が必要だ、更新が必要だっていうこともほぼ分かっていますので、長寿命化の努力はするにしても、このままいくと数十年後、30年後のあたり、もう少し手前だったりしますけれども、今出している公共事業費よりもその維持更新費のほうが上回ってしまうという試算まであります。現に、岡山県でもシーリング、前年と同じっていうことだととても回らない。実際には10%以上伸ばしたいっていう状態であります。ここは命に関わるもの、もしくは遅れると劣化が急速に進むものから進めていかなければいけない。これは今、国の指針に従って岡山県が持っている資産のリストを作って、どのようにそれぞれを維持していくのか、長寿命化していくのか、ファシリティマネジメントということはしっかりやらなければいけないと思っています。非常に大事なことだと思っています。

記者)
 「もんげー岡山!」というキャッチフレーズができて1年ぐらい経つと思うんですが、1年ぐらい経ってどうなのかっていうところと、「もんげー岡山!」、知事の目から御覧になって浸透しているのかというのを2点お聞かせください。

知事)
 「もんげー岡山!」、もう1年経ったんですねえ。一言で言えば、「もんげー効果があった」と是非言いたいと思っております。私も最初にその企画案を見たときには、「もんげー」っていうのは私自身使ったことが無い訳で、実際に発表をしましたら、いや、そらやっぱり岡山だったら「でえれー」だろうとか、「ぼっけえ」だろうっていうお話も伺ったわけなんですけど、元々これは県外での認知度向上のためのものですから、今、県外で流行っている妖怪ウォッチのコマさんの「もんげー」っていうものを上手く生かしたというか乗っかったという企画でありまして、随分反響があったなあと。そもそも、岡山県民にとっても「もんげー」って何っていう話ですし、岡山の一番の問題点はイメージが悪いものを良くするっていうことじゃなくって、イメージそのものはそんなに悪くはないと思うんですけども、あまりに気にされていない、思い出してもらえないっていうところですので、話題になるということ自体が私は成果だと思っています。「もんげー岡山!」の関連の動画が57万回、この1年間で再生をされたということでありまして、とにかく何だこりゃ、そもそもこの言葉の意味は何だ、何でこんなところにあるんだとか、気づいてもらう、不思議に思ってもらう、話題にしてもらう、その全てが岡山県にとってはありがたいことでありまして、これからもっともっと効果が出るように頑張っていきたいと思っています。

司会)
 それでは、以上をもちまして知事定例記者会見を終了いたします。

知事)
 ありがとうございました。

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